雪の高野山~熊野三山2012その1 ― 2012年02月07日 21時51分00秒
先日、高野山に行ってきた。ニュースで現地は-4℃とかで急に行きたくなったのだ。
大阪からだと日帰り圏内であるが1泊してついでに熊野へも行くことにした。
高野山道路で行くのが一般的であるが、狭くせせこましい道であるにもかかわらず、
観光バスが多く走りにくい。
そこで国道480を使う。とはいえ最終的には高野山道路に合流することになる。

高野山の入口大門。
そこからちょいと走ると壇上伽藍がある。
一部を除いて、駐車場はタダなのがうれしい。
さすがに冬にあえて来る観光客は少なく駐車場が溢れるということはなかったが
季節がよいとかなりの人出があるのかと思う。



有名な根本大塔などがある。
池も凍る寒さ。雪はシャ○の如きさらさらである。
踏みしめるときゅっ硬い感触がある。
続いては金剛峯寺へ。




金剛峯寺、500円。庭には雪が積もる。


本堂の中に入ることが出来る。

それにしても寒い。そんな時は内部からの破壊、ではなく内部から暖める。
食事後、奥の院へと向かう。
昔々高野山には修学旅行で来たことがある。
その時は夏場だったので、ここで肝試ししたようなせんような…
それ以降は龍神へ行くのに通過しただけでちゃんと回ったのはそれ以来の気がする。








奥の院。戦国武将の墓(供養塔)が多数ある。
あまり大々的な看板などないので目的の墓があれば事前に調べておく方が
いいだろう。
年代はバラバラで、近年の墓もある。他には企業関係もあるのが不思議な感じがする。

(笑)。いや笑ったらアカンのか?

手水所は氷の芸術に。
奥の院の行き止まりには弘法大師の墓がある。中の橋から1キロぐらいか。

姿見の井戸なんてのもある。
この井戸をのぞき込んで自分の姿が映らなければ死期が近いとされる。
北斗七星の横にある小さな星が見えるのと同じやな。
それは死兆星や(笑)。ちなみに俺はまだ死兆星は見えん(笑)。
高野山の後は竜神温泉をめざす。竜神スカイラインで直行できる。
ちなみに冬は二輪全面通行禁止で、昼間はチェーン規制となる。
夜間は全面通行止めとのこと。
まだまだ日が高いので余裕である。
スカイライン入口まではほぼ雪はなかったが、入ると雪で路面が覆われている。
とはいえ除雪されている。圧雪状態であった。
雪の中へ突っ込んでいく。最初は何事もなく快調に走る。
10キロ弱走った辺りだろうか、異変が生じた。
橋上で緩やかな登りの左コーナー。そこで4輪ドリフト状態に陥った。
ハンドルは効かん。
たいしたスピードではなかったし対向車もいなかったので流れただけで済んだ。
スタッドレスにはしてある。橋上ということで凍っていたのか?
もうちょっとスピード出ていたらガードレールに一直線だったと思う。
そこをクリアする。気を取り直して先に進む。
しかしまたもや異変が。登りの直線路。
後輪が空転し始め、。止まってしまった。
再スタートしようとするが、虚しく空転するのみ。
前に進めなければ後退するしかない。
一旦下がって再び前進。とりあえずはクリアー。
少々進むと、工事のため交互信号があり止まる。
信号変わったので発進しようとするがまたしても空回りするだけで前に進まん。
ここは全長40キロと長く、アップダウンも多い。
ここをクリアしてもまた止まるのは目に見えている。
止まらなければいけるようだが、そんな都合良くいける保証などない。
止まったら死ぬ寛平状態である(笑)。
まだ登り区間で標高はまだまだ高くなるし、これ以上は危険と判断し引き返すことにした。
しかしUターン出来るような場所はない。
そのため延々バックでゆっくりと下っていった。
雪でわかりにくいが側溝がある。嵌ると自力での脱出は不可能。
1箇所、広い場所はあったが下は土のようである。
雪の下は泥沼だろう。うかつに突っ込めば亀の子になるのは必定。
さらにバックで下がる。
バックするというよりは惰性で下るという方が正しい。
俺の車はマニア向け5速。ひたすらクラッチ切りっぱなし。
ゆっくり下っているにもかかわらず、ハンドル切ってもそのままずり落ちる。
さすがに後輪のブレーキが効くので止まれないということはなかった。
4キロほど下がっただろうか。ようやくUターンできる場所発見。
そこでUターンした。

