内圧コントロールバルブと点火時期その2~パワーチェック2017年06月25日 09時03分22秒

その1より続く。

まずはノーマルの状態を知っておく必要ある。
さらにバルブの有無で性能の違いが数値に表れるのか。

点火時期変更したハスクだが、走行して違いはかなりある。
こちらも数値として違いを把握しておきたい。
ということでいつもの野口商会に向かった。

パワーチェック20170520 001加工

パワーチェック20170520 002

パワーチェック20170520 011

特殊な組み合わせの積載。たぶん同じことをすることはないだろう
ハンドル幅広いオフ車を2台積みするには横方向に制約が出る。
ハンドガードやミラーは外さないと積載不可。
外したところで簡単ではなく、手間取った。

パワーチェック20170520 005加工

パワーチェック20170520 007

バルブの有無で結果変わるかを調べる。
乗っての違いは感じるが、数値としては変わらないように思う。
違いあっても抵抗少ないため有りの方が有利だろう。
してその結果は。

250SL-20170520

意外にも何度やっても無しの方が結果は良かった。
乗っていて、有りの方が加速が良いと感じられるのだが。
ダイナモ上のデータと実走は一致しないこともあるそうだが、釈然としない。

パワーチェック20170520 010加工

続いては白煙の鬼の出番だ。
そのパワー特性から駆動力が車体に与える挙動がはっきりと見える。
パワーバンドに入ると後が上がるのがわかるのだ。

SM125I-20170520

点火時期変更の前後での比較。
進角最大としたが、走行状態ではその前と比べるとピークがメーター読みで
1000回転ほど上限が下がっている。
全体的に低速側に寄っているのは明らかで、そのためピークパワーも同様と思われた。
しかしこちらも意外な結果であった。
ピークパワー発生回転数は下がったが数値そのものは上回っている。
それとてまだ満足できるレベルではない。
急激に立ち上がる手前から緩やかに立ち上がるのが理想だが、難しいか。

両者はエンジン的に同じクラスとなる。
ピークはハスクが上だが、中速のトルクがあるSLの方が間違いなく速い。
まだ真の性能発揮しているとは思わないが乗っていてその違いは明白である。
ピークを使えるのは一瞬でしかない。
実際に速く走ろうとすれば、中速からのトルクを重視する必要ある。
高回転型はよいが、高回転のみは駄目なのだ。

SM125-250SL比較-20170520

両者を比較宇してみた。
乗った感覚と一致している。
オフの世界で2ストが淘汰されたのは当然だろう。
同等の速さを求めるのならもっと排気量必要という結論となる。

そういうわけで一部メーカーが細々とやっているのみ。
4スト維持するのは大変なため2ストを見直す向きもあるようだが性能面では…

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