ピストンリング交換2009年03月04日 23時10分17秒

ちょっと前よりリングの音気になっていた。1本リング故、耐久性無いのは仕方ないのだが。

シリンダ開けるのは難しくはないが、結構面倒だったり消耗品交換したりしないといけないので
伸し伸しになっていた。意を決して?シリンダ開けることにした。

シリンダ解放4回目 001

シリンダ解放4回目 003

分解途中。水冷は水抜かないといけないのでそれが面倒なのである。

シリンダ解放4回目 017

シリンダ解放4回目 019

わかりにくいがピストンに縦傷がある。今回わかったことではなく前回解放時にも傷があった。まあ騒ぐほどでも無いだろう。

シリンダ解放4回目 018

ピストンヘッド。排気方向のマークわからないほどカーボン付着している。

シリンダ解放4回目 020

シリンダ解放4回目 021

ピストン側面。リングは片側のみ固着している。町乗りだとこんなものだろう。究極に固着するとリング折れるようだがそこではひどくはない。

シリンダ解放4回目 023

シリンダ解放4回目 024

シリンダ解放4回目 025

リング溝アップ。なかなかにカーボン付着している。

シリンダ解放4回目 026

シリンダ解放4回目 027

シリンダ解放4回目 028

リング単体。わかりにくいがこちらもカーボンかなり付着している。

シリンダ解放4回目 029

シリンダ解放4回目 031

シリンダ解放4回目 032

シリンダ解放4回目 033

シリンダ解放4回目 034

清掃後。リング溝は完全にカーボン落とし切れていないが問題ないだろう。

シリンダ解放4回目 035

ピストン裏。少々焼けがある。

シリンダ解放4回目 036

シリンダ解放4回目 037

シリンダ単体。

シリンダ解放4回目 039

シリンダ解放4回目 043

シリンダ解放4回目 044

こちらもわかりにくいがシリンダ内に傷がある。前回と変化はないようである。

シリンダ解放4回目 045

シリンダ解放4回目 051

排気ポート出口部。真円ではなく楕円になっているのがわかる。チャンバー側は真円のため段差が出来ることになる。
ここもパワーを抑えている部分なのだろうか?特に加工することなくそのまま組み込んだ。

シリンダ解放4回目 016

ヘッド内面。清掃前であるがこんなものか。

シリンダ解放4回目 052

オイルは広島高潤のトライアル用を使っている。基本は混合用であるが分離にも使用可能。
NS50Rに使って非常に良かったのでハスクにも使用している。混合用にはA747をずっと使ってきた。
それと比べると加速が全然違う。開けたときに明らかに前に出るのである。
メーカーはそれをトルク感と表現している。まさにその通りと思う。

良いとはいえレース用のため燃えにくいのかもしれない。メーカーは煙が出ないと言っているが。
レース用という前提でか?
燃えやすければカーボンの付着少なくなるはずだし、サイレンサーがベトベトになりにくいだろう。
吐出量適切になれば煙やカーボン減るのだとは思う。

交換部品はリング、ヘッドシール(Oリング内側)、ベースガスケットのみ。それ以外は再利用した。
手持ちがないとか、値段高すぎのため(ピストン、ピストンピン、クリップ、小端軸受など)。

復旧してから試乗した。100キロ程度慣らしするつもりだがリング音はしない。
性能面は特に変わりないようだ。性能を追求するレースじゃないのでそんなものだろう。
あくまでトラブル起きないよう予防的に作業した次第である。