面会禁止その2 ― 2021年04月02日 22時48分44秒
その1より続く。
急患断るとされる現状では行き場もないこともあり得たが、向かう先決定した。
タイミングもあるのだろう。
本人共々病院へ。
病院に到着。そこに入ろうとすると問題が発生した。
体温の計測があったのだ。
俺はわかるが、本人も例外なしらしい。
引っかかることはなかったが、熱あったら他を当たってくれるかとなったのか。
今まさに死にかけてるんやけど?
これが今の現状だ。そういうことを理解しているのは一部でしかない。
時系列ばらばらでこの時は違ったが、今頃蔓延とか騒いでいるのだ。
今この瞬間しか考えていない。政治家や役人もだ。
即、検査開始。俺は待つしかない。
焦りと不安がつのる…
検査後、医者に呼ばれた。まずは現状の説明から。
MRI画像では血管の詰まりは明白。
このままでは間違いなく死ぬという危機的状況。
どうするのか。
その詰まりを解消する必要がある。
薬もあるが外科的処置を行うのだ。
カテーテルというやつ。
足の方から管?を入れて血管の詰まりを取り除くという。
腐ったキャブを針金を用いて掃除するようなものか。
それの死亡率は1割ぐらいらしい。
リスクのある方法はできるだけ避けたいがそれしか方法はないようだ。
ここで決断を求められた。選択はやるということしかない。
ほっとけば死ぬのだから。
1割をどう考えるかだが、冷徹な判断をすることを迫られた。
今すぐにだ。やるのか、やらないのか。
やることに決めたがそれだけではアカンこともあるらしい。
その時は頭蓋骨を外して直接詰まり箇所を…
ハカイダーちゃうっちゅうねん。
カテーテルが駄目ならこっちをやるかどうか聞かれた。
それは父親の時にも聞いていた。
それで直るかと聞いたら直らないとのこと。
実際は回復しないのだそうだ。
心臓が動いていたらそれで良し、ということらしい。
その時は断ったのだ。
それ以外にも問題があったためだ。またしてもあの時と同じ状況になるとはな。
その経験を医者に話しつつ、断った。
アカン時には何もするなと本人から聞いていたこともある。
医者曰く、賢明な判断とのこと。
処置開始の前に会っておくよう言われた。
はっきりとは言わないが、これが今生の別れになることもあるからだ。
言われなくてもわかること。
本人は動いているが意識があるのかないのか。そんな状態だった。
当然会話は不可能。
今朝までは何ともなかったのに…
何もなければ関係ないが、現状ではこれ以上病院にいることはできない。
家に帰るほかない。既に日が変わろうとしていたが…
最早、何があっても死に目に立ち会うことは認められない。
それが現実だ。
そういうことを理解してる奴どれほどいるのか?
ほとんどおらんわ。
次の日、病院からの連絡を待つことになった。
その3に続く。
急患断るとされる現状では行き場もないこともあり得たが、向かう先決定した。
タイミングもあるのだろう。
本人共々病院へ。
病院に到着。そこに入ろうとすると問題が発生した。
体温の計測があったのだ。
俺はわかるが、本人も例外なしらしい。
引っかかることはなかったが、熱あったら他を当たってくれるかとなったのか。
今まさに死にかけてるんやけど?
これが今の現状だ。そういうことを理解しているのは一部でしかない。
時系列ばらばらでこの時は違ったが、今頃蔓延とか騒いでいるのだ。
今この瞬間しか考えていない。政治家や役人もだ。
即、検査開始。俺は待つしかない。
焦りと不安がつのる…
検査後、医者に呼ばれた。まずは現状の説明から。
MRI画像では血管の詰まりは明白。
このままでは間違いなく死ぬという危機的状況。
どうするのか。
その詰まりを解消する必要がある。
薬もあるが外科的処置を行うのだ。
カテーテルというやつ。
足の方から管?を入れて血管の詰まりを取り除くという。
腐ったキャブを針金を用いて掃除するようなものか。
それの死亡率は1割ぐらいらしい。
リスクのある方法はできるだけ避けたいがそれしか方法はないようだ。
ここで決断を求められた。選択はやるということしかない。
ほっとけば死ぬのだから。
1割をどう考えるかだが、冷徹な判断をすることを迫られた。
今すぐにだ。やるのか、やらないのか。
やることに決めたがそれだけではアカンこともあるらしい。
その時は頭蓋骨を外して直接詰まり箇所を…
ハカイダーちゃうっちゅうねん。
カテーテルが駄目ならこっちをやるかどうか聞かれた。
それは父親の時にも聞いていた。
それで直るかと聞いたら直らないとのこと。
実際は回復しないのだそうだ。
心臓が動いていたらそれで良し、ということらしい。
その時は断ったのだ。
それ以外にも問題があったためだ。またしてもあの時と同じ状況になるとはな。
その経験を医者に話しつつ、断った。
アカン時には何もするなと本人から聞いていたこともある。
医者曰く、賢明な判断とのこと。
処置開始の前に会っておくよう言われた。
はっきりとは言わないが、これが今生の別れになることもあるからだ。
言われなくてもわかること。
本人は動いているが意識があるのかないのか。そんな状態だった。
当然会話は不可能。
今朝までは何ともなかったのに…
何もなければ関係ないが、現状ではこれ以上病院にいることはできない。
家に帰るほかない。既に日が変わろうとしていたが…
最早、何があっても死に目に立ち会うことは認められない。
それが現実だ。
そういうことを理解してる奴どれほどいるのか?
ほとんどおらんわ。
次の日、病院からの連絡を待つことになった。
その3に続く。
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