内圧コントロールバルブその12017年06月09日 21時27分22秒

各種開発を進めている。
すでに色々したし、検討中の課題も多い。
ここでのアップが追いつかないほど。

ちょっとやり出せばもう1台買えるぐらいになる。
手間や時間も相当かかる。
出来ることからちょっとずつ進めていく。

早急に対策必要な件はある。
まずは単亀頭故のエンブレのきつさ。
ぎくしゃくして乗りにくい。
2亀頭の方はハイグレードなクラッチが最初からついている。
それは単亀頭にこそ必要なのだが。
安物仕様故の悲しさか。

対策するにはアレを使うしかない。
それはクランクケース内圧コントロールバルブ。
クラッチでエンブレを逃がすのではなく、根本的にエンブレを減らすという物。

クランケース内の空気は下降するピストンにより圧縮される。
その抵抗がエンブレだ。
ブリーザーから圧縮された空気は排出するが、ピストン上昇した時には流れを
遮断してケース内の圧力を低く保つ。

一昔前のこと。
10Rを試乗したことがある。
中だしマフラーの奴。
9Rでは到底真似できない圧倒的な速さ。
比較など意味のないほど。
しかし、トロトロ走る時にはがさつなエンジンだと思った。
エンブレでぎくしゃくするのだ。
すでにこの時9Rにはコントロールバルブを付けていた。
これがその違いかと思ったのだ。

内圧コントロールバルブ 001

内圧コントロールバルブ 002

内圧コントロールバルブ 004

哀れな部品取りと化す、9R。
メーカーはNAG。この部品では元祖と言える存在。
今では各社ある。
手っ取り早くこれを使うのだ。
取付には方向がある。それを間違うと大変なことになる可能性大。
都合よいことにサイズ同じだったりする。

内圧コントロールバルブ 007

内圧コントロールバルブ 008

取付にあたってはタンクを外す。
ついでにボックスの蓋も捲ってみる。
豚の鼻どころか象の鼻。
どんだけ規制しとんねん。
思わず外したくなる誘惑に襲われるが、セッティング変わる可能性大なので今回は我慢。

内圧コントロールバルブ 012

良くなる方向ではわかりにくいが、悪くなる方向ではわかりやすい。
ブリーザーパイプに咬ませるため、そのままでは使えなくなる。
そこで比較のため新品を用意。
さすがに向こう物のためか安めなのが助かる。

内圧コントロールバルブ 013

作業完了。しかし。
ホースとの繋ぎは締め付けたらアカンということに気づく。
これまではホースバンドでギチギチに締めていた。
そうすると歪んで作動不良を起こすらしい。

内圧コントロールバルブ 015

ホースバンドよりタイラップに変更。
ホースとは結構きつくはまっているので最終的にはタイラップも無しとした。

さて試乗する。
微妙な感じ。
やはり良くなる方向ではわかりにくい。
それともギチギチに締めていたので性能悪化しているのか?

新品ホースに交換してまた試乗。
こっちの方がエンブレがきつい。
やはりバルブの効果はある。

またバルブを取り付ける。
ちなみに、エンジン側のクリップを脱着は簡単だが、ボックス側は非常にやりにくい。
”カリ”が結構、効いているのでボックス側のクリップは必要ないと判断。
そうするとタンクはそのままにタンクカバー外すだけでホースの差し替えが出来る。

戻した瞬間にはエンブレは立ち上がらない。
やや遅れて効く。
まだエンブレはきつめに感じられる。
エンジンの回転上昇速く感じる。
つまり加速が良くなったということ。
性能向上よりも戻した時のフィーリングを重視したい。
結論としては効果あるが、まだ不十分ということになった。
このタイプは古く、今では売っていない。
新型になっているし、他社製もある。
今後の課題とするが、もっと追求する必要あるだろう。

その2へ続く。

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