コイル2012年12月11日 21時46分48秒

岡田杯で不調になったエンジン。
現地では原因を探りきれなかったため、時間を掛けて調べる。

エンジンの可能性もあるのでヘッドを外す。
するとシリンダーに傷があるのが確認された。
マニにタイヤかすが付着していたので、それかゴミの影響だろう。
直接異物を吸い込まないよう対策しているが、絶対ではない。
そちらは別に考える。
傷といっても深くはなく、不調にまではならないだろう。
となると電気か。

現地では電気系を交換して調べた。残っている部品も変えてみる。
ハーネス、ステーターを変えても同じ。残るはコイルのみ。
コイルを変えると…
吹ける吹ける!今まで何やってん(笑)。
諸悪の根源はワレか!
こんな物潰れるのか。
症状はアイドリングは普通だが高回転ではかぶったようになって全く吹けない。
こういう場合はCDIが多いようだが。
数年前に新品を取ってあった。何でも持っていないとすぐに対処できない。
サーキットでは尚更。

今回は新品に交換したが、また予備が必要となる。
すぐにダメになることはないと思うが、用意しておくべきである。
しかし50F用はすでに廃盤となっている。50FというよりはMBX?
50F登場より四半世紀という驚愕の事実。
それほどの時が流れたか…
もはや立派な旧車なので部品でなくて当然といえる。

しかし、入手できなければどうやって走んねん、ということになる。
本田純正で打ち止めとなった場合はHRCに移行することがある。
意外と知られていないようだがブレーキディスクも廃盤であり、HRCに移行している。
ならばすんなり買えるのかというとそうではない。
在庫は持っていないようで、オーダーがある程度溜まると作るらしい。
それが10個か100個かは定かではない。
そんなわけで実際には入手困難だったりする(笑)。
現行のNSFでさえ欠品あるとのことなのでそういうことだ。

調べるとNSR用が線の長さ違うだけで実質同じ物らしい。
何でも裏を取るため、確認用としてサンプル品を借りてきた。

NSRコイル 001

見ての通り長さが全然ちゃうやんけ!

NSRコイル 002

NSRコイル 003

本体の方は刻印は異なるが同じ物のようだ。

NSRコイル 004

NSRコイル 005

付けてみてもこれだけの差が。確かに短いが特に問題はない。
エンジンも普通に掛かる。
確認できたところでNSR用を注文した。
NS1だと長いらしいが物がないので未確認。

入手した品物は4000円を超える。ミニのパーツリストでは2600円だが…
驚愕の値上がり。他も相当上がっているようだ。
廃盤、欠品そして値上がり…
日々維持することさえ困難になっていく。
常時、部品の確保に努めるべし。
部品変えれば直るトラブルは多い。
言い方を変えれば交換しないと直らないということである。

部品をいえばこんなことがあった。
こんなん好きやろ。どや!
すでにQ車の領域やないか。後で部品無くて困るやろと断った。
すると、何言うとんねん!今アレが無くて困っとるっちゅうねん!
それは失礼しました(笑)。