ルイージの徒然日記

その５ より続く。

一命を取り留めたが元通りになるわけでもない。
それだけでなく、色んなことに対応する必要に迫られるのだ。
一人減ると生活が激変する。今までとは全く違う。
それに対して資金の投下など対応が必要になる。
一つずつ対応するのみ。

対応はどれだけに留まらない。
本人が何をしていたか。
止めたりすべきものはすぐに対処する。
把握していることはどうということはない。

これまで自分のことは全て自分でやっていた。
それ故に分からないことが多いのだ。
一緒に住んでいながら、わからんことばっかりだったという事実に愕然とした。
金の流れがわかれば、何をしていたが分かるのだ。
しかし、通帳が出てこない。
無いはずはない。
調べまくった。下駄箱までも。
どこを探しても出てこない。
年金の資料も出てこない。
収入がどれほどあるのか。全くわからん。
どないすんねん、と途方に暮れた。
これは！？
通帳あるやん。
しかしそれはめっちゃ古かった。
捨てるわけないし。どこにあんねん。

逆に俺が死んだらわからんことばっかりやろ。
カード払いにしてたら、通帳あってもわからんし。
そういうことになるという前提でやっていないわけだ。
一緒に住んでてこれであるからして、別の場所に住んでたら調べることさえ困難だ。

ちょっと違うが、本人が死ぬと口座凍結されるので家族が色んな費用を立て替える必要がある。
場合によっては凄い費用が掛かる。その負担はすさまじい。
本人の口座使えるのは相続が完了してからだ。
実際そういうことは聞く話。

探す過程でタオルがいっぱい出てきた。
貰いもんやな。
間違いなく新品だが、色が変わってパリパリになっているのもあった。
絶対、１０年どころとちゃうわ。
物持ちいいののを通り過ぎて、こんな使えないもんどないすんねん状態。
で、（ガイラー将軍風に）抹殺！

大昔の写真も出てきた。
本人の結婚した時の分。
俺がまだ影も形もない時のこと。
思わず、若っっっ！！！て言うてもうたわ(笑)。

んん～？
ようやく通帳発見。
ついにジャブローの入口を見つけたぞ！
この金属反応がなければ見逃すところだったというゾックの気持ちになった(笑)。
こりゃわからんわ。

その７へ続く。