泥沼~三木にて2010年06月28日 22時13分52秒

昨日は三木まで行ってきた。
2週間前雨で中止となった分の振り替えである。
レースではなく貸し切りイベントである。

前日雨降って当日も雨降るとのことであったので、ないものとの前提で余裕であった。
ところが夕方電話が。
明日やる。おいおい!マブか?!これからやんでも泥地獄間違いない。
初心者がほとんどとのことで、雨降ったらまともに走れるはずはない。
しかし、やるとなれば行かざるを得ない…
急遽、終わっていたチェーン交換する。交換しながらホンマにやるんか?と思う。

レースではないので朝はそんなに早くはない。山陽三木東が最も近い。
しかし神戸線~新神戸トンネルでも行ける。今回は微妙に安いこちらを選択した。

朝まで雨が降っていたようである。近づくにつれ嫌になってくる…
現着。ともかく準備する。駐車場付近を見ていると思ったよりはひどくはない。
全面泥地獄を覚悟していたので拍子抜けである。
とはいえやはり一部はかなりきているようなのでタイヤをマディー用に交換。
昨日は交換するだけの時間がなかった。

雨降るかと思われたが、この日雨は降らなかった。それどころか30℃と暑い。
昨日の雨も影響して湿度も高い。
走らずともちょっと作業していると滝のような汗流れてくる。

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店開きの様子。

作業中に気が早い向きはすでに走行を開始している。
交換完了しエア圧も低めに調整。
スプロケも2丁ショートに。2丁だとチェン引きの目盛りが圏外となる(笑)。
ホイール組んで、後のキャリパーつけようとしたらディスクがなかった。
スペアホイールに着いている物と思いこんでいた。
このキャリパーはどうするんだ?一瞬焦る(笑)。元のホイールより移植。

着替えてGO。
2年ぶりなので感覚わからない。様子を見るためチンタラ走る。
あれだけ降った雨の後とは思えない。当然水たまりなどはある。
表のストレートで(下りの方)には川の痕もある。
それが実にやらしく走行していると、そこが見えないのである。
速度が乗っていれば軽く越えることができるが、低速であったため前輪が
そこにはまりハンドルが取られる。そうなると修正困難。結局こけた。
なんぼも走っていない…いきなり泥まみれである(笑)。

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ちょっと走るとすぐにこうなる。雨降っていないだけましや。
雨降ってたらこんな程度ではすまない。

その後もなんだかんだとこけた。
ここは山の斜面を切って作っているようである。そのため上から下へ水が流れる。
最も下となる部分はほぼ平坦なストレートだがここからは水が抜けないようだ。
粘土質と最悪のパターン。朝一は特に何も思わなかったが。
走行が進むに従い、タイヤで耕されてほどよい泥地獄の完成である(笑)。
コースは広いとはいえないが路面状況は変化がある。
カチカチ路面に石が浮いていたり。小川が流れていたりその痕があったり。
程よく湿ったりと色々である。
多くて年に1回か2回しか行かない。晴れて舗装路並みになってグリップしないとか
雨降って泥地獄…といつも極端なのである。
雑誌に載っているようなフカフカの土の上を走っていたいものである。

泥地獄では止まらないことが重要である。
イボイボの間に泥が詰まってすぐにスリックになってしまう(笑)。
走っていると遠心力で泥が飛んでタイヤに泥が付着しにくい。
そういう意味では小径ホイール車はシビアである。
止まったら死ぬ寛平と同じや(笑)。

ラインによって走りやすさが全く違う。どこがええのか?山側を選んでみた。
しかしそこは最高の泥沼であった。突っ込んでいったら凄まじい抵抗で車体が止まる。
おもっきり回したらいけるやろと思い、ブチ回す。しかし空しく空転するのみ。
空転だけならありがちであるがそれだけではなかった。
回せば回すほど地面が掘れるのか、どんどん埋まっていくのだ!(笑)。
埋まれば埋まるほど足つきが良くなるのが明らかにわかる(笑)。
いわゆるドツボやな(笑)。最終的にはアクスルシャフトまでもが埋もれた!
足も当然埋もれる。ズボズボ!っと足首まで一瞬で埋もれる。
さらにはふくらはぎまでも埋まってしまった。子供なら膝上までいってしまう。
歩行すら困難である。埋まった足を抜くのにも一苦労である。

