自損型輸入その1~コスパ病2023年12月26日 22時56分57秒

ダイハツで騒いでいる。
影響が大きいとかでだ。
はっきり言わないが、影響を避けるため不問にせよということだ。
影響大きければ何をやっても許されるということになる。
発覚してないだけでトヨタもやっていてもおかしくはない。
各社で過去に何度もやっているわけだ。
トヨタで発覚したらその影響はダイハツの比ではない。
そういう論法では、トヨタほどの影響力では絶対に不問とせねばならない。
あらゆることで不正をやっていたとしても。
トヨタならばありとあらゆるレギュレーション違反も認めねばならないのだ。
つまりはトヨタならば何をやっても許されるし、レギュレーションに従う必要はない。
それを超越した神として扱わなければならない。

レギュレーション違反はあったが、安全性に問題ないと社長が言い切っていた。
実際はともかく。
それならレギュレーションなど何の意味もない。
つまりは守る必要もないし存在の意味もない。
社長が安全と言えば、安全ならレギュレーションは必要なく、すぐに廃止すべきだ。
下っ端が勝手にやったというのは、秘書が秘書がという政治家と同じだ。
客や取引先、会社に何の配慮もない。あるのは己の責任回避だけ。
レギュレーション違反したが安全など言う社長はこの時点で解任されねばならない。
好き勝手な発言は許されない。
社長がそう言うということは、トヨタがそれを許したということではないのか。

裁判官でも頭おかしいとしか思えないのがいる。
無免の事故で、無免状態で散々乗ってきたら十分な技能があり、無免そのものには何ら問題ない。
そんな判決があった。免許など必要ないと言ったわけだ。
免許制度への真っ向からの挑戦だ。
そういう主張では免許制度を廃止せねばならない。

日本を覆う閉塞感の正体や理由は何か。
それはデフレとの論を見たことがある。
しかし、何故デフレなのかという説明はなかった。
それを考察した本に出合ったのだ。

自損型輸入 001

小島尚貴著、脱コスパ病 さらば自損型輸入。
ここで言うデフレの正体とは。
それを自損型輸入としている。
その定義とは。

日本人が主導(これが極めて重要)して、生産国で流通してない日本向け専用品を
日本で作るよりはるかに安い値段で作って日本で売るとある。

その結果として国内企業や業者を日本人が自ら(意図的?)駆逐、殲滅した。
その代表がユニクロ、ニトリ、ワークマン他という。
極端な値下げ競争にさらされた競合先は、従業員の給料を極端に下げるか同じことを
するしか対処の方法はない。
本書では書いていないが、ボクシングでは身長があったりリーチが長い方が圧倒的に有利である。
それ故に最初に極端な減量をしたのがいて成功した。
結果的に他もそれに合さざるをえなかったのと同じだ。
レベルの低い所でやれば、勝てる可能性高まる。
勝ちが唯一かつ、絶対的な価値観。
パラもある。そこでは競争率が低い。
勝つためには、自分で手足を切る。
そんなこともあり得ると考える。

全員が他社との競争に勝って自分だけが儲かればいいと考えそうした結果、
安さが全て=正義となった。
求められてもないのに、際限ない値下げ戦争に突入した結果はデフレ。
この現象を否定することは困難で、大いに納得した。

その2へ続く。

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