Uターン完了。ほっとした。
これが日が暮れたら完全に終わっとった。
あとは下りなので特に何もなく、そのまま高野山まで戻った。
他の車は何事もなく走っていく。
ここで何故進めなくなったのか考えてみる。
スタッドレスとはいっても大したことはない。
ノーマルタイヤで雨の中を走るより遙かに滑りやすい。
ワンボックス車の弱点として前後の重量配分が悪いということがある。
空荷では前が重いのである。別の言い方をすれば後が軽い。
そのため後輪がグリップしにくい。
前は軽トラに乗っていたがそちらも同様であった。
乗り換え前は軽トラと比べると絶対重量があるので余り問題にならないと思っていた。
ところが実際はそんなことはないのである。
ちょっとした土の上でスタックしたことがある。
LSDでもあれば違うのであろうがそんな物はない。
空気圧であるがドライ路面を走るとタイヤの剛性不足からぐにゃぐにゃ感がある。
そのため4キロと圧は高めにしていた。
進めなくなったのは上記2点と思われる。
今後は対策必要である。
翌日膝がおかしいのに気付いた。経年劣化によるブッシュのへたりか。
左だけである。
ということは…
クラッチひたすら切っていたため膝に負担が掛かったのであった。
ノーマルであるし別段重いわけでもない。
所謂教習所乗りか。
教習所では信号待ちも1速に入れたままなので当然クラッチを切ったままとなる。
実際の路上ではそんなことする奴はおらんやろ(笑)。
信号待ちではニュートラルにしサイドブレーキを引く。
必要であればギヤを入れたらいいだけのこと。そんなアホなことはしない。
ずっと切りっぱなしだと何か問題があるのか?
多板クラッチのバイクだとキレが悪くなるが車だと関係ないのか。
龍神経由で熊野方面に行けない。
そのため高野山道路を北上し国道168十津川経由で行くことにした。
雪の龍神で時間をかなりロスした。十津川経由だとさらに時間掛かる。
途中で温泉に寄ることにした。大塔の夢の湯を目指す。
168は一部の路肩に雪が残るのみ。龍神スカイラインとはえらい違いである。
この辺は去年の台風で大きな被害を受けている。
山の斜面が一面まるまる無かったり!
路肩崩落により崖下が見えていたり…
168自体は一部迂回路あるが通行可能である。

到着した夢の湯は閉まっている…
そんなんばかりの人生や(笑)。仕方ないので別の温泉を探す。
道の駅十津川の裏に湯泉地温泉滝の湯発見。そこに向かう。
料金はJAF割で300円なり。
風呂の中は硫黄の匂いが充満している。
外には露天も。
ドアを開けると階段が。階段を下ると外に出た。
さらに階段が続く。チ○ポ丸出しのため寒い(笑)。
日が暮れているが、ぼんぼりのような照明のため薄暗い。
下りきると露天風呂があった。横には川が流れている。
何と洗い場もあるがこの寒いのにここで洗う奴はおらんやろ。
夏場専用やな(笑)。
天気良ければ星が見えそうであるが微妙な曇りのためそれはなかった。
後は寝る場所を探すだけである。
42号線まで出ると道の駅那智があるのでまずはそこへ向かう。
もろ国道沿いなのでうるさいのかと思ったが、思ったよりはうるさくないので
ここで泊まることにした。
いかにもそれらしい先客が数台止まっている。
ここはJRの駅と温泉、道の駅が合体している。

一泊程度だとこれぐらいで十分。そして夜が更けていった。
その2へ続く。
大阪からだと日帰り圏内であるが1泊してついでに熊野へも行くことにした。
高野山道路で行くのが一般的であるが、狭くせせこましい道であるにもかかわらず、
観光バスが多く走りにくい。
そこで国道480を使う。とはいえ最終的には高野山道路に合流することになる。

高野山の入口大門。
そこからちょいと走ると壇上伽藍がある。
一部を除いて、駐車場はタダなのがうれしい。
さすがに冬にあえて来る観光客は少なく駐車場が溢れるということはなかったが
季節がよいとかなりの人出があるのかと思う。



