伊豆大島追記2014年01月03日 21時21分41秒

気づいたら年が変わっていた。
年々、正月らしさが無くなっているように感じる。

伊豆大島についてだが色々と思うことはある。
書いていなかったことを追記する。

島には平地が少ない。
田畑らしきものは外周道路からは確認できなかった。
たぶんほとんどないのだろう。
島なので魚はなんぼでも捕れるが、アシカじゃなし魚ばっかり食ってはおれん(笑)。
昔は今より人口遙かに少なかったかと思う。
その時代はなんとかやっていけたのだろう。
今では島に無ければ外から持ってくればすむだけのこと。
それが物価につながる。
実際、宿代などははかなり高め。

東京からの高速船。
2時間弱で7000円。
盆や正月だけではなく、週末まで繁忙期。うわらば。
予定が1日早まったので、すでに押さえていた便はキャンセルし前日に振り替えた。
するとキャンセル料が発生した。
実際乗らなかったわけではないので、事実上損失はないはず。
独占なので企業努力って何ということだろう。
嫌なら乗るな状態。

今では安いツアーなんぼでもある。
近めの海外では驚くような価格設定などざら。
そういう状況下にあってわざわざそういう所に行く理由はあるのか。
そういうことを考えたことはないだろう。
これといった産業もないし、これからは落ちてゆくだけ…

SKFフォークシール2014年01月06日 21時28分15秒

やるつもりで材料を仕入れる。
しかし時間がなく、1年とか2年経過するのはよくある(笑)。
今売り出し中のSKFフォークシール。
抵抗が少ないとされる。
テクニクス扱い。

フォークはしばらくやっていない。状態が気になる。
そんな折、SKFの存在を知る。タイミングは最高ではないか。
そう思い入手した。しかし時は流れ…
そればっかりやな。約1年なのでましな方(笑)。
今ここで、やらなあかんやろということになった。

SKFフォークシール 001

まずはばらしから。
ZX-7RRのフォークをクランプごと使用している。
カワサキレースキット、オクムラチューン。
中古で買ったのである。
レースキットはダンパーの塊であり、締めると動かなくなる。
ブ○ワーカーかっちゅうねん(笑)。
そんなこんなで町乗りは不可能なのでダンパーを弱める方向でセッティングしてある。

カワサキの場合、クランプの割を広げないとフォークの脱着は不可能。
さすがは日本のイタ車(笑)。
最新型では違うとの情報あるが。

SKFフォークシール 004

車体から取り外しらばらしにかかるが、エア抜きその他手で持ってやるのはだるい。
そこでスペシャルツールの出番。素晴らしいやろ(笑)。
50Rでのフォークスタンドと同じ考えであるが、めったにやるわけでないのでこれで充分。
これから本体のばらしにかかる。

SKFフォークシール 005

倒立フォークの場合、トップキャップとカートリッジを分離するのは危険であるとされる。
相当、スプリングを圧縮しないとここのナットが現れず取り外すことが出来ないのだ。
さすがはレースベース。
その辺は考えてあり、スプリングカラーに工具を入れる開口を設けてある。
一人でやって危険ではない。
それなら全部そうしたらエエんとちゃうん?という突っ込みは当然ある(笑)。
しかし、その開口ではスパナは入らない。
しょうがないので、そこに入るようスパナを以前改造してある。

SKFフォークシール 007

SKFフォークシール 008

SKFフォークシール 011

ばらしていく。
7Rと7RRとではフォークの構造が異なる。
外観ではインナーの仕上げが異なる程度。
先のばらしやすさだけではない。
理由はわからないが、スライドメタルの位置も異なる。
7Rではインナーにメタルあるが7RRではインナーにはなく、アウターにある。
カワサキもやることが粗いわりには芸が細かい。
因みにアウター側ーのメタルは2カ所とも部品としてはでない。
再利用できる状態だったので助かる。

オイルは強烈に汚いと思っていた。
モリブデングリースが出てくると予想していたので拍子抜け。
そういえばばらさずにオイルだけ代えたような気もする。

SKFフォークシール 014

SKFフォークシール 015

フォークシール。色がレ○トンハウス(古)。
何が違うのか。
価格は純正の倍以上。これで効果なかったら…

SKFフォークシール 018

SKFフォークシール 019

SKFフォークシール 020

シールには方向がある。昔勘違いして組んで痛い目にあったことがある。
シール組むには専用ドライバがないと真っ直ぐに入れるのはたぶん無理。
抜け止めのクリップも抜かりなく嵌めておく。

