復活のラパイド2015年01月21日 21時10分29秒

ヘルメットは街乗りとサーキットとでは使い分けている。
街乗りではRR5を使っていたが、長いこと使っていると、経年劣化が気になる。
保護性能の劣化は目で見えないが、内装のへたりは明らかで交換時期となっていた。
一部はべら~んな感じ。
内装一式買うことが出来るが、結構いい値段するのである。
ならばいっそのこと買い換えるか。

そんな折、アレの存在を思い出す。
堺で突っ込まれ記憶失った時のヘルメット。
結局、使うのはどうかと判断して別のに買い換えたわけだ。
目視では使えそうだが、微妙な感じ。
それが使えれば好都合である。

ヘルメットというのは捨てにくい。
ゴミ捨てということだけではない。
今まで自分の命を守ってきたわけである。
それを不要になったからといって、ポイ捨てするのかということ。
そのため使うつもりは無かったが、取り敢えずは置いてあったのだ。

さて、使用の可否をどう判断するか。
メーカーに問い合わせてみたら、検査は無料で送料のみユーザー負担とのこと
であったので、もしかしたら使える可能性あるのか。
というわけでメーカーに送る。

メーカーで現物確認し、結果連絡あった。
気になる可否は。
結果的には問題なし。当たったのはタイヤだからな。
硬い部分だとたぶん、ダメだった思う。

使えるのはいいが、ディフューザーは砕けたのでそのままでは使えない。
こちらも交換を依頼。
メーカーに届いた当日に、作業完了し発送。
これぞ即納。早すぎやろ。
何度も督促しないとやらんような所とは大違いである。
実に素晴らしい。

修理部分も部品代程度と安い。
これまた素晴らしい。

ラパイド修理 007

修理完了、復活。
素晴らしきARAI。これからも使い続けたい。
さすがは国内メーカーだ。

長いことアライを使っているが、サービスを使うのは始めて。
しかし、アフターサービス抜群なのはいいが安すぎると思う。
専門の人員配置しているはずで、人件費ばかにならないと思う。
アフターサービスで儲けるつもりは全くないのだろう。
当然、製品の価格に上乗せあるだろうが、本来なら製品とサービスは
分けるべきと考える。

仕事でもそんなんうちでやったり責任負ったりせなアカンのかということはありがち。
何でもタダと思うな。
契約社会の欧米ではその辺りの線引きは明確であると言われている。
この辺は日本的な感じではある。
大げさかもしれんが、ヘルメットからも社会が見えてくるわけだ。

ここで少々インプレを。
アライ歴は長いのだが、実はラパイドは初めて。
これまではずっとアストロ系を愛用していた。
RRもアストロ系なのだ。
一体、何がちゃうんやろと思っていた。
デザインの違いぐらいの認識しかなかったのだ。
そういうことで一度試してみることにした。

買う前に試着するが、アストロと同じサイズなのに明らかに緩い。
速度によっては緩いと走行中にぐらついて大変危険な状況となる。
そのためきつめである必要ある。
以前はなかったが店によっては、パッドを交換してサイズ調整できるのだ。
で、きつ目にする。まだ緩い。そんなはずは。
どんどんパッドのサイズ変わっていき最終的にはノーマルの設定は何やねん、
というぐらいになった。
後から知ったが、アストロとはサイズ感が異なるらしい。
ラパイドの方が緩めとか。
それは調整すれば解決した。

サーキット用として買ったのだが、まずは馴らしのため街乗りで使った。
試着では気づかなかったのだが、使ってみるとアストロとの違いが明らかに。
あご部がごつく感じる。
裾?の部分が下に伸びているのか?
シールドは同じでも視界が悪いというか、首の動きが悪いというか。
街乗りでは問題と感じることはなかったのだが。

いよいよ、サーキットでも使ってみる。
街乗りでも感じた違和感がさらに増えている。
サーキットでは街乗りより体の動きが激しくなるわけで。
サーキットではアストロ系を選択すべし、との結論となった。
サーキットではなく、スポーチーな走りを重視すればアストロを選択するのが無難。
ヘルメットで走りが変わるというのは意外であった。
重量面でもRRの方が確実にアドバンテージがある。
高いだけのことはある。

結果的に本来の目的で使うことは極僅かしかなかったのは予想外であったが(笑)。