面会禁止その32021年04月09日 21時18分49秒

その2よりへ続く。

病院での説明と同時に同意書への署名を求められた。
失敗することもあるのだろう。
それがないとやらないということらしい。
過去に問題あったと思われる。
事故など実際あるようだが、なんでも医者のせいにするのは違うだろう。
どんなにやっても間違ったり失敗したりすることはある。

30分の違いを家で考えた。それで違ったのか。
ちょっと前に数日家にいなかった。
いない時は毎日電話していたが電話に出なければどうするのか。
家にいても寝ている時に何かあったらどうなのか。
そんなことを考えていると自分自身に言い訳しているようである…

翌日は当然ながら休むことになった。
病院からの連絡を待つ。

処置そのものは成功とのこと。
大きな詰まりは解消したという。
しかし、すべての詰まりが解消されたわけではない。
取ろうと思えば取れるらしいがやりすぎると血管突き破ることもあるようだ。
死亡事例はそういうことか。
欲かいて攻め過ぎは失敗の元。

命は取り留めたが、後は病院側としてさほど出来ることはないらしい。
結局は本人次第ということになる。

今後どうするのか。
緊急病院故にいつまでも入院できない。
2週間ほど入院し、様子をみることになった。

処置完了といえども治ったわけではない。
急変する可能性も高いようだ。
さらには右半身麻痺かつ失語状態。
医療や介護関係ならすぐにどういう状態かわかるだろう。
かなり厳しい状態なのだ。
本人は何も自身でできないので家に置いておけない。
第一、昼に誰もいない。
ゆくゆくは施設に入れるしかないのだ。
危機的状況であることには変わりない。
集中のままだ。
まずはそこから脱する必要がある。
そんなことを考えるのは早すぎる。
どうにもできない状況がまだ続く。

数日経過。
病院から電話あった。反射的に何かあったかと身構える。
その内容はそんなことかであったが…

果物を好んで食べていた。
家にはいないが、目の前でみかん食っているような気がした…

その4へ続く。