さらばKX2017年07月10日 21時21分15秒

KX売却 001

SL購入に当たり置く場所確保するためKXを処分することになった。
ここ数年はただ持っているだけだった。
もうええわ、いうこと。
しかしながら無くなるとなれば惜しいような気がしてくる。
実に勝手なものだ。
場所だけでなく資金の都合もある。

処分後、クレームを受けた。
スローとメインが入っていないという。
キャブは外した状態で保管していたが、ジェットはどうしたか覚えていない。
処分の前にエンジンを始動したが調子悪かった。
放置プレーしていたからだろうと思っていたが、そんなこととは。
ホンマに全く覚えていない。
ジェットはどうしたんやろ?

どっかにあるはずや。また探すわ。
もうエエ!こっちで用意したわ!とメッチャ怒っていた(笑)。

ジェット無しでもエンジン掛かるとは。
ジェット無しだと何番ぐらいになるんやろ(笑)。

KX85エンジンOHその52012年12月03日 21時28分39秒

その4より続く。

すでに終わったが先日の阪下に間に合わせるべく完成を急いだ。
ただ積むだけだがかなり苦戦したのだ。

KX85エンジンOH 048

何をするにも整備性が悪い。小型軽量化を進めるため無理をしているのか。
他社も同じか?
バラバラのままでは非常に場所を取るため、動かせる状態までは組んであった。
色んな部品が邪魔となるので潔く外してしまった方が楽で早い。
そのためまたばらすことに。

KX85エンジンOH 050

KX85エンジンOH 051

フレームに載せるだけならすぐにできる。
しかしスイングアームピボットがフレームのみではなく、クランクケースにも
存在するためピボットをを通すのが困難。
フレーム-スイングアーム-リンクーケース以上x2。
通すには全ての穴が1直線に揃えないと不可能。
スイングアームにホイールを付けた状態では重くて微妙なコントロールは不可。
ばらす時でさえ、困難であったが組むのはさらに困難。
おまけに腹下1箇所で支えるのみなので不安定で危険である。
手順も間違えると締め付けできなくなる。時間がないのにこれか…

KX85エンジンOH 052

どれぐらい苦闘したか?
なんとか搭載完了!二人でやると安全かつ、早いのだろう。

KX85エンジンOH 053

KX85エンジンOH 055

KX85エンジンOH 056

補機類、外装他組んで完成。二度とやりたくない(笑)。
実際やることはないと思うが。
水を入れてエンジン始動。
OH後とはいえ、相変わらず潰れているような音がするな(笑)。
エア抜き完了後、ふと気付いた。そうオイルを入れていない!
これは焦る。
掛けた時間はごく僅かなので組んだときのオイルで問題はないと思うが…
急いでやると普通ならありえんような失敗をすることがあるのだ。

KX85エンジンOH 054

さてスプロケットはクリップで止まっているが、これがくせ者なのだ。
プライヤーを掛ける穴は閉じていないタイプ。
これだと外すときにクリップが捻れることが多く、飛んでいったり変形させたり…
常時予備を持っておくべし。
付けるときには失敗しにくいが慎重な作業が必要。

計画を発動してから完成まで半年以上を要した(笑)。
まとまった時間取れないし、他にも色々やっていたのでそうなった。
時間があくと作業手順忘れて余計に時間掛かる。



北斗02

完成したのは阪下の数日前。
最後はもう、パワーでいてこましたったわ!(笑)。
一度、走行したわけだが問題はないようだ。

阪下2012年11月25日 20時19分21秒

23日は阪下でカワサキ主催のイベントがあった。
前日に雨が降った時点でやる気喪失。
貸切のイベントでなければ行くことはないがそういうわけにはいかない。

タイヤはミディアムを選択してあった。雨も想定してソフトも持っていった。
コース状況がわからないためミディアムのまま走る。

阪下201211 010

阪下201211 007

阪下201211 008

阪下201211 011

阪下201211 012

走るとこんな状態に。チャンバーで瀬戸物ができる(笑)。
ゴールドチェーンだがそんなことはわからない(笑)。

阪下201211 006

昼からは回復するとの予報であったが逆に昼から雨が降る…
雨に煙るPLの塔。
その予報もあってミディアムにしたがソフトでいくべきであった。
泥まみれになるとタイヤ替える気など起こらない(笑)。
結果的には走る前にタイヤを替えるべきであった。