SKFフォークシール 021

カートリッジ固定ボルトのパッキンは新品に。
意外と高いが、ここから漏れるとやり直すことに。

この状態でストロークさせてみる(スプリングなしで)。
抵抗の違いは歴然としている。スコスコと表現できる。
どうやったらこうなるのか?
しかし、単体と車体に組んだ状態では感じ方もことなるが。

SKFフォークシール 028

カートリッジ上部とトップキャップの接続部分。
ねじ部の出代で伸び側の減衰が変わってくるので規定値にあわせる。
実際、締めた際には多少は変わるが出来るだけ変わらないように締め付ける。

SKFフォークシール 024

SKFフォークシール 026

ここからが面倒。
エアがなかなか抜けないのだ。
スコスコ。スコスコ。気が遠くなりそうになる。メーカーではどうしているのか?
スコスコする棒は無くてもできるが、かなり厳しいのは事実。
倒立の場合、かなり粘度の低いオイルを使うので予想よりは早く終わった。
場合によっては一晩置くこともある。

SKFフォークシール 027

油面調整してらトップキャップを取り付けて単体での作業終了。
中古で買ったのでインナーに微妙な点錆が元からあった。それも両方。
本来なら交換すべきだが、新品はかなり高い。
錆自体は買ったときから進行しておらず、漏れもない。
今回、出来るだけ修正しておいた。

SKFフォークシール 023

残りも同様に作業するが、オイルの汚れ方が全く異なる。
同じセッティングなのに左右で減衰が異なるなんてのもありがちなのでそういうことか。

SKFフォークシール 030

車体に取付、元通りに組んで完成。

さて試乗する。
確かに抵抗は少なく感じる。
しかしステムの締め付けの方が遙かに重要なように思う。
締めるとアウターが変形してインナーの動きが悪くなる。
ここの締め方は人によりかなり異なる。
それでは緩すぎて締まってないのも同然ということもあるのだ。
よって各自で決めるべし。
いずれにしても締めすぎはダメだ。
抵抗云々よりはまずここのトルク管理が重要。
それから抵抗減を考えるというのが順番だろう。

QJ-1 オーバーホール2014年01月13日 21時57分36秒

リアサスはQJ-1を使用している。
他にはクアンタムしかないので選択肢はない。
数年使っているが、オイル漏れしやすいと認識している。
オイル漏れのため、必然的にOHというパターン。
正確には、しばらく放置してから乗り出して、オイル漏れということもあったが。

QJ-1オイル漏れ 001

QJ-1オイル漏れ 002

1年以上前からオイル漏れしていた。
乗る暇がなく、時は流れて…
そればっかりやな(笑)。
いつもレース参戦は突然決まるのである。
テストその他行う必要があってもうOHに出している時間は無くなっていたのだ。
このまま行くしかないが長時間の耐久では最後まで保つとは到底思われない。

QJ-1オイル漏れ 004

そこでこれ。
オイル下がりを止めるというケミカル。各種ある。
結構、効果あるとされる。
こいつでOHまでの時間稼ぎをするのだ。
作業の都合上、塗ってからすぐに元に戻したが、時間を置く方が効果があるのか?
さて効果は如何に。

生駒6時間や、邪道で実戦使用した。
置いておく時間ほとんど無かったためか、漏れは完全には止まらなかったが
走行に支障あるほどではなかった。
よって効果はあると判断する。あくまでOHまでの繋ぎとしてだ。

さてシーズンは終わり、来期に向けて色々準備しないといけない。
これは明らかな不具合であり、真っ先に対処することにした。

メーカーに送る。
ただのオイル漏れなのでちゃちゃっと直るだろう。
しかし…
連絡あり。シリンダーの焼き付きと。
焼き付き?!そう聞くと致命的なトラブルと考えるのが普通。
走っていて特に異常は感じなかった。
表現はアレだが、内壁アルマイトの剥がれのようだ。
費用は3万以上…
内容を考えると安いのか?得体のしれん安物多数出回っているのである。
それだとどれほど買えるのか。
無論、そんな物を買うと失敗するのは必定なのでそんなことは選択肢とならない。
今更、ノーマルに戻るということもあり得ないので修理することにした。

QJ-1オーバーホール 001

OH後。納期的にはそれほどではなかった。

QJ-1オーバーホール 002

QJ-1オーバーホール 003

今回の交換部品。くちゃっとなっているのは何?
特に説明はなかった。意外とシール類を多用していることはわかる。

QJ-1オーバーホール 004

QJ-1オーバーホール 005

QJ-1オーバーホール 006

問題のシリンダー。
現象的にはこれ、やな。
そのまま使うとオイルがすぐに汚れて減衰に影響するということらしい。
そういうことを気にしなければそれでいい。
気にしないのであればOHなどすることはないので気づくことはないだろうが。

