サス検討その1 ― 2015年03月10日 21時30分22秒
QJ1の件だが、経緯は前回書いた。
何事も気分良く済ませたいがそうとは限らず。
噂では色々あるようだが…
ともかく別の物を用意すると決めたわけだ。
書く必要はなかったかもしれないが、これを機に次へと向けて気持ちを切り替えたい。
桑の方も色々あるという。
最初からそちらにすれば良かったのか。それはわからない。
桑とQJ両方使って、QJを選択することもあるらしい。
それの仕様をまずは決める必要ある。
サスの開発などやったことはない。
しかしベースとなる物がある。色々あるが基本的にはQJで不満はないのだ。
同等の物を作るという考えだ。
ノーマルから作ろうとすると、大変なことになる。
しかしながら制約あったりする。
その辺もふまえて仕様決定することになる。
まずは全長とストロークから。
調べてみると桑の方がQJよりも全長長くてストローク大きいとか。
しかし走行中は後高いような感じでもないとのこと。
ダンパーはQJの方が効いていると。
動きは明らかにQJの方が遅いそうだ。
以上より桑の方が奥のストロークを使っているということか。

サスの脱着は見てのとおり。
サス取付ボルトの抜き差しはスイングアームが”ある角度”でしかできない。
これがあると一人でも楽々作業可。


バンプラバーの有無でストロークの差はこれぐらい。
後付のバンプラバーだがストローク足りないので切ったわけだ。
これぐらいだとほとんど役に立っていない(笑)。
何やってんねん、俺。
乗った感じでは40は必要なように感じる。
その道で話を聞くと最初からバンプラバーないというのはおかしいと
ばっさり斬り捨てられた。
走行中に底付きしないようセッティングしてもダートに出たらどうすんねんと。
そのとおりである。




スプリングは標準8.5でオプションは9.5。レートはいずれも公称値である。
前回のテストでハードスプリングを使うことにした。
プリロードについてはもっと詰める必要あり。
もしかしてもっとレートの高いスプリングの方があっているような気がする。
調整ナットねじピッチも確認しておくと1回転でどれぐらい変わるかわかる。

ノーマルのスプリングは手持ちの工具で外せないので、かなり誤差あるだろう。
さて全長だが。
形状からして直接長さを測ることはできない。
測る方法検討中。
ともかくノーマルとほぼ同じで使用している。


続いては車体姿勢を見る。
これまではサス単体で考えてきた。しかしサスは車体の一構成部品でしかない。
車体全体で考える必要あるのだ。
駆動力が車体姿勢に与える作用とは。
ここでは触れないがアンチスクワット効果といわれる。
そういうことは知っていたが、絶対的なパワー少ないため重要とは考えていなかった。
しかし、パワーなくてもそれに見合った車体構成となっているのであり、
パワーの大小とは関係ない。
これが一般に言われるようになったのはそれほど前のことではない。
昭和の時代にはメーカーでさえ分かっていなかったのではないか。
理論は不明だが、色々試してみてこれぐらいという経験値で作っていたのだろう。
車体の基本設計は約35年前!
50Fはリンク付だが、50Rとなりリンク無しとされている。
50Rは平成に入ってからの発売なので、この辺考えているのか。
スプリングを外したサスを車体に取付て、徐々にかつ慎重にストロークさせていく。
かなりの危険が伴う。
最終的にフルストロークさせる。
そこでスイングアームの角度を見る。
すると水平の一歩手前。
これが上を向くようではアカン。
バンププラバーついてこれなのでもう少しストロークあってもいいように思う。
スイングアームの角度だけで決まらず、チェーンも関係する。
サスの長さも影響ある。
ここで不具合発覚。



なんとシート取付ドダイ固定ボルトが長すぎて、ストロークさせるとリアフェンダー
に干渉する。
作業中に明らかに当たった音がしたのだ。
今頃気づくとは。修行がタリン。
サスセッティングの流れは以下のとおりとされている。
一、車体姿勢(車高)
車高で重心やキャスターが変わる。まずはこれから。
二、バネ
レートやプリロードでも車高が変わる。
三、ダンパー
ダンパーで走行中の車高が変わる。
前後を均等に上下させれば重心も上下するだけ。
片側を上げ下げすれば、上下だけではなく前後の重心位置も変わる。
すなわち前後の荷重配分が変わる。

前回のテストでは時間の都合上、上記を無視してバネの方向性探るため
標準とハードを比較した。
その時には空車時で標準と沈み込み量が同じとなるようプリロードを設定した。
あくまで計算値であるが。
その状態で走行すると、走行中の車高高くなったためと思うがすぱっと曲がる
ハンドリングに変化した。これまではもっと安定感があった。
レプリカっぽい切れ味とも言える。

