パノリンカップ生駒2013その12013年10月21日 21時14分06秒

10/20。旧岡田杯である。
去年の北神戸以来1年ぶりに実戦となる。
この日のために準備してきた。
ただ結構際になって参戦決定したので準備不足なのは仕方ない。
前回テストでの不具合を実戦までに解消したか確認しておきたい。
というわけで前日にテストというか、確認のため走行するつもりでいた。
しかし天気悪い。雨ではテストにならんかと思い、様子を見る。
雨は降ってもほぼドライと読んで、生駒に向かった。

現地に着いたのは昼過ぎ。
さすがにこの天気ではガラガラに近い。
時折ぱらつくも実質ドライで走れるだろう。
時間の制約から2本が限界。それで確認できるか?

ガスケットはこれまで1枚であったが、2枚以上使うべしとのことで新品2枚とした。
本番のため新品タイヤは用意してあるが、それは温存するため中古タイヤで走行する。
走行開始した段階では水温の上昇やリザーブへの吹き抜けはなく問題ないようだ。
と思いきや走行終了後にタンクを確認するとやはり吹き抜けている…

生駒20131019 001加工

生駒20131019 002

その場でTテックに電話した。ヘッドの歪みが怪しいとのこと。
今更大がかりな処置は不可能。
Oリングの当たり面に薄く塗れば保つと思うとのこと。
時間がない中、2本目までに対策する。
これは2ストならではの技。4ストではすぐにはできん。
さらにガスケットを増やして3枚とした。
焦ってコースイン。
ペースを上げていくが、最終手前で事件が。
無理をしているつもりは全くなかったが後が激しく流れてコントロール不可能になった。
タイヤか?ともかくこれにて本日終了。
2本目は実質2周しかしていないので、ガスケット抜けについては確認できなかった…

生駒20131019 007

生駒20131019 006

生駒20131019 005

生駒20131019 004

生駒20131019 009

草また草。

生駒20131019 008

生駒20131019 010

急いで家に帰り、修理する。
フォーク曲がりあるように思われたが、組み立て式スタビを組み直すと解消したようだ。
さらに懸念のエンジンもチェック。

生駒20131019 015

生駒20131019 014

Oリングに液ガス塗ったので損傷あるかどうか確認できない。
ガスケットの方は…
べらんべらんになっている。
ピストンに当たらなければそれでよしとして、加工は行わなかった。
もう一度Tテックに電話した。
状況はこういう事になる。
燃焼室内でもっとも上のガスケットだけが内径が小さい。
そのため、そこが燃焼ガスに晒され曲げられる。
リードバルブのように。
焦っていたのでそこまでは考えんかったわ。
ともかく、3枚目も加工済み新品に交換した。液ガス塗ったOリング共々。
これ以上はどないしようもない。
しかしTテックはサポートが良い。
サポート無ければノーマル仕様スペアエンジンにするしかなかった。

この場で出来ることは何とか終わらせた。
転倒したとき手首を軽く捻挫したようだ。
トラブルの件もある。
あとはいきなり実戦生本番とするしかない。
問題がないという確証などは当然なく、非常に不安だった。
何があるかわからないのがレースであり、事前に可能な限り不安要素を消して
おくのが当然である。
やはりレースは事前の準備が重要である。
たったそれだけのことを改めて痛感させられた。

その2へ続く。

パノリンカップ生駒2013その22013年10月22日 23時12分28秒

その1より続く。

さて本番である。しかし雨。
もしかしてドライかもという希望的観測であったがやはり雨。
止むことはないようだ。
というわけでレインに組み替える。
ちょっとしか使っていないが、5年落ち。
いつまで使えるのか不安ではある。
雨の岡田杯といえば北神戸を思い出す。
衝撃的な事件からすでに3年か…
色々と不確定要素あるし、不安大。

レース日は何かと忙しい。まだラップコムの使い方もわからんし(笑)。
何か忘れているような気もするし。
本番開始してから気付いた。
用意していた本番プラグに替えていないことを(笑)。
あべし。

地面に光る物が気になる。

岡田杯2013生駒 001

ガソリンやんけ!
それもかなりの量。さらに止めどなく流れる。
まさか混合ちゃうやろな!
また始まってもいないのに…
遙か上流から来ているようだが。
大変なことになるぞ!管理はしっかりするべきだ。

