自爆営業2024年04月22日 23時24分34秒

先日、そこそこの金額となる個人向け商品を扱っている営業と話をする機会があった。
世の中の仕組みというか、裏というべきか。はたまた実体はそういうことか。

賭博通訳の話になり。
一旦、悪事に手を染めると底なし沼にはまっていくものであると。

俺が”被害者”に直接聞いた事だが、その時はホンマかいなで終わったのだ。
昭和のことらしいが、車を買った時のこと。
販売会社より、お客様そろそろ支払いの方を…
何を言うてる!とうに払っとる!
どういうことか。
何と、営業が車の代金を着服していたのだ。
それ故に販売会社内では未払いとなっていたわけだ。

その営業の見立てはこうだ。
”自爆営業”すると、それを”回収”しようとするのは必然となる。
合法的に回収するのは不可能。ならば…
売り上げから回収以外、方法はないだろう。
良し悪しはともかく、”回収”するとその分足りなくなるわけだ。
すると、次の売り上げから…
終わりがない。自転車操業だ。
売り上げが順調な間は発覚しないが、売り上げが止まると…
先の話はそういうことではないか。
店で代金受け取っていたら、周りに人がいるから不正は難しい。
客の所で集金したら、店にはそれは分からないのだ。
不正対策として今は営業に現金を扱わせないようにしているという。

以下は俺の見立て。
その金額が少ない内は、個人でなんとかできる。
そうこうしてるうちに、会社の金は自分の金と錯覚する。
”回収”しようとした時点で”自爆”のまま終わられせるという発想などない。
ジャイアンのようにお前の物は俺の物となる。
”回収”以上に、会社の金は自分の金と思うんだろう。
そうなると自転車操業はさらに加速する。
その先に破綻しかない。

激烈なノルマ課したら必死で売る。
そんな昭和的な感覚では失敗必然。
先の営業の話では、そうすると必ず不正に走る。
そうなると会社の損失となるし、客を被害者にしてしまう。
さらにその先に売れなくなることを考えると、実際の損失はそれだけでは済まない。
よって今は過度のノルマを課さないということだ。
人は追いつめられると必ず楽な方向に走る。
つまりは悪事。
そういうことは昭和の時代に気付くべきだった。
誘惑に負けて、不正に走った例多々あるだろう。
どれほど不幸な人々を量産したのか。
真っ当に商売するのが、最良かつ唯一の方法だ。

”回収”は会社に原因があるが、博打による借金などでは完全に個人の問題だ。
仕事はちゃんとやるが、私生活は乱れているなどありがちである。
ちゃ、ちゃらっちゃ~♪
新聞によりますと…
40年以上前か。
ウイークエンダーみてるとオカンに子供がそんなん見たらアカンと怒られた(笑)。
ローカル番組だったと思うので、東京にいたら分からんやろ。
昭和では一部を除いて遊ぶ金欲しさとか、痴情のもつればかりだった。
短絡的、刹那的な事件が多かった。
今では死刑になりたかったなど動機が全く分からん事件が多い。
そういうのを長丸(現、ざごば)他がコメント?(解説)する内容だった。
そういう次元の話。

目の前に多額の金があったら、妙な出来心抱くのが出てくる可能性ある。
そういう意味で営業に現金を扱わせないのは営業を犯罪者にしなくて済むし、
会社にも利益がある。

そういうことを全く考えず、お前ら売り上げ上げんかいというのがビッグモーター。
結局は損になるのに、今の売り上げが全て。
今までそれでやってこれたというのが全く理解できない。

会社は不正してノルマ達成しろなどと絶対に言わない。
しかし、激烈なノルマ達成するには不正しないと不可能なのだ。
つまりはそうしろと間接的に言っているのだ。
車買うまで帰られへんぞとか、意図的に客の車を車を破壊などとなる。
それを伊藤忠が買収などさらに信じられん。
不正に染まった連中を買収するのはどういうことか。