面会禁止その17~面談2021年11月16日 22時50分26秒

その16より続く。

断れらた施設から別のチェーン店を紹介された。
紹介業者と一緒にそこで話を聞いてみた。
チェーン店なので費用含め基本的には同じだが業者曰く、こっちの方が雰囲気が良いとのこと。
俺はその違いには気づかなかったが。
数を見ていると違いは明らかなのか。
人がやっているので人により中身が変わってくるようだ。
人の出入りあるのだろうから、逆に悪くなる可能性もある。

会社の方針として今でも面会は認めてるという。
これは非常に大きい。決め手といえるのだ。
面会を認めないということは隔離施設と化すということなのだ。
精神面での影響考えてとのことと言っていた。
無論、それにはリスクもある。

さてそこにすることに決めた。
しかし、引き受け可能か本人と面談しての判断が必要らしい。
そりゃそうやな。
それを病院で行う。俺もそれに立会うことはできるのか。
無理やろ、と思いつつ聞いてみたらなんと認められたのだ。
転院以来であるから、5か月ぶりだ。
ようやくどんな状態か直接確認できるわけだ。
聞いている内容では良くなっているとは思えない。
真実を知ることは怖いことでもある。

その日が来た。
前が見えず…
認めたくない現実に直面した。
本人の反応はイマイチだった。俺が誰かわからないということはないはずだ。
家に帰りたいのにこんな所に、ということか。
本人の意思を確認できないのでなんともというところだ。
実際、本人の意思とは関係なく決めている。

結果は問題なし。
時間もなく、問題であれば行き場がなくなって大変なことになることろだった。

倒れる前から歩くのが遅くなったりしているのは認識していた。
永久に続くものなどない。状況からして限界があると思っていた。
しかし、こんなことになるとは思いもよらなかったのだ。
分かっているつもりで全く分かっていなかったということだ。

その18へ続く。