十津川その12012年10月15日 21時27分46秒

3連休の中日。時間が取れたので泊まりでツーリングに行くことにした。
急に決めたので下調べの時間がなかった。
十津川方面に決定。そういえば去年の台風で通行止め区間があったような。
行こうと思っていた所はモロ通行止め。
宿を押さえてからそういうことを調べるようではアカンな(笑)。
行き当たりばったり出たとこ勝負なのでよくあることである。

十津川への道はかつては厳しい道だったが、今では相当改良されて狭い部分が
一部に残るのみ。そのためすんなり向かうと早く着きすぎる。
日帰りで楽勝である。程よい時間につくルートは。
敢えて遠回りし、時間調整するため龍神回りとした。

まずは高野山へ向かう。メインの道路は道が悪い割には車が多い。
追い越しもまず不可能。余りの遅さに意識が朦朧となる(笑)。
高野山から龍神スカイラインに入る。
いつの間にか無料になっているがバイクで来たのはいつ以来か。
前日の雨か、先日の台風の影響か所により湿った杉の落ち葉が。
崩落による工事もあった。
標高1000mなので大阪とは10℃ぐらい違う。寒い。
寒いことを見越してそれなりの準備はしてあった。
寒いのにメッシュジャケットの兵もいたが(笑)。

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護摩壇山。ちなみにタワーは有料なので登ったことはない。
ここで昼にした。

さらにスカイラインを南下する。国道425~県道198で国道311に出る。
ここからは十津川方面に向かうため東へと走る。
道の駅中辺路で休憩する。
道の駅の向かいに牛馬童子への道がある。

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ここは熊野古道となる。歩いてそちらへと向かう。
そこまでは800mということだが、もっとあると思う。
1キロぐらいではないのか。

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牛馬童子像。過去にこれの首が切られるという事件があった。
何さらすんぢゃボケ。切るならワレの首切らんかい!
今の首は別に作られて胴体と合体されている。
その後、元の首はうち捨てられているのを発見されたらしいが、その時には
今の首になっていたので交換はされなかったとか。
写真では大きく見えるが実際はかわいらしい。賽銭で大きさが分かるだろう。
牛と馬に跨っているから牛馬童子。そのまんまである(笑)。
これも一種のタンデムなのか?

そのまま311を走り国道168に合流。十津川はもうすぐである。
因みに十津川は日本最大面積を誇る村として知られている。
広いとはいってもほとんどが山。平地はほとんどない。
今は道があるからいいが、昔はどんな暮らしだったのだろうか。

遠回りしてもまだ時間は早いので玉置神社に寄ることにした。
国道から10キロほどだが、よくある舗装林道のため以外と時間掛かる。
台風の影響と思うが、浮き砂や小石が多い。工事のため一部ダートもあった。
途中に分岐がある。間違えるととんでもない所に出るような気がする。
標識は一応あるので見落とさなければ迷うことはないだろう。
道を最後まで走ると神社の駐車場となる。

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山また山。無限に続いていような錯覚に陥る。

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杉林の中を20分ほど歩く。

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わかりにくいが杉の大木が何本もある。境内は意外と狭め。
山頂へも行けるようだが、時間掛かるらしいのでそのまま引き返した。
そうこうするうちに程よい時間となった。
宿に入る。いろんな宿に泊まったことがあるが、不思議な感じであった。
悪くはないが詰めが甘い。惜しくもある。

風呂は当然温泉である。すぐ裏に川が流れているが、水面までかなりの高さが
あるためそこから水を汲むのは大変だろう。
今は水道が来ているからどうということはないが、昔は大変だったと思う。
水とは違い温泉は捨てるほどある。これぞ掛け流し。
温度は高く、相当埋めないと入れた物ではない。
そうこうして夜が更けていった。

その2へ続く。