フロントフォークその32019年06月13日 22時06分11秒

テレビの健康番組は何かと怪しい。
ちょっと前に秘孔で何でも解決とやっていた。
そんな話を整骨院でしたらどこの北斗やと笑っていた(笑)。
民放でなくNHKやで。
ならば民放の方はもっとアレか。
俺にも秘孔突いて鼻直して欲しいわ。
しかし。

アミバ14

治療と思わせて実は色んな秘孔を試される。
そんなオチだったりして(笑)。

その2より続く。

減衰の強化のみならず、バネの動きを追求したNDS。
組み込みにはまず分解から。

フォーク分解 001

まずはフォークを単体に。

フォーク分解 003

フォーク分解 004

後ろ同様にインドのエンデュランス製。
旧2気筒ではZの方はタイーショーワよりメーカ変更されている。
わざわざ変更するということは、相当安いはずだ。

前から微妙に漏れていたのは気づいていた。
やはり物は値段相応なのか。
その辺も含めて一気にやってしまう。

フォーク分解 016

用意した交換部品。全バラ前提。
当然?全部インド製。だから悪いという単純なことでないと思いたい。

トップキャップ外した時、しゅっと音がした。両方とも。
これまで各種ばらしたことがあるが、それまで気にもしていなかった。
その時どうだったかは未確認であるが、エア抜きにちゃんと意味があることがわかる。

フォーク分解 006

オイルはモリブデングリースと化す…
フォークオイルの使用条件は厳しいらしい。
一般にはこんな所にオイル入っているなどとは知らないだろう。

フォーク分解 007

フォーク分解 008

全バラするには、ボトムケースとシートパイプを分離する必要がある。
周り止めの特殊工具あるが、インパクトでも可。
見ての通りねじロックこてこてに塗られているため、そのままでは供回りは避けられない。
ばねとカラーをセット。その状態でフォークを床に押し付けつつ、インパクトを使う。
調整ダイヤルとレギュレータは最大で。

フォーク分解 009

ばらした部品だが、何かおかしい…

フォーク分解 010

3枚あるワッシャー。
バネとカラーの間に1本当たり1枚だけのはず。
しかし、2本で3枚出てきた。
これがインドか。
インドというよりはエンデュランスだからということか。
しかし。
某高級車についているブレンボのキャリパー。
フルード漏れのため、キャリパーばらすと何と!オイルシール入ってなかったという。
ダストシールは入っていたので、それでシールしていたらしい。
イタリアもその程度か。
シール抜けたら死ぬぞ。
何とかの可能性ある、とかでリコールになることある。
この件でなっていないがそうすべきだろう。
ブレンボだから、神のごとく扱うのは違うということ。

ワッシャーの厚み分、左右でプリロード変わることになる。
この程度では走行して異常は感じなかったのは事実だが、それでいいとは思っていない。
ちゃんとやらんかい。

フォーク分解 014

フォーク分解 015

シートパイプのバネと接触する部分は荒れている。何故か片側だけ。
バネが捻られていたという証拠であろうか。

樹脂製のリングは単品で入手不可。
代える必要はないということなのか?

しかし一部錆びている。
部品の管理悪いのだろう。
しかし、タイ-ニッシンでも新車からキャリパーピストン腐食しとったけど。

NS50Rで圧側のみのバルブを使った。
それまではプリロードいくら掛けても底突き感はなくならなかった。
それ装着で解消したのだ。
そちらはバルブ側に100%仕事させるため、シートパイプの穴を拡大する必要があった。
NDSはどうなのか。
シートパイプは未加工。
すなわち減衰はシートパイプ+バルブとなる。

シートパイプやインナー他セットし、新品フォークシール打ち込む。
残念ながら、手持ちのフォークシールドライバーはサイズが適合しない。
調べるとφ37は適当な物見つけることが出来なかった。
手で押し込むのはたぶん無理。
何かしらの工具必要。

フォーク分解 017

シール打ち込むにはフォークガード外す必要有るが、傷つけずに外すのは難しい。
メーカには作り考えてもらいたい。

フォーク分解 018

見てのとおりとした(笑)。
これで十分とも言えるが、塩ビ管は厚さある物方が使いやすい。
しかし薄い方しか売ってなかったのだ。

切れ味で斬るより、重みでへし折るナタのようなもの。
質量がないと打ち込みにくい。
パイプをハンマーで打ち付けないと使い物にならない。
鉄パイプでもいけると思うが、それではインナーに傷はいるような気がする。
ちなみにシールには方向があるので注意必要。

フォーク分解 019

メーカ問わず作りは共通している。
この方式では完成された構造なのだろう。
フォークシールはクリップで抜け止めされている。
これでインナーとアウターの分離を防止している。
ということはこれが抜けると…
クリップのはめがなんとなく、頼りない。
もしかして抜けたら…
バイク屋に聞いたら緩そうだったら、クリップ広げてプリロード掛ける状態にすべしとのこと。
今回はそれで対応したが、念のため何か起こった場合に備えて新品クリップを用意。

フォーク分解 020

トップキャップのクリップ外すときにうまくいかなかった。
使ったピックツールの先端、ぽっきり折れて…
バッタ物ではない、PBなんだが…
この辺はやり方次第か。
フォークシールは外すときに工具掛けやすいよう、真円ではなく折り曲げてある。
こちらもそう出来ないのか?
練習を兼ねて何度か脱着を行った。元々溝へのはまり方がこちらも緩いように思う。
エンデュランスへの不信感が高まる。
こちらも外れると危険なので新品とした。

フォーク分解 011

メタルの消耗度合いは左右で異なる。
日本製でも片っぽのオイルばかり汚れているなどは普通らしい。
フォークは構造的に当たりはずれというか、ばらつきが大きいのかもしれない。

NDS 011

NDS 012

重量比較。ノーマルはボトムケース以外すべて鉄。
NDSはほとんどアルミなので部品点数増えた割には同じぐらいに収まっている。

YSSフォークスプリング 005

YSSフォークスプリング 006

YSSフォークスプリング 007

バネの比較。わかりにくいがYSSの方が巻きが粗い。
短い分、YSSの方が軽い。

NDS 020

ストローク確認用としてOリング取付。

NDS 017

NDS 018

オイルは10番相当推奨となっているか、レート上げているので硬めの方がよいと思いそうした。
広島高潤を暫く使っている。
ここは粘度の指定可。
久しぶりに注文したが、対応悪くなっている。
なんの連絡も無くいきなり来たのだ。

アジャスターはノーマルトップより体積が大きい。
同じ油面では上げたのと同じことになる。
一気に変更すると、何がどう影響したかわからなくなる。
変更箇所少なくなるためノーマルと同等とするが、それには体積を知る必要がある。
ノーマルも単純と見せかけて複雑な形をしている。
正確に測ることは困難であるので大体で下げる量決めた。
14ミリ下げとしたが、正確かどうかは自信がない。
厳密にはばねの体積違うのででどこまで合わせるべきかは、わからない。

その4へ続く。

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