レースではないがレース風で走ることになった。
レース気分ということで1周だけ。
レース風でもレースと名が付けば速く走らなアカンと思うのが不思議である(笑)。
とりあずは無難にまとめてみた。
しかし、終わってからこけたなどとは言われんな(笑)。

昼からは奥の方へ行ってもよいとのことで行くことに。
降る前でもなかなかのコンディションであった。
まとまって降った後はどうなんだ…
まずは長い登りのストレート。真っ直ぐ走らん(笑)。
粘土っぽいとは知らなかった。うねうね車体が動く。
何飲んどんねんと思うやろ(笑)。
ソフトでもアカンやろ。トレールタイヤで突っ込む兵もいたが全く走れないようだ(笑)。
走り出した以上は後戻りできない。とにかく1周回るしかない。
短ければまだましだが、かなりの距離がある。
バンクが現れると嬉しい。上は締まっているのだ。
水たまりも嬉しい。突っ込むとタイヤがクリーンになる。
新雪ならぬ新泥がとにかく滑る。サーキットで走るようなペースではない。
迂闊に止まると再スタート出来ない可能性が。
なんとか無事に帰ってきた。
もう1回行くか?そんなことはない。絶対に(笑)。
一同、それで一致した。

まだ時間はあるのでモトクロスコースも走る。
1コーナー手前の登り。晴れていれば何ともない。
しかし、ここもかなりきている。
登り切る直前、失速。こけるのを耐える。
しかし、結局はこける。その時上体がねじれ背骨が折れたかと思った。
こんな所でこけると一人では起こすことさえ困難。
足場が悪く平底のMXブーツでは全くグリップしない。
ましてや再スタートなどまず無理。
一人ではどうにもならずスタッフに助けてもらって下まで降ろした。
この時点で燃え尽きた…
雨が降るとオンではありえないコンディションの変化が起きる。
あの泥沼と比べると…。
今回はそれよりはるかにマシであった。

KX85エンジンOHその42012年10月10日 20時41分41秒

その3より続く。

KX85エンジンOH 032

エンジンはとうに上がっていたが、その後の作業をする時間はなかったので
放置されていた。その期間2ヶ月。
ばらすと場所がものすごく必要で邪魔でしょうがなかった。
そんな理由もあり、とりあえずはエンジンだけでも終わらせないといけない。

KX85エンジンOH 035

クランクベアリング死亡。錆の影響かゴリゴリ。
エンジン内部は吸排気から外部と通じている。
そこから湿気が侵入し錆びたらしい。
時々エンジン掛けるか湿気対策しないといけないようだ。

KX85エンジンOH 034

ケース関係の交換部品。これだけで1万ほどとそれなりになる。
交換の判断はばらしてみないとわからないのでバイク屋に任せた。

KX85エンジンOH 036

KX85エンジンOH 037

まずはクラッチから組んでいく。
思ったより消耗はなかったのでそのまま使った。。
とはいえやはり板の消耗はある。近いうちに替えることになるだろう。
板やスプリング自体は過去に何度か交換している。
泥沼を走ると一撃で死亡したこともある。
クラッチが終わればシリンダーへと進む。

KX85エンジンOH 040

KX85エンジンOH 041

ピストンに傷はあるが、綺麗な方なのでそのまま使用。

KX85エンジンOH 039

排気バルブをシリンダーに取り付ける。
久しく放置したためどう組むのか忘れていた(笑)。
ここは他社と比べて凝った造りとなっている。
特許が関係なくてもメーカーとしては同じやり方はできないのだろう。

KX85エンジンOH 044

シリンダーをケースにつけてから、排気バルブ操作ロッドを付けようとすると
シリンダーと干渉し不可能。もうちょっとでイケそうでイケない。
このもどかしさ。
この辺の構造はもっと考えてもらいたい。

KX85エンジンOH 045

一旦シリンダーを上にずらして取付完了。

KX85エンジンOH 047

シリンダー関係の交換部品。
各種ガスケットも当然新品である。

KX85エンジンOH 046

エンジン完成。あとは車体と合体するのみ。
その5へ続く。