ちょっと前の話。
体保たんやろー。すでに弱気。
影のライダーか?何のこっちゃ(謎)。
この時点で本番はまだ先。というかエントリーもしていない(笑)。
なんて軟弱なんだ(笑)。
というわけで、急遽ライダーを用意し今回の体制は4人とした。
これで休憩時間確保できる。

湿度は100%に迫る。
キャブはどうするか。
やはり吹けない。で、絞ることに。

岡田杯2013生駒 004

ともかく練習開始。
主にライダーの慣れにあてる。空気圧の調整も必要のようだ。
懸案のトラブルは問題ないようだが、最後まで保つかどうかは怪しい。
さてタイムの方は。
全然あかんわ。トップの方はえらい勢いで走っている。
これは苦しい。
当チームは中の上ぐらいか…
上の下ぐらいにはならんとアカン。

岡田杯2013生駒 010

岡田杯2013生駒 011

岡田杯2013生駒 012

あっという間にスタート進行に突入。

岡田杯2013生駒 013

持ち主がスタートするのが定番かと。
そしてエンジン掛けた状態からルマン式で6時間耐久スタート!
割と前の方からだが、足がもつれそうになって走る前からこけそうになる(笑)。
いつものことだが。

岡田杯2013生駒 019

お祭り的イベントレース故、レベルの差が激しい。
車種も定番が多いが色々と。
周遅れと交錯し危ない場面もある。
レース開始後は転倒多数。1コーナーで巻き添えくらいそうになる。
しかし抜かないと前に出ることは出来ないのだ。
タイム的には、ん~状態。
上位ほどではないがライトチューンでもエンジンは中々の速さを誇る。
あとはライダー次第。
だが、シールドの曇りには参った。曇り止めが効いていない。
前が見えん。
古いとはいえ、レインタイヤのパフォーマンスは素晴らしい。
微妙に膝を擦るぐらいは楽勝。

岡田杯2013生駒 016

第2ライダーに交替。
軟弱にも20分で交替という段取りであったが、30分走っていた。

何!どういうことだ、シャア。
君は良いチーム員であったが君の父上がいけないのだよ。
はっはー!
監督!謀ったな~監督!(笑)。

助っ人第2ライダーは何故か俺よりもタイムが出ている。
エースライダーの座を返上せんといかん。

秘かにクラストップになっている。何ぃ!
そんなつもりはなかったので、欲が出てくる。
と思いきや2位に。
少々の転倒あるも順調のようだ。

岡田杯2013生駒 021

ウルトラマン並に5分しか保たなかったりするが(謎)。

ところで高回転が吹けなくなる。重要な最後の一伸びが。
ストレートで吹けきったような症状。
雨対策してあったが不十分だったか。
しかしキャッチタンクが満タンになるようなことはなかったが。
キャブのドレン開けたりして対処する。
マシにはなるが、本調子とは言えない。

今回は邪道レーシングと共同ピットとなった。
使っている工具は全部俺の物。
まさか…
ひょっとして…
そんなことが…
工具を用意していないのか!?との問いに自信たっぷりに応、と答える。
たわば!

邪道はカニ道楽ばりに、とれとれピチピチ新鮮なライダーを用意している。
当チームは賞味期限切れ、3倍年食ってるシャア専用か…
他のチームも大差ないようだが。

さすがにピチピチ。活きがいい。すぐに刺してくる。
気がついたら総合トップになっているし。
時代は変わったようだな。坊やみたいなのがレーサーとは(笑)。

まさか…優勝する気なのか?!
しかし…
いいところで転倒。いけそうでいけない。
いつものことらしい。

とりあえずは邪道に勝たなアカンやろという話であった。
結構競っているが。
最終的にはエンジン死亡で決着がついた。
3時間が限界らしいわ(笑)。

当チームは吹けは悪いが、転倒を交えつつもトラブル無く順調に走っている。
クラス2位。上と下とはそこその差がある。
何もなければ、そのままだろう。
残り1時間切った段階で大人の事情が(謎)。
スタートを勤めた俺が、最後のライダーに。
あと45分ほど。
この時点で雨はほとんど止んだ。何を今頃。
ある程度濡れてしまったら、そんなことは重要でなくなる。

