第2回名阪モタード走行会後編2011年11月09日 22時48分27秒

前編より続く。

午後の部はハスク試乗会より開始。
試乗ゼッケン1と好都合。まずは449から乗る。
前回も乗ったし、町中での試乗もしたことがある。
その時は完全ノーマルであったが、今回はアクラポ付である。
ノーマルは規制に適合しないと売れないわけで、かなり抑えられているらしい。
その影響で調子悪かったりするのは普通だとか。
俺のもチャンバー変えるまではまともにアイドリングせんかったのだ。
国産ではありえないが、とりあえず登録出来るようにしておいたのであとは各自で
勝手にやれということだろう。
わかっていて買うのはいいが知らずに買うとなんじゃこりゃあ!となる可能性がある。

前に乗ったときは物凄いギクシャク感があった。スロットル操作に過敏に反応する。
発進で開けすぎるとバスッと止まりやすい。慣らし済めばまた違うようである。
外車オフの常でシートは高い。これは125以外全車共通する。
岩石のように硬くもある。乗る度に坂口征二のアトミックドロップ食らうわけである(笑)。
一部のツーリングモデルを除き長距離での快適性は全く考慮されていない。
これは国産にはない割り切りである。格好いいというだけで買うと後悔必至。

単気筒とはいえ高回転型のため下ではトルク感はない。
下から開けるとノッキング気味で吹けていく。
慣らし済めば違うのかもしれない。
パワーバンドでは爆発的に加速する。4気筒とは全く感覚が異なる。
レスポンス良すぎて無闇に開けることは出来ない。
慣れたら相当な速さを見せそうである。
上は1万ぐらい回るのか?
マフラーだけだと真のフルパワーにはならないように思う。
試乗車の仕様は確認していない。

車体はどうか。スイングアームピボットとドライブスプロケットが同軸となっている。
エンジンの印象が強烈すぎてその辺はわからなかった。
足回りは125と比べてかなり締まっている。
アクセル戻す程度では前が残るというか、立ちが強い感じである。
セッティングによるのか?
それとも前を下げたまま曲がるのが前提か?
有無を言わさずフルバンクだったりして(笑)。
この辺は乗り方次第かもしれない。

続いて250。最近モデルチェンジした最新型である。
ほとんど新車のようであるが、449のようなギクシャク感はない。
排気量の差か、449のような暴力的なフィーリングはない。
こちらはノーマルマフラーであった。
明らかに抑えていると思うがそれでも速い。
フィーリングが良く好印象。
250をベースに排気量拡大すればおいしいかもしれない。
ものすごい回り道であるし費用も相当であろうが。

車体は449のみ全く異なる。
これはダウンドラフトエンジンの構成に合わせて車体を作っているからだろう。
車体の感じは俺の125と似ている。
足回りのグレードを上げ締めた感じ。
449よりも感覚が合うのでエンジン同様好印象。

次は旧型250。2007ぐらい?でキャブである。
これのみレインタイヤ履いていた。ドライ路面では感触が変。
ふらっと倒れ込むというか、切れ込むというのか。
そのためコーナーではかなり抑えて走った。
タイヤのせいで良い印象全くない。

最後に4スト125。外品マフラー付。
マフラー以外はノーマルのようである。
はっきりいって速くない(笑)。
向こうでの15馬力規制に合わせているので仕方ないのである。
エンジン回っているだけ。えっもう終わり?状態である(笑)。
水冷DOHCであり、改造次第で化けそうな雰囲気はある。
規制された状態で評価するのは酷という物である。

車体は基本的に2ストと同じなので、俺のと似ている。
ただエンジン重いのでややもっさりした感じはする。
結局は試乗車完全制覇。

モタード走行会201111 021

試乗タイム中に天気怪しくなってくる。とうとう雨が。
わかりにくいが本降りである。すぐに止んでももう乾くことはないな。
レイン無しでピーキーなエンジン特性では走れたものはない。
結局、KXはわずか3周の命であった(笑)。

希望的観測であるが止みそうな気がするのでハスクにウォーマーを掛けて待機する。
しかし止む気配はない。時折強く降ったり。
走行時間になるが誰も走らない。しばらく様子を見る。
ここで雨をものともしない兵出現。おぉ~。
レースでなく走行会なので誰もレインタイヤなど用意していなかったはず。
濡れるのは諦めるとしても、レイン無しでは…
どないすんねんと待機していると、コントロールタワーの主催者から俺に走らんのか!
と名指しされてもうたわ(笑)。
しゃないのう、ここで意を決して走ることにする。
完全ウェットで乾くことはありえないのでウォーマー掛けてもすぐに冷えて意味はない。
そのためとうに外してあった。
走り出すと雨は小降りに。大雨やと絶対走らんわ。

恐る恐る走る。時折ちゅるりんとなる。
しかし意外にもα12は雨でもいける。何度かやばい状態になるが大事には至らず。
いけるとはいえかなり抑えている。無理したらイクのは必定。

モタード走行会201111 025

徐々に走るライダー増えていく。
本来ならクラス分けであるがもはやそんなことは関係なく、走りたければ勝手に
走れということになった(笑)。
時にはバトル勃発してたりして(笑)。
寝ていなければ全開にしても、そこそこブレーキ掛けても問題ないのである。

何とか転倒せず、走行終了。
時折強く降ったが俺が走っている時にはたいしたことはなかった。
この日は気温高めであった。10℃であれば酷寒であったのは間違いない。
そうなれば絶対走ることはなかっただろう。

荷物多いため早めに片付ける。
この時雨降らなかったので助かった。
場合によっては走るよりも濡れることがある
また来年も企画あるようである。次は晴れることを期待したい。

モタード走行会201111 027

スライダー使用済み(笑)。こういうのはサーキット走行では必須である。