それが本来の持ち味なのか?
周りのライダーは12インチ系なので抵抗あるような気がしてプリロード抜いてみた。
すると標準時と同じぐらいとなったが、ストロークは不足気味。
新型サスでは今と同じ長さで希望するストローク稼ぐのは難しいことはわかっている。
車高調で下げる余地あるが、それは新型ではたぶん無理。
曲がりすぎるということはないので、慣れの問題か。
それともシート高を下げて調整するか。
前回のテストはここまでで終わった。
サスを作るに当たって検討しているが原付故の困難さにぶち当たる。
一般的に狭い場所に無理矢理押し込められ寸法的に余裕がない。
中型以上とは部品を別にしないと無理か。
そうなると数が出ない専用部品を作ることに…
原付だと車両価格の関係で高すぎると思われてしまう。
新車を199000円で買ったが、QJ買ったときに10万の部品付けるのかと思ったのだ。
原付用だから安く作れるわけでもなく、セッティングを原付用にしているだけ。
そんなことで原付用をやっているメーカーは少ないのだろう。
茨の道はこれからだ。
その2へ続く。
何事も気分良く済ませたいがそうとは限らず。
噂では色々あるようだが…
ともかく別の物を用意すると決めたわけだ。
書く必要はなかったかもしれないが、これを機に次へと向けて気持ちを切り替えたい。
桑の方も色々あるという。
最初からそちらにすれば良かったのか。それはわからない。
桑とQJ両方使って、QJを選択することもあるらしい。
それの仕様をまずは決める必要ある。
サスの開発などやったことはない。
しかしベースとなる物がある。色々あるが基本的にはQJで不満はないのだ。
同等の物を作るという考えだ。
ノーマルから作ろうとすると、大変なことになる。
しかしながら制約あったりする。
その辺もふまえて仕様決定することになる。
まずは全長とストロークから。
調べてみると桑の方がQJよりも全長長くてストローク大きいとか。
しかし走行中は後高いような感じでもないとのこと。
ダンパーはQJの方が効いていると。
動きは明らかにQJの方が遅いそうだ。
以上より桑の方が奥のストロークを使っているということか。

サスの脱着は見てのとおり。
サス取付ボルトの抜き差しはスイングアームが”ある角度”でしかできない。
これがあると一人でも楽々作業可。


バンプラバーの有無でストロークの差はこれぐらい。
後付のバンプラバーだがストローク足りないので切ったわけだ。
これぐらいだとほとんど役に立っていない(笑)。
何やってんねん、俺。
乗った感じでは40は必要なように感じる。
その道で話を聞くと最初からバンプラバーないというのはおかしいと
ばっさり斬り捨てられた。
走行中に底付きしないようセッティングしてもダートに出たらどうすんねんと。
そのとおりである。




スプリングは標準8.5でオプションは9.5。レートはいずれも公称値である。
前回のテストでハードスプリングを使うことにした。
プリロードについてはもっと詰める必要あり。
もしかしてもっとレートの高いスプリングの方があっているような気がする。
調整ナットねじピッチも確認しておくと1回転でどれぐらい変わるかわかる。

ノーマルのスプリングは手持ちの工具で外せないので、かなり誤差あるだろう。
さて全長だが。
形状からして直接長さを測ることはできない。
測る方法検討中。
ともかくノーマルとほぼ同じで使用している。


続いては車体姿勢を見る。
これまではサス単体で考えてきた。しかしサスは車体の一構成部品でしかない。
車体全体で考える必要あるのだ。
駆動力が車体姿勢に与える作用とは。
ここでは触れないがアンチスクワット効果といわれる。
そういうことは知っていたが、絶対的なパワー少ないため重要とは考えていなかった。
しかし、パワーなくてもそれに見合った車体構成となっているのであり、
パワーの大小とは関係ない。
これが一般に言われるようになったのはそれほど前のことではない。
昭和の時代にはメーカーでさえ分かっていなかったのではないか。
理論は不明だが、色々試してみてこれぐらいという経験値で作っていたのだろう。
車体の基本設計は約35年前!
50Fはリンク付だが、50Rとなりリンク無しとされている。
50Rは平成に入ってからの発売なので、この辺考えているのか。
スプリングを外したサスを車体に取付て、徐々にかつ慎重にストロークさせていく。
かなりの危険が伴う。
最終的にフルストロークさせる。
そこでスイングアームの角度を見る。
すると水平の一歩手前。
これが上を向くようではアカン。
バンププラバーついてこれなのでもう少しストロークあってもいいように思う。
スイングアームの角度だけで決まらず、チェーンも関係する。
サスの長さも影響ある。
ここで不具合発覚。



なんとシート取付ドダイ固定ボルトが長すぎて、ストロークさせるとリアフェンダー
に干渉する。
作業中に明らかに当たった音がしたのだ。
今頃気づくとは。修行がタリン。
サスセッティングの流れは以下のとおりとされている。
一、車体姿勢(車高)
車高で重心やキャスターが変わる。まずはこれから。
二、バネ
レートやプリロードでも車高が変わる。
三、ダンパー
ダンパーで走行中の車高が変わる。
前後を均等に上下させれば重心も上下するだけ。
片側を上げ下げすれば、上下だけではなく前後の重心位置も変わる。
すなわち前後の荷重配分が変わる。

前回のテストでは時間の都合上、上記を無視してバネの方向性探るため
標準とハードを比較した。
その時には空車時で標準と沈み込み量が同じとなるようプリロードを設定した。
あくまで計算値であるが。
その状態で走行すると、走行中の車高高くなったためと思うがすぱっと曲がる
ハンドリングに変化した。これまではもっと安定感があった。
レプリカっぽい切れ味とも言える。

それが本来の持ち味なのか?
周りのライダーは12インチ系なので抵抗あるような気がしてプリロード抜いてみた。
すると標準時と同じぐらいとなったが、ストロークは不足気味。
新型サスでは今と同じ長さで希望するストローク稼ぐのは難しいことはわかっている。
車高調で下げる余地あるが、それは新型ではたぶん無理。
曲がりすぎるということはないので、慣れの問題か。
それともシート高を下げて調整するか。
前回のテストはここまでで終わった。
サスを作るに当たって検討しているが原付故の困難さにぶち当たる。
一般的に狭い場所に無理矢理押し込められ寸法的に余裕がない。
中型以上とは部品を別にしないと無理か。
そうなると数が出ない専用部品を作ることに…
原付だと車両価格の関係で高すぎると思われてしまう。
新車を199000円で買ったが、QJ買ったときに10万の部品付けるのかと思ったのだ。
原付用だから安く作れるわけでもなく、セッティングを原付用にしているだけ。
そんなことで原付用をやっているメーカーは少ないのだろう。
茨の道はこれからだ。
その2へ続く。
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