ボアアップその1~ピストン編2010年08月06日 22時29分09秒

排気量の上限だけで何でもありのレース。
ターボでもニトロでも構わない。誰かやらないかな。1回見てみたい(笑)。

SP50仕様で堺6時間に参戦し厳しいことを痛感せられた。
10月末の北神戸に参戦予定であるので戦闘力の向上は必須である。
ここでの戦闘力とはエンジンである。車体周りは現実には難しいのである。

こうしてレースはヒートし過激化する。
過激化とはコストの上昇と同意義である。過激化の進展に伴い、ついていけなくなった
エントラントの増加による参加者の減少、そして衰退…どんなレースでも同じ道を辿る。
余りにも過激化したら俺も参加しないだろう。

それはさておき、戦闘力の向上は必須であるので排気量拡大することにした。
排気量拡大はパワーアップの最短距離かつ王道である。
すなわち排気量がパワーに直結するのである。
各種市販品もあるが良し悪しについてはよくわからない。
どうすればよいのか相談すべくT-TECHに向かった。
ここにはエンジンOHなど依頼している。

そこで話をした。市販品は色々あるが単に排気量だけ上げてもそれほど速くなる
わけではない。ヘッドまで含めて総合的にやらないといけないとのこと。
市販品ボアアップピストンあるのでノーマルシリンダをボーリングしポート加工。
同時にヘッドもやる。これでいくことにした。

そうなるとピストンの選定が必要となる。Tテックではキタコを推奨しているので
キタコとする。メーカーが決まれば次はピストン径。下はφ43からある。
φ44がいいのではとのことであったが、潰れる可能性もある。
再ボーリングの可能性も残しておきたい…よってφ43とした。
何かの時のことを考えてしまう弱気な俺(笑)。

ノーマルはφ39x41.4で49.4ccである。
4ミリ拡大のφ43では60.1ccとなる。

ボアアップφ43 001

ボアアップφ43 002

キタコのピストンキットである。ガスケット類も付いているがそちらは使わない。

ボアアップφ43 003

ボアアップφ43 004

ボアアップφ43 005

ボアアップφ43 006

ピストン。1本リング仕様のレーシーな作り。
1本リングといえば耐久性が懸念されるが実際には十分な耐久性あり心配はないとか。

ボアアップφ43 008

ボアアップφ43 009

ボアアップφ43 010

ボアアップφ43 011

ピストンの比較。左キタコ、右ノーマル。形状がかなり異なる。

ボアアップφ43 007

リング溝にはオイルストーンで面取りするが、持っていないので耐水ペーパーで代用。

ボアアップφ43 012

ノーマルシリンダ分解中。シリンダスタッドが白い粉を吹いてすぐに錆びる。
ばらす度にさび取りする。

シリンダ偏へと続く。