ルイージの徒然日記

世の中色々と起こっているが、それどころではない事態に見舞われた。

気持ちがまとまらんというのか。説明しにくい様々な感情が湧いてくる。
ここで書くのはどうかという思いもあった。

夕方家の近くから電話した。高齢の母親がいるが出ない。
おかしいと思いつつも買い物に行った。
嫌な感じがしつつも。
それが終わり帰宅。
様子がおかしいことにすぐに気づいた。
母親が倒れていたのだ。
呼びかけに反応がない。
すぐに状況を理解した。

だいぶになるが、父親は脳梗塞で死んでいる。
居合わせた人の話ではさっきまで何もなかったのに急にふらっと倒れたとのこと。
受け身もなく、一人バックドロップのようであったという。
脳内の血管の閉塞だ。それにより必要な酸素や栄養分の供給が絶たれる。
よってシステムが落ちる。ただし落ちてもすぐに心臓が止まるわけではない。
そのままでは最終的には心臓が止まるが。

同じことだと即わかった。
自分ではどうにもできないので救急車を呼んだ。
うまく説明できない。
冷静なつもりだったが、そんなことはなかったようだ。
ともかく、待つしかない。ほどなくして救急車到着。

救急隊員は手際が良い。無駄な動きがなく即搬出完了。
妙なところで感心した。
急患断られることもあるというこの時期。
行き場がないということも考えられた。
あとは任せるのみ。

呼んだ段階で病院とは連絡つけていたようで、それほどの時間掛からず向かう先が決まった。
まだ死んでないと思うがどうなるのか…
状況からして数時間経過しているのは間違いない。
時間が経つほどに深刻度は増すという。
父親の時はすぐに緊急搬送されたが、それでも意識は戻ることなく死んだのだ。

前触れは全くなかった。
日本人の死因トップ３。
システムが落ちるため本人ではどうにもできない。
あとは周り次第である。
予測困難かつ、深刻な結果をもたらすという恐ろしさ。
時間もたっていることから、危機的な状況は間違いない。

おかしいと思ったらやはりおかしい。
買い物に行かなければあと３０分早く帰れた。
この時は時短営業であった。
そうでなければあと１時間以上帰るのが遅かった。
それで違いが生じたのか。
わからない。

俺の助けを求めたのか…
そんなことは当然考える。

そんな時でも父親が残した植木鉢の梅が今年も咲いていた…

その２へ続く。