レースは突然に~岡田杯堺2012年09月03日 21時15分39秒

ある夜のこと。憩いの一時。監督からメールが。
明日レース。装備もって見に来る?
どういう意味やねん。
とにかく電話。要は明日のレースのライダー絶賛募集中とのこと。
ライダーは一杯いるらしい。なんのこっちゃ。
翌日は別のイベントの話があった。
何でもやっている時間も金もないのでそちらは断った。
色々とやることあって大幅に予定が押している。
当初予定から半年は遅れている。それをチマチマとやるつもりだったのだ。
イベントはキャンセルしていたので体は空いているといえば空いているが…
とりあえず行くことに。急いで準備する。
急なレースあったような記憶はあるが前日の夜に決まったのは初めてである。
文句なしに最短時間(笑)。それで行く俺も俺か(笑)。

経緯はこういうことらしい。
邪道レーシングとして出場予定であったが、都合によりライダーいなくなったのだ。
それで監督経由で俺にも声が掛かった。
他には面識の無いライダーもいる。いわゆる寄せ集めチーム。
技量や経験はおろか、年齢もバラバラ。上から下まで親子ほどの差がある(笑)。
仏外○部隊みたいなもの(笑)。
ロードレースとは違ってライダーの変更追加は当日できる。

レースの方はOKADA杯6時間耐久
いわゆるところの無法痴態クラスとなる。
これに出るのは雨の岡田杯以来。
なんだか車種不明の車両も走っている。
当チームも端から見れば謎ではあるが。
車種はCBR125。
使っているのはメインの部分だけであとは超合金合体ロ○ットのようだ。
当然乗ったことはない。

練習前からこれは…状態で整備(修理?)する。
破壊兵器も登場。部品もないはずだがどこからともなく出てきた。
代表曰く、まともにチェッカーを受けたことはないとか。
始まる前からそんな気配が…
練習後にセッティングがアレとのことでセッティングも行う。
セッティング以前の問題も。
俺も乗ったがそれどころではない。乗っていてしんどい。
振れたりするわけではないが、力がいる。
腕がパンパンになる。
ライダー全員でフレームが硬すぎるという意見で一致した。
弱いと感じることはあっても強すぎると感じたことはない。
意識しなくてもそういうことは感じているのだと思った。
前だけで曲がっている感じが強い。これはタイヤの特性だろう。

レーススタート。6時間後のゴールを目指す。
当チームのライダーは何人いるのか?
こんだけおったら走らんでエエやろ、とは邪道代表。

岡田杯2012堺 008

天気は良い。暑さは前日よりはマシだがそれでもまだまだ暑い。
人数も多いし20分交替となった。
速いライダーでスタートし長い間走らせるのが定石ではあるが、長い時間走る
のは難しいとの判断による。

スタートして何周もしないうちにに1コーナーで弾け飛んでいる。
実力の差がかなりあり、絡むと危ない。
この辺は2年前と同様。
すぐに周回遅れが現れ始めた。車体はアレだがエンジンは速い。
開けたときのトルクが凄く、周回遅れの塊を一開けで置き去りに出来る。
そういう意味では無理する必要はなく楽であるし安全でもある。
ただタイヤが垂れてきたときにはどうなるのか疑問はある。

2人目走行中に異変が。止まっている。
いきなり終わりかと思われた。原因を調べる。
まさかキャブが外れたなんて絶対言われんへんやろ(笑)。
その後も転倒に起因するマイナートラブルなどあったが重大なトラブルには至らなかった。

岡田杯2012堺 005

岡田杯2012堺 021

今回のエースライダー、高校生。当チームで唯一?39秒に突入。

岡田杯2012堺 011

岡田杯2012堺 030

さて俺の出番となる。何人目か?
たかが20分、されど20分。やはりきつい。
すでにタイヤの消耗が進んでいる。ヘアピン立ち上がりで大きく流れる。
ここでは後が流れるてこけることが多い。
完全に終わっている状態ではなかったのでなんとか持ち堪えた。
エンジンだけが走っているような感じである。

1コーナーでは50Rだと膝はほとんど摺らないが数秒摺ったまま。
荒れた部分では膝が取られる。
膝が熱い。12インチのせいもあるがそれよりスピードが効いている。
バンク角が足りていないような感じがする。
どこも摺らないので当然そんなことはない。
脚の行き場がないのだ。脚が邪魔になってしまう。

ジオング01

”脚はどうした。”
”そんな物は飾りです!それが偉い人にはわからんのですよ!”
まさしくジオング状態(笑)。

2コーナーまで開け続けるのを躊躇うほど。
これではエンジンの速さを活かせない。
なんとか20分走りきった。オフロード走行後のような疲れ方だ。
俗に言う腕上がり。20分でこれか。
まだ時間あるのかと思いながら走っていた(笑)。

岡田杯2012堺 017

岡田杯2012堺 026加工

いつもの相方さん。完全に落ちている(笑)。
側ではガンガンに走っているのによく寝れるな(笑)。
オ○ィシャ○も落ちていたというのも言われへんな(謎)。

細かいことは覚えていないが、チマチマトラブルあったりしつつも走り続ける。
2本目の走行となる。さらにタイヤの消耗が進んで厳しい。
1コーナーで流れる。大事には至らなかったが…
ますます開けることができない。ただ時間よ、早く過ぎてくれと願うのみ(笑)。
なんとか持ち時間終了。このきつさは…

一部はあとはまかせるとのことでライダーの配置に変更が。
後のライダーの担当時間が増えることになる。
タイヤがダメでもタイム的には同等。
レインタイヤでも同じペースで走れるんちゃうんか(笑)。

高校生含む速いライダーで周回を稼ぎ俺他は淡々と走る。
そういう作戦を立てたわけではないが必然的にそうなる。
5時間経過時点で1つ前のチームとは同一周回。
こけたりしているので抜くことは可能か?
最後は高校生の出番。あっりと前のチームを抜き去る。
一度ならず何度でもブチブチの刑に(笑)。
タイムもほとんど落ちていない。何でやねん。

これが若さ

バキィ!

これが若さ02

これが若さか…(笑)。

岡田杯2012堺 036

そしてチェッカー。
細々とトラブルあったがなんとか走りきることが出来た。
おおおぉ~って感じ(笑)。
結果的には中盤に埋もれた形だが、エンジン速いし順調に走っていれば結構
いいとこに行けたような気がする。
またそれもレース。結果は結果。

岡田杯2012堺 037

タイヤはスリックになっているかと思われたがかろうじて溝は残っている。
空気圧高ければ保ちがいいなどいうことはないとか。

今後もイベント多いがやるなら準備期間が必要。
ダ○ルヘッダーするとかしないとか(謎)。