キジマのグリップヒーターその22017年12月12日 21時30分40秒

その1より続く。

配線を済ませたら本体の取付だ。
まずは左から。

キジマグリップヒーター 018

こちら側グリップの取り外しは初めて。
どんだけ接着剤塗っとんねん。
しかし、取り外しに支障はなかった。
接着剤残っていると取付に影響するので綺麗に取り除く。

キジマグリップヒーター 033

パーツクリーナーを両方に吹きつつ、挿入。
取付困難と聞いていたので、警戒したがあっさり取付完了。
差し込んだ後も、クリーナーが乾ききるまでは角度調整自在だった。
楽勝やないか。
連邦軍のモビルスーツも噂ほどではないな(笑)。
一気に右側も攻める。

グリップを外して、掃除し、クリーナー吹いて…
ねじ込みつつ前進。
こっちも余裕と思っていたらある所から抵抗が増大した。
ねじねじするが前進しない。何でや?
そこでさらに捻る。
その時、バキイィッと音がした。何の音やねん。
構わずねじ込む。
さらに音が。
??

キジマグリップヒーター 022

びくともしない。
進むことも戻ることもできない。進退窮まるとはこのこと。

キジマグリップヒーター 021

音の原因はこれだ。
スイッチの廻り止め突起、死亡。
直しようがない。

スイッチはともかくどうにもならないグリップヒーターはどないすんねん、コレ。
ゴムの内側にプラスチックのパイプがある。
これが引っ掛かっているようだ。
挿入が浅い内は抵抗少ないが、奥に進むにつれ抵抗が累積していきある所で
動かなくなる。
何でこんなにきつくすんねん。

キジマグリップヒーター 025

キジマグリップヒーター 026

こうなると強引にいくしかない。
ドライバー突っ込んだり、エンドを打ち付けたり。
ヒートガンで炙ってみたり。
いずれも損傷の程度を悪化させるだけだった。
やればやるほど嵌る。これぞドツボ。
エンドを見ると…

キジマグリップヒーター 027

ニクロム線の断面が見えとるわ!!
スイッチだけでなく、グリップヒーターも死亡。
どんだけきついんや!

死亡したグリップヒーターを前に途方に暮れる。
このままでは乗ることはできない。
よってここで執る手段は…

キジマグリップヒーター 028

うりゃぁぁ!!
ぶった斬ったった!
スロットルパイプを救出せねばならないのだ。

キジマグリップヒーター 029

中身がどうなっているか見たことまずはないやろ。
ここで公開する。
ともかくきつすぎる。
ネット上でも取付困難とか、失敗したとか。
バイク屋でも左はどうということはなかったが、右は困難に直面したという。
自前でなければ強引な手法を用いることはできない。
俺と同じくもうちょっとの所で進むことも戻ることも出来なくなったと。
ではどうしたのか。
通電して温度をマックスまで上げ二人ががりの力業で押し込んだと。
プロでさえ取付困難。
それを素人がやろうとすると失敗するのは必至。
このタイプの取付は今後断るといっていた。
それはそこでは売れないということを意味する。

物の問題なのは間違いない。
説明書ではきつい時はパイプを削れとある。
簡単に言うな。
その材質は柔らかいプラスチックだ。
それ故に削ると毛羽立つ。
そうなると逆に抵抗が増えて…
金属の方が硬くて削りにくいがそうはならないのだが。

設計上なのかそれとも内径が小さめにできているのか。
あるいは両方か。
内径は一定と思うがそうしないといけない理由はない。
そういう場合は取付を考え、中央部の内径を僅かに大きくしておくのだ。
それを定石という。
ここまできついと全面的に当たらなくても動いたりしないのだから。

キジマグリップヒーター 034

結局右側は元に戻した。
ノーマルのグリップは一瞬で差し込み完了。
その事実がキジマがいかにきついかを裏付けているのだ。

左も戻そうなどとは思わないため、この状態でテストする。

キジマグリップヒーター 036

キジマグリップヒーター 037

エンジン始動しスイッチを最強にする。
アイドリングが落ち着く頃にはこれぐらいの温度になる。
片側だけでは電気的に余裕だ。
両方でも問題ないかと思う。

いつまでも待てないのでこの時点で走行開始。
この日時間がなく、たいした距離は走らなかった。
また気温12℃ぐらい。
しかし期せずして有りと無しで同時に比較することになったのだ。
それが必要な状況ではないが、それでも左右の違いは明らか。
レーシングタイプのグローブを愛用している。
それは操作性を考えてのこと。
厚いのは寒くなくても操作できないので話にならない。
手のひらに熱を感じる。最強では熱すぎると思ったほど。
ただ指先はグリップに僅かしか触れていないので、そこは厳しいような気がする。
外径は少々太いが、さほど気にならない。
内側にプラスチックあるためゴムが薄くなっている。
それためグリップが硬いと感じる。
長距離走るとどうか。また振動多い車両ではどうなのか。

厳冬期にこれだけで十分かどうかは、定かでない。
しかし効果はあるのは間違いない。
ただ残念なのは取付が困難なこと。

その3へ続く。

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