シリンダー死亡 ― 2010年09月02日 20時44分30秒
北神戸走行中に止まったトラブル。その日の内に開けてみた。
見ての通りである。ピストンピンのクリップがなくなっていた。
シリンダ。ちゃんとハメたつもりだったが…
希にクリップの不良もあるようであるが、はっきりしない。
クリップ脱落によるトラブルは割とあるようである。
走行中にクリップがはずれるとどうなるのか。そんなことは言われずともわかる。
いつもここは慎重に作業する。うまくはまってなくても、すぐに外れるとは限らないとか。
ちょっとありえんような話がある。訳もわからんと自分でエンジンばらして
滅茶苦茶に組んだ。ピストンピン入れてクリップをハメる。ここまでは普通である。
さらにピストンの穴にもう1個ハメた漢がいるとか!
漢と書いて”おとこ”と読ませる男。漫画の読み過ぎや(笑)。
つまりは片側にクリップ2個入れたわけである(笑)。
どういう仕組みか知らんでもそんなことせんやろ(笑)。
当然クリップは走行中にシリンダに接触し、トラブル発生したとか。
それでも1レースその状態で走ったということである。驚愕としか言いようがない。
ケースには破片(粉)が付着。当然中にも入っているだろう。
ヘッド内面にも付着。
清掃後。ささくれが何カ所かある。
クリップがピストンとシリンダ内壁の間に挟まれたため、リングが内側に追いやられた。
外れた反対側にリングが偏っている。
外れた側は圧縮が漏れて、エンジン止まった訳である。
吸気側にも破片による傷がある。
このままでは使えないので修理必要。そこでTテックに向かった。
現物を見ながら修理の可否を検討する。
ピストンは完全に死亡しているが、シリンダの傷はポートの下側に多い。
上側の傷はまだ浅いので1ミリオーバーのボーリングでいけると思うとのこと。
ポート下はボーリングしても傷は残りそうだが、性能には影響しないので気にする
必要はない。
ピストンがシリンダの下部に位置するということは、ポートが開いている。
ここでは圧縮漏れは関係ないということだろう。
ヘッドはハードチューンすれば潰れずともこれ以上にささくれだつのが普通らしい。
この程度であればかなり綺麗な方ということである。
ケース内の清掃も兼ねてOHも依頼した。しばし時間必要なようである。
ボアアップしてからシリンダ開けるのは初めてである。2回しか走っていないが(笑)。
Tテックでは走行に至らず、吹かしているだけで潰れたことがあるそうだ。
やる前にイッていた訳や(笑)。
なくなっていたクリップはいずこへ。ケース内に落ちるケースは少なく、大概は
排気されるとのこと。OHしてみればわかることである。
この機会に各部チェックする。
リング溝に焼けあり。リング溝にはカーボンは付着していない。
排気側。多少当たりあり。
ピストン裏の焼け。
反対側のクリップは問題なし。
排気側。
吸気側。
当たりやピストンへのカーボン付着あるがこの程度はノーマルでもなるので
セッティング外しているわけでも潤滑不足でもないとのこと。
水温は今で75℃程度である。
80℃越えると対策必要らしいが、今のところ十分である。
見ての通りである。ピストンピンのクリップがなくなっていた。
シリンダ。ちゃんとハメたつもりだったが…
希にクリップの不良もあるようであるが、はっきりしない。
クリップ脱落によるトラブルは割とあるようである。
走行中にクリップがはずれるとどうなるのか。そんなことは言われずともわかる。
いつもここは慎重に作業する。うまくはまってなくても、すぐに外れるとは限らないとか。
ちょっとありえんような話がある。訳もわからんと自分でエンジンばらして
滅茶苦茶に組んだ。ピストンピン入れてクリップをハメる。ここまでは普通である。
さらにピストンの穴にもう1個ハメた漢がいるとか!
漢と書いて”おとこ”と読ませる男。漫画の読み過ぎや(笑)。
つまりは片側にクリップ2個入れたわけである(笑)。
どういう仕組みか知らんでもそんなことせんやろ(笑)。
当然クリップは走行中にシリンダに接触し、トラブル発生したとか。
それでも1レースその状態で走ったということである。驚愕としか言いようがない。
ケースには破片(粉)が付着。当然中にも入っているだろう。
ヘッド内面にも付着。
清掃後。ささくれが何カ所かある。
クリップがピストンとシリンダ内壁の間に挟まれたため、リングが内側に追いやられた。
外れた反対側にリングが偏っている。
外れた側は圧縮が漏れて、エンジン止まった訳である。
吸気側にも破片による傷がある。
このままでは使えないので修理必要。そこでTテックに向かった。
現物を見ながら修理の可否を検討する。
ピストンは完全に死亡しているが、シリンダの傷はポートの下側に多い。
上側の傷はまだ浅いので1ミリオーバーのボーリングでいけると思うとのこと。
ポート下はボーリングしても傷は残りそうだが、性能には影響しないので気にする
必要はない。
ピストンがシリンダの下部に位置するということは、ポートが開いている。
ここでは圧縮漏れは関係ないということだろう。
ヘッドはハードチューンすれば潰れずともこれ以上にささくれだつのが普通らしい。
この程度であればかなり綺麗な方ということである。
ケース内の清掃も兼ねてOHも依頼した。しばし時間必要なようである。
ボアアップしてからシリンダ開けるのは初めてである。2回しか走っていないが(笑)。
Tテックでは走行に至らず、吹かしているだけで潰れたことがあるそうだ。
やる前にイッていた訳や(笑)。
なくなっていたクリップはいずこへ。ケース内に落ちるケースは少なく、大概は
排気されるとのこと。OHしてみればわかることである。
この機会に各部チェックする。
リング溝に焼けあり。リング溝にはカーボンは付着していない。
排気側。多少当たりあり。
ピストン裏の焼け。
反対側のクリップは問題なし。
排気側。
吸気側。
当たりやピストンへのカーボン付着あるがこの程度はノーマルでもなるので
セッティング外しているわけでも潤滑不足でもないとのこと。
水温は今で75℃程度である。
80℃越えると対策必要らしいが、今のところ十分である。
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