ここまで来ると、バイクはなんとスタンドなしで自立している!(笑)
聞いたことはあったが、ホンマかいなぐらいで流していた。
実際になってホンマになるんやなと思った(笑)。

必死で脱出しようともがく。しかし一人ではどうにもできない。
そこで通りすがりの人が。助けてもらうが悲惨な状況に爆笑していた。
二人してやるがそれでも脱出できない。
都合良いことにA氏登場。これぞ渡りに舟(笑)。3人がかりでようやく脱出に成功した。

脱出して押すが何故か動かない。ニュートラルだが?
よく見るとチェーンガイドやスポーク、ブレーキ周りに泥が激しく詰まっていた。
すさまじい泥の抵抗だ(笑)。エンジン掛けて無理矢理泥を飛ばす。
全員肩で息をしている。はっきりいって走っているより疲れる。
モトクロスソールでは足がグリップしない。泥沼ではエンデューロ用が必要やな。

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ハマりようがわかるだろう。
黄金チェーンなのだがこの状態でわかる奴おらんやろ(笑)。

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ブーツもこのとおり。

昼飯後また走行する。
午前中はスタート地点付近を走っていただけの初心者がコースにもでてきた。
かなり怪しげである。動きが予想できない。

例の泥地獄にて、はまっている素人さん発見。
一人では絶対に出ることは出来ない蟻地獄(笑)。
助けてもらったということは助けないといけないということでもある。
俺とF氏と素人さんで脱出する。めっちゃきついわ!
はまったときには前輪をまず出すのがよいようである。
前輪を出せば方向変換可能なので自分で掘った轍に直角にできるのでグリップさせやすい。

それ以降はほどほどで切り上げた。

帰りは行きと同様の道を選択した。宝塚のあたりで超定番の渋滞しているようだが
俺以外はそれでも突っ込んでいった。
神戸線追突事故の影響で渋滞あったが、極わずかであった。
渋滞なければどちらも同じと思われる。

なかなかの泥汚れだ。チャンバーの周りは付着した粘土が熱で乾いて
瀬戸物になっている(笑)。場内の洗車機にて洗車する。
とてもこのまま車に積めない。

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業務用の洗車機はかなり強力である。
デカールに傷が入るとそこを基点に吹っ飛んでいくのはよくあることである。

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洗車中、なんとシートの革が剥がれた!なんでや?土台が腐ってきているのか?

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洗っても実際には完全に汚れを落とせていない。
乾くとあちらこちらにアラを発見してしまう。次回本格的に洗うことにする。

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車の中はこのとおり。洗車しないとこんなもんですまないのは必定。
中も掃除する。

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鎧もこのとおり。走行中の汚れというよりはこけて泥が付着したのである。

水掛けてブラシでこする。他のウェアはそのままでは洗濯機に入れることは不可能。
付いている泥をホースで洗い流す。

5回ぐらい転倒した。こけかたによってはバイクの下敷きになることがある。
カチカチ路面で前からいった時、腰の横を打った。ここにはパッドあるが十分ではない。
打撲というほどではないが、今日になって結構痛い。あと3日は痛いと思う。
太腿に湿布張ると、たこ焼きがスースーする(笑)。
それだけ有効成分が浸透しているということか。

ロードではこけると大概滑っていくので下敷きになったり自分のバイクと絡むことは少ない。
オフでは特に前からの場合、ステップやハンドルが路面に引っかかって
滑らない。滑っていくようなこけかたはある程度速度でてないとしないと思う。
ロードとは全く違う。速度が低いから怪我しないわけではない。
ハンドル取られてこけると手首ひねったりしやすい。
直立に近い状態でこけると地面に手を着くとその時痛めるのである。
着かなくても痛めることもあるが(笑)。