バンプラバー2010年10月17日 21時20分32秒

耐久レースに出るとそれぞれのライダーの体重に幅があることがある。
近い体重のライダーを集めるなどそんな都合のいいようにはいかない。
ストロークしない(動かない)と流れやすい。よって軽い方に合わせるしかないと思う。
姿勢変化に伴う荷重変化で曲げていく。つまりはストロークさせる方向で
セッティングすることになる。
体重や乗り方、レベルによりそれぞれ異なるが使う部分(位置)は変わらないはずだ。

前回の堺6時間では体重の差は20キロほどであった。
セッティングは中間付近になる俺に合わせた。
合わせたというよりは俺以外は事前の練習など全くできなかったのでいつも通りの
セッティングで走ったのである。
軽い方に合わせると、重ければストロークが不足する。

QJ-1にはバンプラバーないので状況によっては破損の可能性ある。
北神戸6時間も同じメンバーで参戦予定であるのでこれは気になっていた。
メーカーのHP見ると今年モデルよりバンプラバー付となったとのこと。
俺のにも取付可能か問い合わせてみた。
昼間電話しにくいのでメールで問い合わせることが普通である。
返事は製造年により変遷があり現物をみないとわからんということであった。
?シリアルナンバーも伝えてあるが…作っている方で何でわからんの?
そのためにシリアルがあるんやろ。
押し問答のような状態が続き時間だけが経過した。
膠着状態脱すべく電話した。電話でも同じことだったがとにかく物を送ってくれとのこと。
おいおい、と思いつつも送る。

依頼内容は
基本的にストローク使い切る方向でセットするが想定体重より大幅に重くなると
ストローク不足となり破損の可能性ある。
重いライダーには合わなくなるのは目をつぶるのでボトムしないように
バンプラバーを取り付ける。ストロークが短くなるのは構造上避けられないが
最小限に留めること。
以上である。

納期は1週間ぐらいとのことであったが実働1日半ぐらいで帰ってきた。
すぐに帰ってくると焦るわ!

QJ-1バンプラバー 002

QJ-1バンプラバー 003

黒い物体がバンプラバーである。そのままでは取付不可能なのでスプリング受けを
中ぐりしたとのことである。
ストローク減少量は計っていないので正確ではないが5mmぐらいか?

QJ-1バンプラバー 001

スプリング付で送ったが物を確認して何かおかしいことに気付いた。
写真をよく見ればわかるだろうか。
そうプリロードが掛かっていないのだ。調整リングとスプリングとの間にわずかに隙間が見える。
以前にもOH依頼している。その時は送った状態で帰ってきていた。
送られてきた状態で返すのが当然ではないかと聞く。
セッティングについては各自で管理する物であるとの返事。
たしかにそうかもしれないが、それとこれは別の問題だろう。
作業中に電話掛かってくる等して、中断後再開したがセット長合わせたと勘違いした…
そんな感じではないか。あるいはスプリング外すときにセット長計り忘れたか。
これはプロなのでちょっと考えにくい。

これまでチマチマ触っている。
データ控えていなかったので、送ったときのデータわからない。
残っているデータの時点までさかのぼりセッティングやり直しだ。

QJ-1バンプラバー 004

ロッドシールに劣化がある。今のところ漏れはないが6時間もつのか?
とりあえず漏れ止め液塗っておこう。

先日走行してみた。

北神戸20101010 008

バンプラバーにストロークセンサーがめり込んでいる。
ストローク短くなったので仕方ないところではある。
プリロードをもうちょい掛けるかどうか微妙である。
ダンパーを効かせる手もある。
一気にセッティングするのは相応に経験ないと難しいだろう。
徐々に進めるていくが、そんな時間ないのだ。
同じライダー、コースでも調子により使う領域変わったりするのである。
足回りは奥が深い。

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