情熱のロードレース ― 2024年06月10日 22時36分31秒

たまたま、売っているのを見つけて買った。
情熱のロードレースその8。
特定車両に焦点あてるのは別にあるが、レース単位では初めてか。
1年前に出ていたが今頃気づいたのだ。
98年8耐Xフォーミュラが主な題材だ。
興味深い内容だが、誤字が激しいのが気になる。
突貫で作ったのだろう。校正してないのか。
聞いた内容も突然切れたようになっている。
誌面の都合と思うが、詰めの甘さが気になる。
当時は何でもありTTーF1からスーパーバイクになって数年。
改造範囲を狭くすれば安上がりと思ったら大違い。
改造範囲広ければ、やりようによっては安上がりに性能向上の可能性がある。
大改造やフレーム作れるようなチームは、改造範囲狭いレースやっても面白くない。
当時は市販車が1000への移行時期。しかし、レースは750。
それでレースやる意味はない。
当時を知る人には説明する必要はない。
内容の微妙さは書いてのとおりであるが。
いずれも興味深い内容だが、そんなことがあり得るのかと強烈な疑問を抱いたことがある。
CB1300での8耐参戦。
本番の2か月前に、大幹部が他部署の人間に直接8耐やれとの指令。
一本釣りという奴で、これはと思うのにやらせる。
大幹部なので、全員自分の部下かもしれないが、組織の順に話するのがスジだ。
あまりに時間ないので、残業が激烈だったという。
車作りだけでなく、チーム員の手配など監督業もやらせたという。
時間的制約から、今までやっていた仕事を中断したはずだ。
止められないなら別の人間に割り振ることになる。
それで組織に与える影響は大きい。
そんな勝手な人事が許される組織なのか?
組織の垣根を越えてなんて、格好いいのではない。
翌年も同じように指令がでたが、さすがに所属上長が一人に全部やらせずに
しっかりした体制を作るように苦言を呈したという。
あまりにも条件厳しすぎる。
健康問題にもなるし、それまでの業務への影響も避けられない。
苦言の前に、前年の時点で断るべきだった。
結果的にうまくいけばいいが、そんなやり方では失敗して当然だ。
その場合のダメージは大きい。
GPでホンダの低迷が続いている。
1年なら開発の方向性を誤ったぐらいだが、それが続くと別の原因があると考えるべきだ。
性能が劣っているから、駄目なのは間違いない。
何が劣っているのか分からないのか。それともどうしたらいいのか分からないのか。
まさかな。
ヤマハは直線が遅いのが最大の問題と認識しているようだが、それを解決する方法を
まだ見つけていないようだ。
マルケスに逃げられたわけだ。
ホンダでないと勝てないなんて時代があったとは今では信じられない。
ドカに移籍して、今では優勝争いしている。
ライダーとしてのピークは過ぎたと思うが、条件次第ではタイトル争い可能だろう。
つまりはライダーの能力を証明したわけで、来年はドカ、ワークス入り決定。
同時にそれはホンダの駄目さが証明されたということでもある。
ミルを見ていると可哀そうと思う。
駄目なバイクに乗って、ちょっとでも上に行こうとしていつも転倒。
テレビに映るのは転倒シーンばかり。
最後のホンダ時代のマルケスも同じだった。
ホンダのレース部門が無能の集まりなわけがない。
優秀な人も使い方次第=上次第。
大幹部である地獄大使に一、怪人が意見するなど許されないのは他の組織も同じだ。
幹部がうまくやってる間は好結果となるが、失敗した時は修正不可能。
何がおかしいのか分かっていても、それを言うことは許されないのだから。
問題は全く別にある可能性あるが俺はそう思う。
今の日本の閉塞感の原因はこの辺りにあると考える。
対してドカは開発部隊に伸び伸びやらせているようだ。
車高調整や空力はドカが先鞭をつけたわけだ。
それでライダーの負担増えたり、複雑化を招いた。
来年からは規制されるらしい。
ともかく最初に始めたから、その恩恵を最も受けたのは確か。
国内メーカではあっさりと却下されたに違いない。
結局はそれらが有効として、全社採用に至っている。
国内メーカがダメで、ドカが好調な理由はそういうと思う。
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