ジータのクラッチレバー2012年08月12日 21時50分04秒

某所にて。
立ちごけを喫した某氏。そういうこともある。走行できないようである。
なんとクラッチレバーが根元で折れていた。
こけても必ず折れるわけではないが、力の逃げ場がなかったようだ。
まさしく脳天杭打ちパイルドライバー。こうなると走行不可能。
そんなこともあるのか。
そういうのを見てしまうと俺もなるのではと思ってしまう。
対策が必要だ。
そこで対策品入手。

ジータクラッチレバー 001

ジータクラッチレバー 002

商品名パイロットレバー、8190円。
同様の品は他社からも出ているが1万ぐらいする。

ロードの可倒式レバーは上下に倒れるのが普通であるがオフの場合は前に倒れる。
これは両方のいいところ取りをしている。
すなわち、引く方向以外すべて倒れるのだ。
これでこの値段はおいしい。さらにはノーマルにはないレバー調整も可能。

ジータクラッチレバー 004

ジータクラッチレバー 005

それまではアントライオン製を使っていた。
国内での削りだしレバーの元祖のはず。
当時はレバーがなんでそんなに高いんやと思ったが、今では各社より出ている。
ノーマルの鋳造に比べるとすぐに折れることはないが可倒式の方がなお良し。
ジータの方が微妙に短い。

ジータクラッチレバー 006

ブッシュはアントライオンと同様ノーマル流用。

ジータクラッチレバー 003

ノーマル時代もそうだが調整無しのためやや遠く根元にタイラップを巻いて
位置調整していた。
これぐらいだとキレに影響はない。

ジータクラッチレバー 008

ジータクラッチレバー 009

取付後。前には抵抗無く開く。
試しに上下にも動かしてみる。しかし動かない。何でやろ?

ジータクラッチレバー 007

よく見ると先っぽ側と根元側共四角になっている。
そりゃ動くわけない。??
HPをみるとクラッシュポイント云々とある。
パッケージや説明書にそんなことは書いていない。
要は意図的に弱い部分(穴あき部)を設け、大きな力が掛かったときにそこが
潰れることで上下に動く…
そういうことである。そんなこととは思わなかった。
何故そういうことなのか。ジータからは別のタイプも出ている。
そちらははめあい部をキツキツにしているだけである。
50Rで使っているTAGUのレバーもそうであるし、他社製も同様のはず。

どうも何かの拍子にレバーが倒れるのを嫌っているようだ。
確かにそれはあり得る。操作しようとするとレバーがない!などというのは笑えない。

それはそれで問題が。
一度、上下に倒れると可動部が緩いため水平に保つことが出来ない。
上に持ち上がる方向なら問題ないが垂れ下がる方向では操作不可。
ボルトを締め込んでもたいして変わらない。
あまり締めると折れるような気がする。

不意に動くのを防ぐのならソケットレンチのように玉を入れるべきだろう。

ジータクラッチレバー 010

ジータクラッチレバー 011

上側に倒れやすいよう面取りした。効果の方は定かではないが。
構造に疑問あるが前側にも倒れるので上下にはあまり動かない可能性はある。
実際、前に芸術的なカーブで曲がっているレバーを時々見掛ける(笑)。
狙ってやるのは不可能である。

ブレーキ側も可倒式にしたいが同じタイプのブレンボ用は出ていない。
違うタイプでは出ている。そちらは高いのでどうしようか迷っている。