未完の敗戦その12024年06月16日 22時32分50秒

上意下達で人を大事にしない日本。使い捨てともいう。
それは誰も否定しないだろう。
組織にあっては、人はただのコストという発想しかないので扱いは悪いと考えていた。
考えはそこで止まっていたのだ。

日本の中で色々起こっている。
ニュース見るとそんなことがあるのかと驚くこと多数。
会社内で特定の人物を虐待して死なせたというのがあった。
それも社長が主導していたという。
その尋常でない方法にも驚いた。
恐ろしすぎてその方法はここでは書かない。
常時やっていて、その時は度が過ぎて死なせたと思う。
やった方はまさか死ぬとは、という発想だろうから殺人でなく、傷害致死になるはず。
そういうことをしだすと、エスカレートしてやめられなくなる。
最終的には悲劇的結果となるのは必然だ。
感覚が麻痺して取り返しがつかなくなるとは考えなかった。
周りはそういうことはやってはならないと思っても社長がやっていれば誰も止められない。
何度も書いているが、日本は何でも空気で決まる。
空気が決まると、それを作った本人でさえそれに逆らうのは不可能となる。
ちょっと前にはクレーンで吊るしたなんてのもあった。
そういうことがあると、やられた方に原因があると平然と言う奴らが出てくる。
ウクライナが攻められたのは、その理由を自ら作ったと言うのと同じだ。
そういう理屈では日本が攻められたら、日本に責任があるということになる。

以下は個人的な経験である。
同じ人物にひたすら怒鳴っている場面に遭遇したことがある。
こうしろ。それはするなで済む。怒鳴る必要はない。
怒鳴られる方は、かなり苦しそうだった。
今すぐに問題が表面化しないかもしれないが、いずれは悲劇的な結末を迎えるような気がした。
怒鳴る方は、そんな結末になる可能性など全く考えない。

昔、元上司から最初に言われたのだ。
50年ぐらい前のことのようだ。その上司がまだ下っ端だった時のこと。
上役に作った書類持って行ったら、なんぢゃこりゃぁ!!とその書類をぐっちゃぐっちゃにされたという。
おかしければ直せで済むことで、嫌がらせする必要などない。
それに対して、元上司は上役に殺意を抱いたという話。
これぞ、ザ・昭和。
それを踏まえて俺はそういうことはせん、と言ったのだ。
下っ端とはいえ、プライドはあるのでそれは否定しないということ。
それから相当な時間たっているが強烈すぎて、昨日言われたかのように感じる。
人にされて嫌なことは自分で他にしない。
その立場になったらやる。それがそういう仕打ちに対して耐える唯一の動機。
体育会では後者が普通だろう。
宝塚なんかその典型だ。他をそこまで攻撃できるのか。
それが人間の本性かと考えると実に恐ろしい。

上役も同じことされてきたはずだ。
その立場になったから下にやる。
それとも、自分の力や権威を見せつけたいだけだったのか。
それが動機ならただのオナニーでしかない。重要なのでもう一度書く。
オナニーだ。
両方かもしれんが。

いずれの事例もやられた方を人間扱いしていない。
人なんかただのコスト。代わりなんかなんぼでもおる。
お前らがいなくなったところで、何の問題もない。

人間扱いしていないころではこんなことも。

”社長”本人から聞いたこと。
経営危機となり人員整理が避けられない状況となった。
そこで”社長”がまずは俺が辞める!と言ったそうだ。
二つの意味で強烈で恐ろしすぎる。
一つは、”社長”が辞めるならお前も辞めろ、と言われたら断れないこと。
もう一つは、”社長”ですら何かあれば斬り捨てられるだけの消耗品に過ぎない。
”社長”自らを斬り捨てる…
”社長”の扱いがそうなら、一般社員の扱いはどうかはすぐに分かる。
詳細は不明なるも、大企業ではない。
規模が小さいと大したことないと考えるのか。

その2へ続く。