ブレンボラジアルマスターOH2013年07月17日 22時22分02秒

ブレーキは各種手を入れていたが、前のマスターのみ手つかずになっていた。
なにやらタッチが微妙な感じはしていた。
材料はすでに仕入れてあった。しかし、時は流れ…
2年が経過した。そればっかりや(笑)。
ノーブレーキとなればどうなるのか?
想像する必要もない。
俺の中ではイメージ悪かったりするが、リザーブタンク変えたりして ずっと使いたいのである。
リアマスターの件もあり、やはり早急にやらねばという結論となった。

ブレンボシール交換 002

マスターはφ19x20。
装着してからだいぶ経つがその時点では一般的なサイズであった。
ここ数年でラジアルマウントなど普及したので別のサイズ使うことが多いようだ。
ちなみにオフィシャルには補修部品は出ない。
シール替えたらそれですむ。高い部品買い替えたりできるか?
アホちゃうんか、ワレ。
色々と探してみる。普通にネットで売っていた。3500円ほど。
よい値段するが買い替えるよりははるかにマシ。

ブレンボシール交換 003

ブレンボシール交換 006

ブレンボシール交換 007

ブレンボシール交換 009

ばらしていく。プッシュロッドを固定している板のクリップを外すとピストンが出てくる。
そのクリップが錆びている。
水の侵入やな。雨ざらしはともかく洗車時には注意が必要。
しまった。
この辺は補修部品として売っている。
過去にブーツ破れにより交換しているのだ。
そんなつもりは全くなかったので今回は用意していない。

シリンダーなどに損傷はなく、綺麗。
ちなみに、乗り方によりかなり変わると思うが、フルードはすぐにドス黒くなる。
劣化は早い。
フルードを替えていなかったらどうなるのかは不明であるが。

ブレンボシール交換 010

外品スイッチも同様。

ブレンボシール交換 011

ピストン。遊び調整?のためかシムがある。

ブレンボシール交換 012

ブレンボシール交換 013

元のシールにはブレンボの表示があるが、用意した物にはない。
純正ではなくバッタ物か?
さらに元のは2種類あるが、1種類しかない。
しかし、何ら問題はなかった。微妙に形状異なるように見えるしどういうことか?

ブレンボシール交換 014

ブレンボシール交換 015

ブレンボシール交換 016

ともかく組んでいく。
錆びている部品は出来るだけ錆を落として再利用。
グリースやフルードを塗るのも忘れずに。

ブレンボシール交換 021

作業自体は難しくはないが、エア抜きが面倒。
マスターにブリーダー付いているのが親切。
これがなかったら不可能かもしれん。
しかし、失敗したら死ぬ可能性あるので自信無ければやめておいた方がよい。

エア抜き完了。タッチが全然ちゃうわ。
そこしか触っていないがこれだけの変化があるとは。
リアの件もそうであるし、ちょっとずつ抜けていくということだ。

一応、輸入元でOHできるらしい。しかし、工賃はかなり高いと思う。
新品買うのと違いはないらしい。
自前でできなければ、新品交換ということか。
物によりけりのようだが、部品でないことは多いようだ。
阿漕な商売やな、ブレンボ。
外品の宿命か。
ベルリンガーでもかなり微妙だったし。

ラップコムその22013年07月21日 23時14分21秒

その1より続く。

ラップコム 010

ラップコム取付 006

ラップコム取付 002

水温センサー。
武川と比較してみる。コネクターが独特。接触不良を嫌ってのことと思われる。
汎用品故、仕方ないが線がかなり余る。

ラップコム取付 008

ラップコム取付 009

磁気センサー。
高感度の物を選んだが、かなり低く付けろということになっている。
実際の感度は走行してみないと確認できない。
方向性あるとのことでそれを守る。
転倒で破損、脱落しない位置にするのは当然のこと。

回転センサー 004

回転センサー 005

回転信号はプラグコードに洗濯ばさみを咥えるようになっているが、配置の問題が
ある。ぶった切って巻き付けても可とのことなのでそうする。

回転センサー 003

2ストだから1回転に1回爆発とは限らない。
設定可能であり、ちゃんとした計測器で裏を取る。
バーグラフの表示なので誤差というか、そういうのはある。
表示では目安程度だろう。
この辺りは何でもない作業であるが、これからは少々、ややこしくなる。