有名な根本大塔などがある。
池も凍る寒さ。雪はシャ○の如きさらさらである。
踏みしめるときゅっ硬い感触がある。
続いては金剛峯寺へ。




金剛峯寺、500円。庭には雪が積もる。


本堂の中に入ることが出来る。

それにしても寒い。そんな時は内部からの破壊、ではなく内部から暖める。
食事後、奥の院へと向かう。
昔々高野山には修学旅行で来たことがある。
その時は夏場だったので、ここで肝試ししたようなせんような…
それ以降は龍神へ行くのに通過しただけでちゃんと回ったのはそれ以来の気がする。








奥の院。戦国武将の墓(供養塔)が多数ある。
あまり大々的な看板などないので目的の墓があれば事前に調べておく方が
いいだろう。
年代はバラバラで、近年の墓もある。他には企業関係もあるのが不思議な感じがする。

(笑)。いや笑ったらアカンのか?

手水所は氷の芸術に。
奥の院の行き止まりには弘法大師の墓がある。中の橋から1キロぐらいか。

姿見の井戸なんてのもある。
この井戸をのぞき込んで自分の姿が映らなければ死期が近いとされる。
北斗七星の横にある小さな星が見えるのと同じやな。
それは死兆星や(笑)。ちなみに俺はまだ死兆星は見えん(笑)。
高野山の後は竜神温泉をめざす。竜神スカイラインで直行できる。
ちなみに冬は二輪全面通行禁止で、昼間はチェーン規制となる。
夜間は全面通行止めとのこと。
まだまだ日が高いので余裕である。
スカイライン入口まではほぼ雪はなかったが、入ると雪で路面が覆われている。
とはいえ除雪されている。圧雪状態であった。
雪の中へ突っ込んでいく。最初は何事もなく快調に走る。
10キロ弱走った辺りだろうか、異変が生じた。
橋上で緩やかな登りの左コーナー。そこで4輪ドリフト状態に陥った。
ハンドルは効かん。
たいしたスピードではなかったし対向車もいなかったので流れただけで済んだ。
スタッドレスにはしてある。橋上ということで凍っていたのか?
もうちょっとスピード出ていたらガードレールに一直線だったと思う。
そこをクリアする。気を取り直して先に進む。
しかしまたもや異変が。登りの直線路。
後輪が空転し始め、。止まってしまった。
再スタートしようとするが、虚しく空転するのみ。
前に進めなければ後退するしかない。
一旦下がって再び前進。とりあえずはクリアー。
少々進むと、工事のため交互信号があり止まる。
信号変わったので発進しようとするがまたしても空回りするだけで前に進まん。
ここは全長40キロと長く、アップダウンも多い。
ここをクリアしてもまた止まるのは目に見えている。
止まらなければいけるようだが、そんな都合良くいける保証などない。
止まったら死ぬ寛平状態である(笑)。
まだ登り区間で標高はまだまだ高くなるし、これ以上は危険と判断し引き返すことにした。
しかしUターン出来るような場所はない。
そのため延々バックでゆっくりと下っていった。
雪でわかりにくいが側溝がある。嵌ると自力での脱出は不可能。
1箇所、広い場所はあったが下は土のようである。
雪の下は泥沼だろう。うかつに突っ込めば亀の子になるのは必定。
さらにバックで下がる。
バックするというよりは惰性で下るという方が正しい。
俺の車はマニア向け5速。ひたすらクラッチ切りっぱなし。
ゆっくり下っているにもかかわらず、ハンドル切ってもそのままずり落ちる。
さすがに後輪のブレーキが効くので止まれないということはなかった。
4キロほど下がっただろうか。ようやくUターンできる場所発見。
そこでUターンした。

