オワン禁止令2009年06月17日 21時59分57秒

ヘルメットに関して以前より思っていたことがある。
バカスクやストリート系では限りなくオワン(半キャップともいう)率100%である。
若い女の子も当然オワン。
転倒や事故により頭打つ可能性非常に高いことが、これまでの経験により身を以て わかっている。
それも打ちやすいのは側頭部付近かそれよりも下である。
つまりはオワンでは全く以てノーガードなのである。

今は昔。高校生であったころ。事故によりヘッドスライディングした。
額から顎にかけてヘルメットに大きく傷が入ったのだ。その時はアライアストロであった。
乗っていたのは原付であったがフルヘルを愛用していた。これがオワンだったら…
顔面無くなるか形が変わっていた可能性がある。眼鏡使用のため壊れた眼鏡が目に…
なんてこともあったかもしれない。
それ以降も何度も頭を打っているが俺のアライはパーになっても頭はパーにならずにすんでいる(笑)。
顔面無くなったり形が変わったりしていたら人間まったく変わっていたのは容易に想像できる。

上部は一応ガードされているオワンだが、売っているのはひどい物ばかりであり、
到底保護性能などないのだ。
ちょっと触ってみればわかるがフニャフニャ。緩衝体である発泡スチロールはペラペラ。
こんなんで最重要部位である頭守れるわけなどない。

RX7RR5 021

これはサーキット専用としているアライプロファイル。サーキットでの転倒により顎部損傷の図。
これがオワンだったらどうなっていたのか。
昔ビートたけしが事故で顔面くちゃ!となっていたことを覚えている人多いだろう。
オワンな人々は自分だけはそうならないと確信があるのだろう。

RX7RR5 022
こちらは同じヘルメットである。サーキットでの転倒時、後続に突っ込まれたがその時の傷。
おそらく前のアクスルシャフトによると思われる。
ちゃんとしたヘルメットなので傷が付いただけですんだ。
人によってはサーキットは特殊というかもしれない。
しかし、公道ではいろんな種類の車が走っているし、信号もある。
意味不明な行動をとる人々も多いので常識ではありえないような打ち方することも考えられる。

こんなこと書いているのは某タレントがヘルメットなんて自己責任と断言していたのがきっかけである。
一見そのとおりと思われるがそうではない。自己責任ですむのは自爆の場合だけである。
バイク事故は4輪と絡むことが多いのだ。どちらが悪いのかは関係ない。まともなヘルメットしていたら
痛いだけですんだのに実際にはノーヘルだったり(まともに被っていないのも含む)、オワンだったので
後遺症に苦しんだり最悪死んだりする。ノーヘルだからとはいえライダーが死んだら4輪側も
ただではすまないだろう。オワンだったからとは責任が減るわけはないだろう。

自己責任ということにするのであれば相手が悪くても、(己のダメージの)非はすべて自分にあるというこ とに
しないといけないのである。そこまでして自己責任で完結するのだ。
しかし、死者の内まともに被っていなかった(オワン含む)場合相当あるのではないか。
ようは危険を危険と認識していないのである。危険と思えば最低限の備えをするだろう。
死のうと思っていれば別だが。そういう状況なので法律で規制しているのである。
強制されないとしないというのも実に情けないのだが。

某用品店でキャンペーンやっていた。死亡事故となる部位1位は言うまでもなく頭部である。
続く2位はというと胸となっている。そこで胸部プロテクターをつけましょうということである。
それはわかる。しかし…プロテクターコーナーの近くに置いてあった商品は何か?

そう、オワンヘルである(爆)。死者を減らそうと胸部プロテクターを置いてるそばにオワン。
ああそうか、所詮は商売なんやなと思った次第(笑)。

125を越えるとオワンは違反なのである。とはいえ現実にはオワンのバカスクがパトの前を通っても
止められることはない。胸部プロテクター云々…よりまともなヘルメットを普及させることが先だろう。
これは簡単なことである。オワンを禁止すればいいのだ。まともなヘルメット被るのが
嫌ならバイクに乗るのを止めるべきである。
まともなヘルメットの着用。ただそそれだけのことだが全く出来ていないのだ。

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