ダグラムその22021年08月21日 21時20分30秒

その1より続く。

ダグラムDVD 004

全て買って全部見た。
だいぶ金を使ったし、見るのも大変だった。色んな意味で。
見ることを進めるうちにどんどん気が重くなり…

オチは覚えているが、細かいことは忘却の彼方。
当時どう思ったかも全く記憶がないが、その時は意味わからなかったはずだ。
当時は戦闘ばかり見てたような気するわ。
子供向けの内容ではない。
昔は市場規模大きかったので、この内容でそれでもやれたが視聴率稼げずに今ではたぶん無理だろう。

見て色々思うのである。40年前も今も変わってないのだと。
嬉しくはないが、これからもそれは変わらない。
地球側の権力争いがあって、独立後の権益確保を目的に公然と反政府勢力を匿う。
自分らがやばそうになったら、匿った反政府勢力に退去を求める。
それも遠回しに。
正義や人権、理念など全くない。
動機は全て己の利益追求と都合のみ。
反政府組織に武器売却。
これは単純に商売もあるし権益確保の意味もあるのだろう。
ダグラムの部品の7割は劇中で実は地球製との言及あるが、開発の主体は触れられていない。
やはりそうなると…

サマリン博士曰く、戦闘は起こっていることの一部でしかない。
それ以外が事の本質なのだと。
そのとおりだと思う。
高校生ぐらいだと言ってることわからんと思うわ。

民間人が戦闘の巻き添えになったり、戦災孤児の話あるが難民は出てこない。
表現として控えめにならざるを得ない事情あったのだろう。

見ている終盤でアフガンの情勢変化が起きた。
Zで核爆発寸前のジャブローから脱出する下りがある。
押し寄せる兵士を押しのけ、蹴落とし自分だけは助かるジェリド。
そんなことを思い出した。

AK47が普通な所、タリバンがM16を持っていた。
それも高そうなスコープ付きで。
バイデンが武器横流しと言っていた。
一人だけでなかったのでそういうことやな。

アメリカの都合で攻めて、都合悪くなると撤退。
イラクも同じ。
そこに人がいるという発想はないのだろう。
現実はフィクションよりエグイい。

現地の人々に何かしようなどという国はない。
それは日本も同じ。
横流しするアフガン政府もだ。
酷いのは全員同じこと。
エイリアン対プレデター…

軍事力行使するなら、最後まで責任を持つべきである。
それが嫌ならやるべきではない。
アメリカの嫌らしさと悪行。

インディペンデンスデイなんて映画あった。
宇宙人に圧倒的に負けていた地球側がそんな訳ないやろ、という勝ち方したのだ。
それだけならいかにもアメリカやのう、で終わりだがちゃんとオチはあったのだ。
タイトルの意味が見るまでは全くわからなかった。
勝った日がアメリカ独立記念日。
制作側からすると話の内容などどうでもよかったはずだ。
別に宇宙人が出てこなくてもいい。
そのオチがありさえすれば。それが全て。
オチを見て反吐が出そうになった。
これがアメリカか。
アメリカ人はアメリカ=世界そのものと思っている。
意識しているかどうかはわからないが、全員そう思っているだろう。
そんなんやから、嫌われ攻撃される訳や。
それ以上の力持っているから問題になっていないだけだ。

パットン大戦車軍団でアメリカ人は戦争が大好きだというセリフがあった。
そのとおりと思う。理由なんか後から無理やりつけているだけ。
戦争することが目的というのは大いに納得する。
小泉が開戦理由納得したなんて言うとったな。
アメリカの片棒担いだわけだ。

アメリカを動かしてる連中はそんなことに気付かないほど頭は悪くない。
本気でそう思ってるからそうしてるだけだろう。

そういうのを見ていると、力があれば何しても許されると思うのが出てくる。
何が何でも五輪やるなら、朝まで飲んでも何の問題あるかと思うのと同じだ(笑)。

そう思うのは中国。
過去の経緯から、余計そう思ってるはずだ。
体育会で上級生に今まで散々やられてたから、上級生になったら今度は下級生にやる。
それと同じことと笑えないのだ。

その3へ続く。