チャンバーテスト2010年02月07日 22時26分26秒

取り付けたリップスのチャンバーテストするべく堺カートランドに向かった。

この日、出発するのが出遅れたため現着は9時過ぎであった。
もっと多いのかと思っていたが、平日とはいえあまりにも少ない。
ガラガラである。貸し切りにも等しい。冬場の平日とはいえこれでやっていけるのか?

走行前にキャブのセッティングする。その他の準備などで手間取り走行開始したのは
11時であった。やっぱり朝一から走れるぐらいで来んとあかんな。

キャブセッティングしている時のことであった。針のクリップ触るため針を固定している
クリップ取るためマイナスドライバで外そうとした。
普段はラジペンで取るのだが面倒なのでそこにあるマイナスで代用したが
勢い余ってかクリップ、ぴぃぃ~んとどっかに飛んで行った…

チャンバーテスト 001

これがそのクリップ。こんな小さな部品飛んでいったら探すのは不可能。
数メートル飛んだのではと思われる。店開きして準備している時にこれか!
全く走らずして今日は終わりか!?と思った。
予備のキャブ持っていたのでそちらより部品取って事なきを得た。
こんなしょうもないことで1日が終わるところやった。ホンマにやばかったな!(笑)。

セッティング完了し暖機する。この時気付いたのだがサイレンサのリベットより液体が
垂れている。何やろ?

チャンバーテスト 002

そうそれは水だった。ガソリンが燃えると水が発生するがノーマルでは記憶がない。
綺麗に燃えているということか?

準備完了し、走行を開始する。
インプレだがノーマルと比べて高速よりの印象。ノーマルでは立ち上がりで
8000ぐらいで加速するのが9000ぐらいでないと前に進まない。
ちょうど1000回転上にパワーバンドが移動したようである。
パワーパンドに入るとノーマルより明らかに加速する。
ノーマルでは11000で頭打ちになるところを12000超えてもまだまだ加速する。
場合によっては13000ぐらいまで回ってしまう。さすがにこの辺りに来ると
危険ゾーンと考えられるのでそれ以上は回さなかった。
しかし機械タコではレスポンス悪いため実際にはもっと回っている可能性があるので注意が必要。
というわけで上限は確認していないが11000から12000あたりではノーマルとは
別物の加速である。ストレートエンドでの回転数は明らかに上がっている。
すなわちそれだけスピード乗っているのである。
しかしながら高回転のパワーがあればタイムアップするのかどうかはそうとは限らない。
カートコースでは低速のタイトコーナー多いため常時高回転を維持するには
それなりの技量が要求されるのである。
結論からいうとこの日パワーアップによるタイムアップはなかった。
高回転よりの特性とはいえ乗りにくいわけではない。
現状ではチャンバーの持ち味を生かせていないだけのことだ。
それができれば確実にタイムアップするのは間違いない。
トルク型のチャンバーも選べるのでそちらの方がイージーに走れるだろう。

チャンバーテスト 003

セッティング途中のプラグ。白いどころか付着物ほとんどない状態。
この時点で指定MJよりまだ大きい。後で気づいたが指定のプラグより番手が
下であった。つまり焼け型プラグなので当然か?

チャンバーテスト 004

チャンバーテスト 005

チャンバーテスト 006

テスト中転倒。路面にエルボドロップ&ショルダータックル(笑)。
低速コーナーであったためダメージはこの程度。すぐ修復完了。

さてまだ推奨MJより濃いためやばいかと思いつつ、さらに絞っていく。

チャンバーテスト 007

これでエエんか?と思いつつもさらに絞る。元々濃いめにしていたため結構
絞ることになった。絞ると調子いいのがわかる。
伸びが違うのだ。
キャブだけではなく点火時期も調整した。
ノーマルは進角気味でちょうど良かった。一旦中間に戻してみるとさらに良くなった。
点火時期の影響も大きいようである。

スプロケットについては加速が良くなればロングに振る必要があるかと思っていたが
ノーマルと同じでいけることがわかった。
これは速度が上がってもノーマルでは使えなかった高回転が使えるようになったためである。
現状ではロングに振る必要は感じなかった。
すでに書いたようにノーマルと比べると高速よりである。
ショートに振ると高回転使いやすくなるが、それではストレートエンドで吹けきって
しまう。
修行を積み高回転を維持できるようになるのが最もタイムアップできると思う。
特性を変更する部品別売りであるのでそちらも試してみたい。
プラグだけではわからないのでヘッド開けてみてのピストンの焼け確認は次回に。

評価については後日談あり。