フロントフォーク2015年01月11日 14時00分50秒

モタード故の柔らかいサス設定。
それはそれで構わないのだが、ブレーキを強化するとノーズダイブが激しくなる。
そのため思ったように強化出来ずにいた。
フォークの構造が実にやらしく、触りにくい。
ばらしたことはないが、バネすら交換不可能ということは知っていた。
見た目は倒立だが、中身は正立らしい。
一般的にやれるのはオイル交換のみなので、セッティング困難な構造。
それだったらただの正立の方触りやすくよっぽどマシ。
ところが、こんな所にオイルが入っているなどとはほとんど知らないだろうから
見た目重視でバッタもん倒立という選択になるのだろう。
しかし、いずれは通らなければならない道。ここでやることにした。

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まずは車体からの取り外しから。
かなり色あせが激しい。屋内保管かつ、稼働率低くてこれか。
さすがにタイSHOWAか。

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まずは右から。
マニュアルには左右で構造が異なるとあるがどう異なるのか説明はない。
明らかな違いはバネは左側にしかないということ。
それだけでは無いようだが。
部品の値段調べたら思いの外高かったので、フォークシールのみ交換しその他は
けちって流用することにしたが、アウター側スライドメタルの消耗が激しい。
メタルが動いているのような雰囲気。
摺動面側ではないので、そのまま使う。

構造的は見た感じではカートリッジ式のように見える。
アクスルホルダー底にボルトがあり、それを外すと分離できそうな雰囲気。
しかし、そこのパッキンは部品単体で入手不可。
再利用すると漏れる可能性大のため、外しはしなかった。

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続いてはブレーキ側となる左をばらす。
こちらもカートリッジ式っぽい感じだが。
インナーチューブ上側から見てもばねは隠れている。
隙間から僅かに見える程度。
カートリッジ?内部にバネを仕込むからバネが交換できないわけで。
上側に配置しても構造としては成り立つだろう。
こうする理由は何なのか。
こちら側には右にある固定ボルトはない。左右の違いもわからん。
メーカーにはユーザーのことをもっと考えてもらいたい。
どうしても右側をばらしてみたい欲求にかられるが、パッキンの件あるからな。

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カートリッジ?の先端はトップキャップと締めるわけだが。
ねじ部の長さだけではなく、径も異なる。ブレーキ側の方が太い。

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カートリッジ?をスコスコしないとオイルは抜けないものである。
ばね無しは手で簡単にストロークできるが、バネありはそうはいかない。
逆さまにしてアクスルホルダー側から床に押しつけしかないだろう。
手袋しても手が痛い。
作業しているその姿は正にブルワーカー(笑)。
そこでアクスル穴に棒を突っ込んで押しつける。
それでも痛いがだいぶマシ。
スコスコやってても入っているとされる容量が出たような感じはしない。
マニュアルでは逆さまにして30分放置とある。
都合によりここで作業中断。

再開したのは2日後。オイルが抜けた感じは相変わらずしない。
最初にほとんど抜けたのだろうか。

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ここからは組立に入る。
シールのみ新品を用意。これは日本製。
タイのゴム製品アカンということなのだろう。
組立は普通の倒立同様。

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トップキャップ取り付ける前にオイルの注入を行う。
純正は10番相当である。何番を選択するか。
ノーズダイブ対策のため圧側を締めたい。オイルを変えると伸び側も変わるが。
50Rで使っている12.5相当とすることに決定。
これだと50Rでまた使えるので全く無駄がでないわけだ。
そのセッティングのためもっと硬いオイルも用意していた。
それは硬すぎるので永久に日の目をみないと思われた。
メーカーは広島高潤だが、粘度指定が可能である。
それだけではない。
ブレンド可能であるため、これに混ぜて狙った粘度になるようメーカーで
粘度を決定するように依頼することも可能なのだ。
素晴らしすぎる。

粘度はそれで良しとするが、油面はどうするのか。
バネ無し側は油面測定可能だが、バネ側は不可能で量でしか管理できない。
量では実際、正確に管理することは不可能だ。
正確に計ったとしてもメスシリンダーに多少残るわけで。
一滴残さず入れようとすればどれぐらいの時間が必要か。
それ以前に古いオイルを全量抜くことも困難である。
そういうわけで量ではく、レベルで管理すべきだ。
取りあえずは規定量入れておいた。
どの程度ずれたのかは確認のしようがないことではある。

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