連絡不可~QJ-12015年03月04日 21時56分39秒

前にも書いたことがあるが、色々とあるQJ-1
ダダ漏れにはならないが、半年ぐらいで漏れ始める…
メンテサイクルは1年であるので、それぐらいは保つべきだ。
レース日の関係があって、実際には誤魔化しつつもだいたい1年使っていた。
何か考えねば、と思いつつ時は流れて…

シーズン終わる前からすでに漏れ始めていたのだ。
シーズン終わりとなりOH時期である。
他にも懸案事項はあったが、実現はどうかと思っていたのだ。
後付でバンプラバー付けたが当然ストローク減る。
本末転倒だが、バンプラバーを薄くして対処していた。
それでもストローク不足。
OHついでにストロークを増やせないか。
耐久に出ていると、ライダーの体重はかなりばらつきがある。
その差20キロ。

底付き防ぐだけなら、プリロード増やせば事足りる。
しかしそれでは体重軽いライダーには全く合わない。
そのライダーからはハードであるとの評価であった。
しかし、軽いライダーに合わせると最大荷重を受け止めることが出来ない。
仕方ないことだが、中途半端なセッティングとなっていた。
そこでストローク伸ばせればハードに振ることなく最大荷重も受け止めることが出来る。
ロッド長さ延長ぐらいだと割とお手軽である。
そこでメーカーに問い合わせたが、現物を見ないとわからないとのこと。
自前で作っている?のなら物無くても可否判断できそうだが…
どのみちオイル漏れ修理含むOH時期のためメーカー送りとなった。

メーカーからの連絡を待つ。
そこで一悶着あった。
ここでばっさり斬り捨てても、うれしくも何ともないが結果的には斬り捨てる
ことになる。なんじゃそりゃ(笑)。
驚くような発言あったが、細かい部分は割愛する。

こことの連絡はメールのみ。
ややこしくなりそうな予感はあったので電話したが出ない。
以前にも電話したが、全く出ないのだ。
メールでは埒がアカン。

ストローク拡大はできるようだが、もう1本作るような感じらしい。
それまでにどないやねん、と思っていたところでこりゃアカンわとなった。
この話は打ち切ってOH後返却を求める。
さっさと電話して決着すべし。
しかし、相変わらず出ない。昼も夜も。
そうこうしている間に年末に突入し、連絡が完全に途絶えた。
こうなると待つしかない。しかし年が明けてもう営業しているはずという時期に
なっても連絡はない。こちらから連絡せんとアカンのか?
メールしても連絡無し。電話にも出ず。
1月中のテストを予定していたのでいい加減焦る。
連絡が付かないと、色々考えるのである。
飛んだ?!とか死んだ!?とか。
噂では…
電話はまだ生きている。これがなくなるといよいよ…
確認のしようがないではないか。
ここで攻め方を変える。
アナログでだ。葉書送る。
しかしポストに入れるだけなので、いるのかどうかは別問題。
そしてまたしても時は流れ…

物の返却を求めるのは当然だが、今後のことを考える必要ある。
もうアカンと、ここで見切りをつけた。
問題は物よりも対応。アカンとは思っていたが、今回決定的となった。
だからノーマルを使うという選択肢は勿論無い。
市販品では他に桑14万しかない。
タンク付は17万!
値段もアレだが、納期は無茶苦茶らしいな。
こちらも色々あるらしい。
まだ今年も始まっていないのに来年に備えてなどということはあり得ない。
無ければ作るしかない。
サスの開発などやったことがあるのはごく一部だけだろう。
当然そんな自信はない。
形にするだけならともかく、使えるレベルにするにはどれぐらいの時間が必要か…
ともかく検討開始。

2月となった。
ここでようやく連絡が来た。
連絡途絶えた理由は全くふれていない。
驚いたことに見当台がどうのこうの…
買うときから既に話ができんと思っていた。
独自の基準というか、常識というか。
全く違う世界に住んでいると考えれば説明はつく。
しかし世間ではそういうことは通じないわけで…
ともかく帰ってくることにはなった。

連絡つかない期間あったことで逆に調べ考える時間ができた。
ポジティブ思考やな。ホンマかっちゅうねん(笑)。
硬さはまずはスプリングということである。
レートの低いスプリングをプリロード掛けるから動き始めが遅い。
これが硬さの正体では。
そこでレートを上げてプリロード抜く方法を試す。