QJ-1だからということではなくクアンタムでも同じことは起こるらしい。
年に一度はOH必要。
長時間の耐久ではテストも含めて1レースでやるのがいいのかもしれない。
管理が大変であるが。
良い状態を維持したければそれなりのことは必要なのだ。

しかし今回の件ではOHに出してから色々紆余曲折があり、思うところあった。
なんかな、アレか(謎)。

PWK28Bその12014年01月18日 09時29分01秒

主に無法地帯なクラスを主戦場としている。
だからなんでもかんでも改造する必要もない。
しかしながら、徐々にレベルが上がっていくのは普通。
それに併せて解像度も上げていくことになる。
4スト勢の台頭により戦闘力にかげりが見え始めたのだ。
最終的にはライダー次第ではある。
今回は手っ取り早くモビルスーツの性能向上を狙うことにした。

最小限の投資で最大の効果を得る。
それはキャブしかない。
これまではノーマルで通してきたがいよいよ手を付ける時が来たのだ。
キャブも選択肢は幾つかあるが、Tテック一押しのPWKにすることに。

そのままでは当然取り付けできない。
キタコもあるが、Tテックでマニホールド扱っている。
フレームの形状からして、頭とフレームが干渉する可能性があった。
Tテックで物を借りてきて、問題なければ買い取ることにした。

50R-PWK28 001

ノーマルとは大きさがかなり違う。

50R-PWK28 002

50R-PWK28 004

KXも純正でPWKなのでそれを取り外して確認に使う。
インシュレーターの嵌め合いがかなりきつい。
そこだけでキャブを支えるのでそれはそれで都合良かったりする。
予想外に全く問題なく取付可能であったのでそのまま買い取り。
7500円也。

PWK28には2種類ある。
BタイプとMタイプ。微妙に違う。
以前は代理店のHPありそこで解説されていたが現在はない。

1.スロットルバルブ
2種類ある。それほどの違いはないようだがBの方がやや良いらしい。
単品で買うと1万弱するのでまずはここで選択は決まるだろう。

2.アイドルスクリュー
Bは左右どちらかを選択可能だが、Mは右のみ。
エアスクリューは左にあり同じ側にあると調整が楽。

3.スロットルリターンスプリング
Bは強化仕様。

4.トップキャップ
ワイヤーの取り出しはMはストレートだが、Bは曲がり。
針も違うらしいがそれほどの差はない模様。

いいとこ取りは出来ずどちらかの選択となる。
微妙な感じだがBタイプを選択した。
ちなみにバッタ物も存在するが、当然眼中にない。

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16000円。高いのか安いのか?微妙な価格設定。
レース用として売っているが何故か分離仕様が標準となっている。
混合用のキャップ付もある。

50R-PWK28 026

50R-PWK28 027

アイドルスクリューを左右入替。

50R-PWK28 021

50R-PWK28 024

メーカーはやたらと十字穴を使いたがる。
レース用途では激しく脱着するので確実になめるのだ。
即、六角穴に変更すべし。

50R-PWK28 020

kX純正(左)との比較。微妙に異なる。

50R-PWK28 028

キャブの口径拡大したらハイスロが必要となるが、デイトナスーパーハイスロ
φ28まだ対応しているので変更不要。しかし…
インナーワイヤーの長さが足りない。
そう、トップキャップの曲がり部分の長さ分だけ足りなくなるのだ。
ならば。

50R-PWK28 032

50R-PWK28 033

50R-PWK28 034

ワイヤー全長そのものは余裕がある。
要は出代を稼げばよい。ワイヤーを加工して必要な長さを確保。
意外と、しっかりした作りでなかなかてこずった。
そのためワイヤーはよれよれに(笑)。
使用には問題はないので良しとする。
リターンスプリングはかなり強い。
操作では重いとは思わない。
しかしスロットルバルブに嵌めるには全屈ぐらいまで圧縮する必要がある。
これはなかなか厳しい。ここまで強くなくても良いはずなので要検討。

50R-PWK28 035

とりあえず完成。リードバルブはノーマルで十分らしい。
曲がりのためワイヤーの取り回しが気になる。

50R-PWK28 036

ならば真っ直ぐにしたらどうだ。
しかし不注意でポッキリと…
うわらば。

その2へ続く。