Uターン完了。ほっとした。
これが日が暮れたら完全に終わっとった。
あとは下りなので特に何もなく、そのまま高野山まで戻った。
他の車は何事もなく走っていく。
ここで何故進めなくなったのか考えてみる。
スタッドレスとはいっても大したことはない。
ノーマルタイヤで雨の中を走るより遙かに滑りやすい。
ワンボックス車の弱点として前後の重量配分が悪いということがある。
空荷では前が重いのである。別の言い方をすれば後が軽い。
そのため後輪がグリップしにくい。
前は軽トラに乗っていたがそちらも同様であった。
乗り換え前は軽トラと比べると絶対重量があるので余り問題にならないと思っていた。
ところが実際はそんなことはないのである。
ちょっとした土の上でスタックしたことがある。
LSDでもあれば違うのであろうがそんな物はない。
空気圧であるがドライ路面を走るとタイヤの剛性不足からぐにゃぐにゃ感がある。
そのため4キロと圧は高めにしていた。
進めなくなったのは上記2点と思われる。
今後は対策必要である。
翌日膝がおかしいのに気付いた。経年劣化によるブッシュのへたりか。
左だけである。
ということは…
クラッチひたすら切っていたため膝に負担が掛かったのであった。
ノーマルであるし別段重いわけでもない。
所謂教習所乗りか。
教習所では信号待ちも1速に入れたままなので当然クラッチを切ったままとなる。
実際の路上ではそんなことする奴はおらんやろ(笑)。
信号待ちではニュートラルにしサイドブレーキを引く。
必要であればギヤを入れたらいいだけのこと。そんなアホなことはしない。
ずっと切りっぱなしだと何か問題があるのか?
多板クラッチのバイクだとキレが悪くなるが車だと関係ないのか。
龍神経由で熊野方面に行けない。
そのため高野山道路を北上し国道168十津川経由で行くことにした。
雪の龍神で時間をかなりロスした。十津川経由だとさらに時間掛かる。
途中で温泉に寄ることにした。大塔の夢の湯を目指す。
168は一部の路肩に雪が残るのみ。龍神スカイラインとはえらい違いである。
この辺は去年の台風で大きな被害を受けている。
山の斜面が一面まるまる無かったり!
路肩崩落により崖下が見えていたり…
168自体は一部迂回路あるが通行可能である。

到着した夢の湯は閉まっている…
そんなんばかりの人生や(笑)。仕方ないので別の温泉を探す。
道の駅十津川の裏に湯泉地温泉滝の湯発見。そこに向かう。
料金はJAF割で300円なり。
風呂の中は硫黄の匂いが充満している。
外には露天も。
ドアを開けると階段が。階段を下ると外に出た。
さらに階段が続く。チ○ポ丸出しのため寒い(笑)。
日が暮れているが、ぼんぼりのような照明のため薄暗い。
下りきると露天風呂があった。横には川が流れている。
何と洗い場もあるがこの寒いのにここで洗う奴はおらんやろ。
夏場専用やな(笑)。
天気良ければ星が見えそうであるが微妙な曇りのためそれはなかった。
後は寝る場所を探すだけである。
42号線まで出ると道の駅那智があるのでまずはそこへ向かう。
もろ国道沿いなのでうるさいのかと思ったが、思ったよりはうるさくないので
ここで泊まることにした。
いかにもそれらしい先客が数台止まっている。
ここはJRの駅と温泉、道の駅が合体している。

一泊程度だとこれぐらいで十分。そして夜が更けていった。
その2へ続く。
コメント
_ しゅうまい ― 2012年02月11日 06時31分17秒
_ ルイージ ― 2012年02月11日 09時09分46秒
書き込みありがとうございます。
竜神ですが10キロほどしか走っていません。
往復してからだとさすがに168を走り切ろうなどとは思いません。
昔からすると距離はかなり減りました。
猪苗代湖に行ったときはかなりきついものがありました。
夜出て、東京についた時点で明け方。現着は昼ぐらいでしたよ。
何度も東名に散りそうになりましたが、夜が明けると不思議と走る気になるものです(笑)。
大阪からは2/3~3/4日ぐらいかかりました。
その時の距離は800キロでした。
今は衰えたのでもう出来ませんし、しません(笑)。
それに比べれば車なので楽ですよ。
あの道結構楽しいですし。
竜神ですが10キロほどしか走っていません。
往復してからだとさすがに168を走り切ろうなどとは思いません。
昔からすると距離はかなり減りました。
猪苗代湖に行ったときはかなりきついものがありました。
夜出て、東京についた時点で明け方。現着は昼ぐらいでしたよ。
何度も東名に散りそうになりましたが、夜が明けると不思議と走る気になるものです(笑)。
大阪からは2/3~3/4日ぐらいかかりました。
その時の距離は800キロでした。
今は衰えたのでもう出来ませんし、しません(笑)。
それに比べれば車なので楽ですよ。
あの道結構楽しいですし。
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一度、竜神スカイラインを走り、Uターンかまして
あの果てしなき遠い168号線を走破するなんて
地元の私でも遠慮します、距離感マヒしてませんか?
横浜と神戸、バイクで日帰りの漫画見て真似する者がたくさんいた
世代のバイク乗りではありますが・・・(笑)