スピードセンサー加工 001

スピードセンサー。上は武川、下はラップコム。
武川は回転側が鉄だが、ラップコムは磁石。逆パターンはないとのこと。
磁石を使うにはホイールに貼り付ける必要があり、タイヤ交換で毎回調整する
ハメになる可能性が。
取付事態にも難あり。
またセンサーが武川と違ってストレートなので配置しにくい。
どうするのか。これが時間掛かった理由でもある。

スピードセンサー加工 002

スピードセンサー加工 004

取付にあたり、非常に悩んだ。
武川のセンサーを使うことが出来れば、車体側の細工は完全無用。
武川はコネクター端子で3芯であることは明らかであった。
電源2本、信号1本だろう。
ラップコムはコネクターの形状によりどうかは分からない。
元々後輪より取るつもりだったので、線の長さが微妙に短い可能性があった。
そのため延長線も入手してあった。
これを加工し、変換ケーブルとすれば実に都合がよい。
たぶん同じはずと思い、皮をむいてみる。
なんと4芯。これは…

スピードセンサー加工 005

スピードセンサー加工 007

ともかく線の組合せを探る。
ついにその組合せを見つけた。笑いが止まらんわ(笑)。
これで車体がは触る必要はない。

ラップコム取付 001

スタンドを掛けた状態でエンジンを始動し、回転数を計測する。
そしてギヤ比、タイヤ外径から速度を計算する。ばっちり合っていることを確認済み。
どや!完璧やろ(笑)。

その3へ続く。

禁断のシリンダーその42013年07月25日 22時15分10秒

その3より続く。

シリンダー交換してからしばらく走ったが、まだパワーチェックしていない。
ついにその日が。体感ではかなり違うので、期待大。

パワーチェック20130629 002加工

SM125-20130629-1

SM125-20130629-2

27馬力越えとなかなか。ただし最大トルクは1割も落ちている。
高回転でのトルクの落ち込みは少なくなったので馬力アップしたということになる。
実走では中速の谷は気にならないが、中速からの加速は明らかにノーマルの方が上。
トルクよりは回転で稼いでいるのは間違いない。
以上により、高回転よりになっているのは明白。
高回転でトルクが落ちた感じはせず、ピークでは炸裂する。
ピークなんて一瞬でしかなく、それだけでは実際の速さには繋がらない。
もっと中速が必要。セッティングでなんとかというレベルではないだろう。
上は大体出ているが中間ではまだまだ。

レーサーとはキャブの口径や排気バルブが違う。
その辺をやるとトルクも 出る可能性がある。



しかし、ここに至るまでの道のりは…
時間、資金共かなり費やした。
すでに6年か。
そればっかり集中してやっているわけではないが。
ノーマルからすると隔世の感がある。
その違いは…




ハート様06

使用前、ノーマル。
ノーマルの時は酷かった。
まともにアイドリングせず信号待ちでは絶えず煽っている必要があった。
モトクロッサーを街乗りしてるんとちゃうで(笑)。


これが…







ハート様02

こうなる。
使用後、現在。
これぐらいの差がある。豹変といえる違い(笑)。
パワーバンドでの爆発的な吹け。やっぱこれやろー!



アミバ14

ふふ…あれはいい木人形(デク)になる。
ハスクバーナは俺の手で生まれ変わるのだ!
…などとは買う時には当然思わなかった(笑)。

15馬力規制なんて買ったときには知らなかった。
昔、火事場の916が普通に30馬力で売っていた時代を知っている。
そういう感じである、と思って買ったわけで実態を知った時の俺の落胆ぶりは。
なんぢゃこりゃあぁぁ!!全然、走らんやんけ!ワレー!
その時を是非、想像してもらいたい(笑)。

チャンバー替えてから、アイドリングはようやく我慢できるレベルになった。
走りも激変した。

あらゆる所でこんぐらいでエエやろー感が出まくっている(笑)。
クーラントが垂れ流しだったり、バッテリー端子が剥きだしなど国産ではありえん(笑)。
仕上げが荒い。細かいところも詰めていない。
あとは勝手にせい!ということか。
外車は程度の差はあっても、どこもそういう傾向だろう。
しかしながら、安定性や信頼性を重視する方向に動いているようだ。




アミバ15

オンロード車とは違って、モトクロッサーならではの中速からの爆発力を求める。
目標が見えてきたが、俺の求めるハスクバーナはまだ遠い(笑)。

その5へ続く。