岡田杯2013生駒 028

岡田杯2013生駒 038

あとは無理をすることなく、3位をマークすればよい。
しかし前には追いつくわけで、当然抜きに掛かることになる。
4ストとは特性が異なり、加速では不利。
失速すると苦しい。
そこで禁断の半クラを!
明らかに俺の方が速くて追いついているのに露骨なブロックをしてくる。
しかし甘いな(笑)、とシャアにばっさり斬り捨てられるガルマのように1コーナーの
突っ込みが甘いのだ。
ストレートでスピードを乗せればインを刺せるのだ。

1ヘアでちゅるんとこける。
オイルか?
各所に液体が出ているのがはっきりと分かる。
そのうち流れて消えてしまうのだが。
ペダルの先っぽとかバンクセンサーとか。
レースも終盤になると色々落ちている(笑)。

こけても実質ダメージ無し。
止まるのが最悪でペースを落としてでも走り続けるのが良い。
最後に頑張って38秒台。これが事故ベスト。
ただラップを正しく拾っていないことがあり、もっと良かったかも。
感覚ではあと1秒いけるように思う。
残り30分の表示から長い。
と思ったらチェッカー。走っている側からは時間がわからん。
前は10分か15分で表示が出たような気がするが。

ともかくゴール。
燃え尽きたぜ、おっさんは…

この一戦でセッティングを含む課題が色々と出た。
追々とやっていくしかないな。

各チームにドラマがあったようである。
その筋では有名な、世界耐久チャンピオンも参戦していた。
おもっきり雨なのにレインを用意しないスパルタンなチーム(笑)。
それでも俺を刺してくる。そして置き去りに。

アミバ16

取れたサイレンサーをワイヤーロックで止めるという発想も素晴らしい。
凡人とはあらゆる面でちゃうわ(笑)。

岡田杯2013生駒 061

最終的に2ストクラス2位。
総合はともかく、過去最高。
準備不足の割には上々の結果。
俺がもっと頑張っていたら、優勝できたかもしれん。
修行が足りんわ!

とにかく疲れた。濡れて寒いし。
どれほどシフトしたのか。左膝がかっくかく。
ブッシュが数年分減ったかもしれん(笑)。

また来年もやるらしい。
この1戦だけで俺の今シーズンは終わりか…

ラップコムその42013年10月25日 22時04分46秒

その3より続く。

岡田杯生駒で実戦使用した。
そこでトラブルや課題が出来た。

ラップコムトラブル 001

SDカードにデータが取り込まれるが、水に濡れている。
端子の下辺り。
1日おいてこの状態であった。防水キャップついているが頼りない。
まさか取付方が悪かったことはないと思うが…
水の影響か、決勝のデータは全く取れていない。
本体にデータは残るが、ログデータとは異なりカードに移すことは出来ないとのこと。
つまりはリアルタイムでカードへ書き込みされるのだ。
それでは接触不良や、振動の問題がある。
一旦、本体に記憶して出力する方式では大きなメモリーが必要になるからだろう。
どっちでもいいが、信頼性が重要となる。

練習時のデータはあるが、それでもかなり欠損がある。
水の影響が最も疑わしいが、他に原因あるのかもしれない。
ともかく、水対策は必要であることがわかった。

ラップコムトラブル 003

公式なリザルトでは500周以上だが、カウントもこの通り336周。
走行中に、ラップ計測していないことは気付いていたがこれほどとは。
メーカー曰く、点火系のノイズの影響ではとのこと。
抵抗無し本番プラグにするつもりが抵抗付プラグのまま走ったのでどうなのか。
パルスコードを他の線と近づけると、ノイズの影響がでるらしい。
線は全部一緒にまとめてあったが、それが原因かどうかは確認できない。
それとも単にセンサーをもっと下に取り付ける必要があるのか。

ラップコムトラブル 005

メッチャ速いやろー(爆)。
マッハ対応かもしれん(笑)。
水滴が付着して、走行中に速度はほとんど確認できなかった。
水滴対策も考えないと行けない。
こちらもノイズの影響らしい。
他社製センサーで超○金合体ロボットとしているのでその可能性もある。
設定そのものは間違ってはない。
朝の時点で、走行していないのに速度表示されているのは確認した。
やはりノイズか?
しかし上限値がおかしいやろ。ありえんような数値に何故セットするのか。

水滴対策、水進入防止、ラップカウント、速度の表示…
ステーの形状もある。
課題特盛りやな。

問題なく作動すれば安いし、いいと思う。
ボチボチと対策するしかないだろう。

ソフトについても色々思うところあるが、それは次の機会に。
その5へ続く。