ベルリンガーOHその42014年09月02日 21時30分55秒

その3より続く。

直したリアマスター。しかし…
またしても抜けた。
こんなことをやってる場合ちゃうっちゅうねん。
しかし、明らかな不具合はすぐに直さなくてはならない。

ベルリンガーOH2回目 020

ベルリンガーOH2回目 021

失敗はないと思うが。
この作業中に…

!!!

ベルリンガーOH2回目 018

ベルリンガーOH2回目 019

何ぃぃ!!
フィッティングが折れたぁぁ!!
勃起りと。
衝撃的結末。こんなことが。
今回の件で脱着を繰り返した。徐々に疲労が進んでいたのか?
今回止めを刺したのだろう。
アルミはあかん。

ベルリンガーOH2回目 022

ベルリンガーOH2回目 023

ホース側はステンだが、フィッティングはアルミであった。
前に乗っていたC型からそのまま流用したような気がする。
15年以上前のこと。その時にはステンはあまりなかったのだ。

ホース交換後数年してマスターを交換した。
その時マスター側は何故ステンを選択しなかったのか。
そんなことは忘却の彼方。
折れた45フィッティングは今でもステンが存在しない。
そういうことであったか。
ともかく、アルミに見切りをつけ用品屋に走る。
アルミと比べて高い。これで6000円…
45はないので、すぐに作動確認したいので無理矢理別の奴を取り付ける。
ちなみにメーカーはプロト。別のメーカーでは45ステンある。
値段はさておき、寸法違う模様。

ベルリンガーOH2回目 025

ベルリンガーOH2回目 026

キャリパーに繋がっているのは上側。
無理矢理では見た目がアレな感じ。
ステンのフィッティングで統一するにはどうしたら。
マスターにはキャリパーアダプターを付けている。
ここにバンジョーを介さずホースを直結すれば良いがそれだとホース長が不足。

ブレーキホース変更 001

ブレーキホース変更 002

で、長いホース入手。
今では汎用のホースが各種長さ取り揃えれられている。
一昔では考えられなかったことだ。素晴らしい。
長さの違いは明らか。

ブレーキホース変更 003

ブレーキホース変更 005

45の方が見た目は上だが、致し方ない。
その後、走行してトラブル無いことを確認した。

今回思ったこと。フィッティングの値段と比べるとホースその物はかなり安い。
ホースなんて何十メートル単位で買うのだろう。
金額の内訳はフィッティングと組立の工賃がほとんどでホースはタダ同然ということか。

タンク容量2014年09月06日 08時18分40秒

長時間の耐久だと給油が必要となる。
現仕様で1時間に約4L。
6時間では24Lとなる。なかなかの大食い。はっはー!
キャブやってから確実に悪くなっている。
ガソリンの値上げ著しい。昔より走行距離相当減ったので影響はまだましだが、
9Rでは2000円では満タンにできないのだ。
20L携行缶では場合によっては4000円近い。
一時の倍。考えられんわ。
ところでセルフでは携行缶あかんらしいな。
知らんと入れたことある。
車に入れるのと何がちゃうねん。

さてタンク容量だが。タイムロスを考えると給油回数は最小限にしたい。
しかし、1時間4Lでは2時間保つのか微妙な感じ。

タンク容量 001

タンク容量 002

でタンク容量を調べることに。
このタンクは容量のすべてを使えないと言われている。
フレーム形式からタンクの形状は自ずと決まる。
そのため最後の方はコックから流れにくいわけだ。
これを今回確認するのだ。
さんざんレースに出ておいて何を今更とは自分でも思う(笑)。

まずは可能な限り燃料を抜く。やはり最後の最後まで抜くには大変であった。
完全に抜いたならば燃料を入れて全容量を確認する。
さらにはリザーブの容量も確認。
ちなみに50Fとはコックが違うので数値が異なる可能性ある。
大まかにはポリジョッキで、最後はメスシリンダーを使った。
そのため誤差あるとは思うが、計測結果は以下のとおり。

全容量:9.75L
ONからリザーブまで6.02L
リザーブ    2.13L
リザーブら空まで 1.6L(無効容量)
つまりは有効に使えるのは8.15Lとなる。

ちなみに50Fでは
全容量 10L
リザーブ 2.5L
無効容量は不明だが、50Rと同じはずだ。
以上カタログ値。

以上より1時間4Lでは2時間走るにはかなりギリギリである。
保たない可能性高いという結論となった。
無論、走行状態ではタンク内で絶えず燃料は揺すられているためもうちょっと
使える可能性あるがガス欠の危険性高い。
1時間交替ではかなり微妙な感じ。

