WPその32015年07月25日 22時07分29秒

これまで本気で勝利を目指してレースをやったことはない。
さらなる上を目指すということは、優勝するということである。
一人では出来ないレースだが耐久となると、色んな要素があるのだろう。
そのためマネージメント重要になるかと思うが、経験不足のためうまく
いっていないとのが現実。
これまでやったことが、結果に結びついているかというと大いに疑問である。
現状では非常に厳しいと言わざるをえない。
色々ありすぎで…
手に負えない部分多々ある。
しかしここでやめるなどいう選択はあり得ないこと。
出来ないなりにも、ちょっとずつやっていくしかないだろう。

その2より続く。

残ストロークを正確に測ろうとすればスプリングを外す必要がある。
しかしながら寸法的にマイナス方向にプリロードを持って行くことは出来ない。
取り外しには工具必要となるが手持ちではどうしてもスプリングに傷が入るのは避けられない。
ここはQJに分がある。
なんとかしてもらいたいと、ダブルエムに依頼した。

スプリング脱着対策 001

スプリング脱着対策 007

スプリング脱着対策 002

スプリング脱着対策 003

プリロード調整ナット上部を切削するとともに、下部受けを深皿から平皿に変更。
そのことでプリロードをマイナス方向へと調整できるようにしたわけだ。

スプリング脱着対策 005

スプリング脱着対策 004

スプリング脱着対策 006

ここまで持ってくることが出来れば手で圧縮するだけでスプリングを取り外す
ことが可能となる。
素晴らしい(笑)。

既に実戦投入済みであるが、セッティング出たとは言い難い。
琵琶湖は路面悪く、評価イマイチであった。
路面良ければ全く違うのではないか。
路面次第で大幅に変わる可能性もある。

ともかく、ちょっとずつ進めるしかない。
しかし、闇雲にやっても混乱するだけで進まないどころか悪くなる可能性もある。
うまい方法はないものか?
ダブルエムに聞いたら、色々やるしかないと一蹴されてもうたわ…
まずは方向性を決める必要ある。
ここで失敗したらセッティングどころではないのだ。

俺としては上げる方向だと思ったが、チーム内で見解は一致しなかった。
ライダーのコメントは正しいのか?
俺も含めて。
疑い出せば信じる物は何もなくなる。

走行中に正確に状態を知ることは簡単に出来るとは思えない。
ストロークセンサーでは最大値しかわからない。
どこでどれだけストロークしているのか?
それがわからないからやってみるしかないということになるのだろう。
状況を把握するだけで一苦労。
それを間違えたら…

エースは世間で言うところの天才タイプ。
どんなセッティングでもそれなりに走ってしまうのだ。
セッティングの違いでタイム差はない。
どういうことか。
セッティングでタイム変化ないということは、善し悪しを評価できないということ。
つまりはセッティングできないということなのだ。
速いライダーがセッティングできるとは限らない。
本人もそれは自覚している。
頂点でもそういうことはあるらしい。

凡人タイプの俺としては良い状態でないと速く走れない。
セッティングするにはそっちの方が向いているのだろう。
凡人も時には有効である(笑)。

紆余曲折あって、先日の堺でライダーと見解一致した。
これが氷解とやらなのか!
俺の考える方向であったが、その度合いが大きかった。
ダンパーやスプリングの特性によっても変わるのだろうか。
しかし今までのセッティングは何やってん、というのが正直な思い(笑)。

スプリングを手で外せたら残ストローク測るのは容易になったと喜んでいた。
それを測るべくスプリングを外す。
ここで気づいた。さっきとはセンサーの位置がちゃうやんけ!
何故だ?何故動いた!
!!
下部受け皿を外すにはスプリングを圧縮する方向に動かす必要あるがそれと共に
バンプラバー共々、センサーが動いていたのだ!
その時点で計測しても正しくない…
うまいこといかんもんやな。
挫折ばかりの人生よ(笑)。
ならばスプリング付いた状態で測るしかない。

残ストローク計測ジグ 001

そこで取り出したるこれ。
しかしこれでは大きすぎて計測不可能。
ここで俺の本気を見せたる!!

残ストローク計測ジグ 002

うおりゃぁぁ!!

残ストローク計測ジグ 003

これが俺の本気だ(笑)。
さすがに車載では計測不可だが、これでスプリングそのままで計測可能となった。

その4へ続く。