レースの準備2012年06月09日 09時00分47秒

いよいよ迫ってきた堺スーパースプリント。
急に決まったので準備不足である。
何もせずぱっと出て勝てるなどとは思っていないので事前準備が重要となる。
こればかりやっているわけではないこともあり、仕方ない。
とりあえずは気になっていた部分のみ手を付けることにした。

まずはキャブから。以前からおかしいと思っていた。MJがやけに大きい。
もっと絞ってもいけるはずだが。
また始動性の悪さやアイドリングが効きにくい、プラグかぶりなどもあった。
Tテックに聞いてみた。Mjは濃すぎでSJは薄すぎとのこと。
SJは意外であったがMJはやはりという感じだ。
何故そうなのか、理由を考える。
キャブのへたりか。シフトの度にスロットルバルブは上下する。
1周のうちにどれだけ繰り返すのか。擦れているため摩耗する。
ミニのメッキバルブを使っている。これだとバルブの保ちはいい。
バルブが減らないということはキャブ本体が減るということになる。
バルブと本体の隙間が増えるとセッティング出ないことは割とあるようだ。
キャブを変えるのか。予備の新品は持っているが出来れば今のキャブを使いたい。
他の原因も考える。キャブとマニホールドは2本のボルトで固定されているだけ。
左右方向には締まるが上下方向には締まらない。

エンジン掛けてみてマニホールドとキャブのつなぎ目にクリーナーを拭いてみる。
アイドリングが下がった。ということは…
ここから2次エアーを吸っている。そういうことか。

キャブ整備 001

つなぎ目には当然シール必要。Oリングあるがしばらく変えていなかった。
新品に交換する。ホンダの場合単品で買えない。セット販売となる。
特定のOリングばかり変えると割高になる。

キャブ整備 002

トップキャップのシールもついでに交換。

エンジン始動。再びクリーナー吹いてみる。やはりアイドリングが下がる。

キャブ整備 003

キャブ整備 004

接続部は両方とも機械加工されていない。歪みがあるのか。
尺をを当ててみるが明らかに歪んでいるようには思えない。
定盤があれば確認できるのだろうが…
単体で歪みはなくても、締めると歪むのか。
エンジン始動中に締め加減を調整してみる。
締めていくと隙間が出来るようである。
きっちり締めた状態からやや戻すぐらいだとアイドリングに変化はない。
かなりシビアである。
何をするにもここをばらすことになるので締め加減を毎回適切に行うのは否現実的。
ならばどうするか。めったにばらさなければ液ガス塗布で十分かと思うが。
それも非現実的。ともかくシールできればいいのだ。
調べていくと年式によりこの辺りの造りに変遷がある。
ガスケットが入っている年式がある。これや!

キャブ整備 006

キャブ整備 008

ガスケット150円也。Oリングも当然併用。
これで隙間を完全に無くすことに成功した。
厚みはたいしたことはないので特性には影響はないだろう。
たったこれだけのことであるが、そこに至るまでの道のりは長かった。

続いてはフォーク。前回ばらしたのはいつだったのか。
完全にばらす。
オイルは大変なことになっていた。モリブデングリースと化していたのだ。
街乗りと比べると走行距離は大したことはないのだが、オイル量が少ないことも
あって厳しいようだ。
組立に移る。ここで気付いた。ドレンのパッキンがないことを。
シールの在庫は確認した。パッキンもあるやろ程度であった。

フォーク整備 001

状態が悪い。再利用すると漏れる可能性大。

フォーク整備 003

部品手配している間はこの状態に…

フォーク整備 002

つまらん部品であるが無いとどないしようもない。

フォーク整備 004

エア抜きし油面も調整。人によれば油面全く気にしないようである。
オイル量で管理することも可能であるが、正確に測り入れることは難しい。
また完全にばらさないとオイルを抜ききることは不可能。
よって油面で合わせるしかないのである。
それを言ってもそうしない。
どうでもよければどうでもいいことではある。

レース前に確認のため走行したかったが時間がなかった。
問題はないとは思うが。