話は変わって岡田杯では給油では携行缶を使えということになっている。
実はこれが罪な存在だったりする。
物によって違うだろうが、寸止めが難しかったりエアの抜けが悪く時間掛かったりする。
本番では焦っているので時間掛かると余計こぼしたりしやすい。
携行缶から直接タンクへは入れにくい。俺のでは特に。
給油時に火が出たという実例もあるようで、安全性も考える必要がある。
そこで…

エトス携行缶 001

新たに携行缶入手。
エトス製、レッドキャメル5L。
1時間で給油するという前提。
一般的な携行缶とは違って、入れる側と出す側とは独立している。
さらにはストラップも付属。
容量からしてもミニバイク向け。

エトス携行缶 002

エトス携行缶 003

口が錆びっぽい。当然?某国製な感じだが。
試しに少々ガス入れてすすいでみるとご覧の通り。
ゴミについては何でもそのような気はするが。
塗装も何ムラムラしとんねん、という感じ。

びろ~んと伸びたノズルが抜群の使いやすさを発揮。
おまけに鎖付キャップ付。
しかし…

エトス携行缶 004

ノズルが側面ではなく、上面についているため最後の一滴まで出すのは不可能。
直立状態にしてもだ。
なんで横につけないのか?
さらにはノズルが短いのでタンク給油口にギリギリまで近づけないとタンクの外に
こぼしそうになる。
詰めが甘い。シャアに甘いと斬り捨てられるガルマのようなもの(笑)。
実に惜しい。

エトス携行缶 006

エトス携行缶 007

斬り捨てるだけではいかん。いかにして使えるようにするか。
そこでホースでノズル延長。これだけで使い勝手大幅向上。
しかしフニャ○ンは入れにくいのと同じで堅い方がよい。
先っぽが振れてしまうからだ。
片手で先っぽを押さえつつ、本体を持つという使い方だな。

注油口とは別にエア抜きもある。
給油時にこれを開けるのに加えて、注油口も緩めるとエアの抜け抜群となる。

さて、先日の岡田杯堺で実戦使用した。
延長ノズルは間に合わず未使用。
1時間4Lのつもりが実際は3Lぐらい。
何か間違えたのか?
2時間6Lでは容量少ないし…
変に欲を出すとガス欠食らう可能性大のため結局は1時間3Lを通したのだ。

ヘッドカバーガスケット2014年09月10日 21時09分35秒

以前から気になっていた。プラグホールが微妙に油っぽいのを。
ヘッドカバーガスケットの漏れだな。
さすがに14年、7万キロ前では厳しい。
これは熱的に過酷な条件下にある。
どうも驚異的な保ちらしい。新しい方が漏れやすいようだ。
これまで物が良すぎたのだろう。過剰品質という奴。
今では程々の保ちではないか。

ヘッドカバーガスケット交換 001

ばらしていくが…

オイル下がり 003

吸気ポートを見る。これは正常。

オイル下がり 005

4番さん。わかりにくいが左のバルブがオイルに浸かっている。
俗に言うオイル下がり。
このポート、オイルが吹き返したようで茶色になっている。
正常な方と比べると違いがわかる。

以前よりある回転から煙り吐くのを把握していた。これだな。
基本的にエンジンやらないと直すことはできない。

ある日のこと。
始動直後にかなりの煙が出た。2ストも泣いて謝るぐらいの量。
エンジン脂肪かと思った。サーキットでは即黒旗もの。
一旦、止めて再始動すると収まった。そんなはずは。
確認できたのは吸気側のみで排気側もなっている可能性はある。
当面は様子を見る。

ヘッドカバーガスケット交換 003

ヘッドカバーガスケット交換 005

ヘッドカバーガスケット交換 006

ヘッドカバーガスケット交換 007

ヘッドカバーガスケット交換 008

初めての御開帳。
見える範囲ではカムに傷はない。
某車ではボロボロになるのは当然と言われているが。
距離からスラッジでこってこてかと思われたが拍子抜けするほど綺麗。
頻繁にオイル交換していたからだろう。
微妙に焼けっぽい感じはある。