連絡出来たので、しばらくはそれを使うことにする。
ハードスプリングも選べるのでそちらも入手することにした。

ある日…
次のメールが来た。これは!?
今だ、出すんだブレストファイヤー!
この機会を逃すと二度とチャンスは訪れないだろう、というわけでその瞬間、電話した。
発射、命中!ミサイルパンチ。
すると今まで何やってん!なんと電話が通じたのだ。
そこで、今までの思いをおもっきりぶつけたのだ。
誰でも気になる連絡が途絶えた理由は何か。
すると驚くべき返事が。
忙しいからと。
いくら忙しくてもメールぐらい出来るやろ。
寝る暇もないほど忙しいのか?
またしても驚くが、そうだと。
そうではないと思うがそれ以上突っ込みようがない。
メールではどこの悪徳業者やと思わせた。
電話ではそんなことはなく、単に世間とはだいぶずれている?だけのようだ
世間ではそういうことは認められないので、それが不幸なのだろう。
この業界、よく言えば個性的な人々が多い。
悪くいえば偏屈だ。
物は言い様で、アバタもエクボということ(笑)。
話せばわかるのだ。半分もわからんかったが。

ともかく悶々とした状況から、晴れ間が覗いたという感じか。
ここで斬り捨てたところで、何も良いことなはい。
揉めて何が楽しいのか。
ともかく悪徳ではないということでそれだけでも良かった。
しかし、全くフォローになってないな(笑)。

今回の件では、何とかすべくツテを辿った。
結果的には、大山鳴動して…というオチ。
巻き込んだ人々に感謝したい。

検討編へ続く。

コメント

_ もとい ― 2015年03月09日 19時11分42秒

 はじめまして。私もNS50Rに乗っていて、いつも勉強させていただいています。
 
 私もNS50R+QJ-1を使っているので、上記内容おどろきました。去年中古で買ったマシンにQJ-1がついていたので、そろそろOHかなと思っていたところ、ルイージさんの記事を読んで・・・絶句。

「全く違う世界に住んでいると考えれば説明はつく
しかし世間ではそういうことは通じないわけで…」

「この業界、よく言えば個性的な人々が多い。
悪くいえば偏屈だ。」

全くその通りだと思いますが、これで商売が成り立つということは・・・・

自分が偏屈なのか?

と思ってしまいます。

 ブルーポイントにOH出すには大らかな心が必要なんですね。
ブルーポイントではなく、サスペンション専門店に依頼しようと思っています。
 
 つづき楽しみにしています。

_ ルイージ ― 2015年03月09日 21時32分15秒

書き込みありがとうございます。

色々書いていますが、ブルーポイントを中傷するつもりは全くありません。
自分でも書いていてどうかとは思いました。
それだったら書くなと突っ込まれそうですが(笑)
嘘八百書いているわけではありませんが、内容については各自で判断いただければと思います。
応対はアレなんですが、仕事そのものは悪くないと思います。
フォローになってませんね(笑)。

シールなど特殊だそうです。
サス屋だとどこでもできると思いますが、部品の入手が問題と思います。
自分のもボディ交換しましたが他では難しいでしょう。

Nプランでは納期掛かるが出来るとあります。
そこのブログの過去ログ見ると情報あります。

_ もとい ― 2016年07月06日 18時03分01秒

ルイージさんへ
古い記事にコメントして恐縮です。

ブルーポイント代表永眠のため、今後QJ-1の性能維持は難しくなりそうです。
私はQJ-1をだいぶ前に手放して、いまは桑(タンク無し)を使っております。

今後NS50Rのリアサスは桑の一択になりますね・・・。

ルイージさんのリアサスを市販化してほしいです。

_ ルイージ ― 2016年07月10日 21時53分09秒

QJも件はなんとも難しく、ユーザーではコントロール出来ない部分です。
他でもできる所あるようですが、今後も対応できるかわかりません。

今のサスですが、商売ではありませんのでデータの公開はしません。
このまま市販できるレベルかどうかも不明です。
同じ物売ってくれと言ってもそれはないと思います。
わかるかと思いますが、肝心なことを書いているようでここでは書いていません(笑)。

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