ヘッドカバーガスケット交換 009

ヘッドカバーガスケット交換 010

ヘッドカバーガスケット交換 011

ヘッドカバーガスケット交換 018

カバーも綺麗。この辺りがマグネシウム使用の走り。
ピンは固着して再利用不可能と思ったので新品を用意したがすんなり外れて拍子抜け。
メインのガスケットだけでなく、こまい部分もこの機会に変えておく。

ヘッドカバーガスケット交換 013

ヘッドカバーガスケット交換 014

古いガスケットに切れがあるが、外すときに切れたと思う。

ヘッドカバーガスケット交換 016

ここはシールも別途必要。ともかく漏れたらやり直しなので慎重に作業する。

ヘッドカバーガスケット交換 017

新しいガスケット取り付けたら各部復旧して完成。

しかし、避けられないことだが経年変化であちらこちら傷みが出てきている。
順番にやっていくしかない。

カウルその32014年09月13日 20時36分42秒

次戦に向けて準備しているが、思いがけないトラブル発生し先に進まない。
こんなことしてる場合ちゃうっちゅうねん。
予定していたテスト走行に間に合わない見込み…
なかなか思ったようにはいかん。
挫折ばかりの人生よ(笑)。

さて、その2より続く。

一点決まると自ずと他も決まってくる。
一点だけでも意外とかっちりしているが、それでは走行中にばたつく。
横の固定検討要。
しかし車体の構成から難易度が高い。そんな時に某車を見る機会があった。
カウルの止め方が強引。それで純正。
素人が無理矢理付けたような感じ。
メーカーなら何とでもできるはずだが。やるな、鈴木(謎笑)。
その方法を参考とした。
固定は色々だろう。強引な手法は多々あるようだが。

お前は何もんや!
おう、俺か。
俺は…

大阪モーターサイクルショー2014 002

ではない(笑)。
俺はええもんや!エーモンのステーや!

そういう訳にもいかんだろう(笑)。
それ相応の仕上げ必要と考える。

NS50Rカウル取付 017

NS50Rカウル取付 019

NS50Rカウル取付 022

NS50Rカウル取付 020

ステーを出すにはヘッドパイプの周辺しかない。
フレームにステーを溶接してしまえば簡単なように思うが、後戻りのできない
改造はしない主義なので実現には困難が伴う。
色々と模型を作っては試し、また作って…を繰り返す。
一向に進まない。虚しく時間だけが過ぎ去る。
本番が近づき焦る…
ようやく仕様決定。そして製作を依頼。

カウルサイドステー 001

カウルサイドステー 003

外注であるが制約などあったりして。
ステー左右でフレームを挟む構造。

カウルサイドステー 002

カウルサイドステー 015

取付状態。締め付けることで押さえつけているだけで位置は決まらない。
何らかの方法で位置決めすべきだが、そんなことを考えていればいつまでたっても
終わらないためこのようにした。
さらには、これだけで終わらないのである。

カウルサイドステー 023

カウル側と直結はせずアルミパイプで意図的に弱い部分を設けておく。
全部ガチガチでは転倒時にフレームへのダメージあるため。
実際にはどの程度効果あるかは定かではないが。
ステーすべて取り付けてみないとパイプの長さを決めることはできない。
よってこれは自分で作ることになる。
ステーとパイプはβピンで接続。

パイプに穴あけるには意外と難しかったりして。
ハンドドリルしかないので、ステーをガイドに。
パイプ作っている時に間違いに気づいた。
パイプが細すぎてスコスコ。
程々の隙間になるよう決めたはずだが…
急遽、材料を仕入れてやり直した。


シン07

カウルサイドステー 027

今は通販で大概の物がすぐに入手できるので助かる。
いい時代になったものだ(笑)。
壊れるという前提なので予備も作っておく。

カウルサイドステー 010

ステムとタンクで挟まれるので隙間はこれぐらい。
苦労がわかるだろうか。

カウルサイドステー 028

カウルサイドステー 029

カウルサイドステー 030

カウルサイドステー 031

完成。
横棒の位置が計画よりも下になったのでそのままではカウルに届かないため
ワンクッション介してある。
ない方がよいが、誤魔化しがきくようにもなる。
外注したステーだが、俺の勘違いで使えなかったので一部やり直した。
時間がないのに…

ここまで持ってくるのにどれほどの時間を要したか。
書いてしまうとすぐに出来たように思えるだろう。
しかし実際には半年以上費やしたのだ!
たかがカウル。されどカウル。

岡田杯の前のテストになんとか間に合った。

その4へ続く。