インプレその12017年05月18日 21時29分15秒

サッサと慣らしをを終わらせたい。
メーカー指定では800キロまで4000上限となっている。
それだと65キロしかでない。無理。不可能。
だいたいやねえ、初乗りのスタートで既にそれを越えてるし(笑)。
そういうのはシビアではない。人にもよるので好きなようにすれば良い。

時間を作って即、終わらせた。
ノーマルで乗るつもりないので、それ完了したならば開発を進めていく。

乗ってみると色々思うところある。
わかっていたこともあるし、乗ってみてわかったこともある。
思いつくままに色々と書いてみよう。

まずはエンジンから。
単亀頭のわりには意外な高回転型。
そのためか、低速走行は苦手。
3000以下ではノッキング気味。
さらにはエンジンブレーキも強めに効く。
そのため渋滞では安定感が無く疲れる。
速度調整するなら、スロットルではなく、リアブレーキを使った方が良い。
パワーバンドは7000ぐらいから。それ以上ではスピードののりは良い。
遅いわけではないが、大排気量に乗ってしまうと遅すぎとなる。
それでもW400などの犯罪的遅さではない。
排気量並ということだろう。
高回転型といっても、1万そこそこで頭打ち。
やはりもっと排気量が欲しくなる。

平地では、その辺の車抜くには不足はないが、峠や高速で抜くには瞬発力が
不足しているので抜くときには気を遣う。

100以下では振動はさほど出ないが、それを越えるとハンドルなどに微振動が出始める。
メーカーもその辺は承知していて、対策はされている。
硬いアルミハンドルに代えたら手がバイブになるだろう(笑)。

車体はどうか。
低速では安定感が全く無くふらつく。
上述のエンジン特性もあって厳しいものがある。
ちんたら走るのには激しく向いていないのは間違いない。
高速でも安定感はあまり感じられない。

昔々、TZR250に乗っていた。
それと寸法や重量はほとんど同じである。
キャスターやトレールはTZRと同じだが、ホイールベースは10ミリも短い。
かなり割り切っているのだろう。
しかし、スイングアーム短いようだし、前荷重も少なめ。
寸法重量合わせたところで同じようには走れない。

TZRは本気でレースで勝つことを考えていたので、足回りやブレーキ他が全然違う。
値段も倍ぐらいなので、直接比較するのは無理がある。

しかし、ハンドリングにはTZRほどではないが切れがある。
それを求めて購入を決めたのだ。
20年前のこと故に記憶は正確でないかもしれないが、TZRの方がもっときょわっっ!!
と曲がったと思う。
当時は今から思うと異常な時代だったのでそれで商売できたが、今は無理だろう。
今でもその走りは相当なレベルなのだろう。
ともかく、切れがなければすぐに売り飛ばしていた(笑)。
しかし、色んな意味でもっと頑張らなあかん、と思うのは事実。
それでも峠では楽しく走れる。これでエンジンがもっと速ければ…

サスだが、いかにもコストダウンしましたという作り。
仕方ないことだが、もっとうまくできたように思う。
柔らかめのフォークに対して、後はかなりハード。
シートを手で押した感触は車重以上に感じる。
スプリングとダンパー両方締めすぎだろう。
詰めの甘さを感じる。
いや、そこまで仕上げる必要はないと考えているということが正しいような気がする。
カワサキはそう方向性と思う。

9RはC型以降でさほど違いはないと思わせて足回りはかなり違う。
C型は切れがあるにコクがあるようなハンドリングだった。
それが不評だったのか、E型ではソフトに振られている。
とくにフォークスプリングが弱すぎる。
初期が柔らかいスプリングをいずこも使いたがる。
それでブレーキ掛けるとどうなるか。
ホイールの回転はすぐに落ち始めるが、車体はある程度ノーズダイブ落ち着くまで
減速しない。
つまりはブレーキの立ち上がりが遅い。その後急激に効力が立ち上がる。
思ったより立ち上がりが遅いと無意識にさらにレバー引いたりすることもあるのではないか。
弱いスプリングのレートを上げると伸び側ダンパーが弱すぎる。
ブレーキ離すとフォークがすこーんと伸びて曲がるタイミングがつかみづらいのだ。
それはダンパー調整では追いつかず、対策としては本格的にチューンするしかないのだ。
そういうことをオクムラで話していたら、全員そういうと言っていた。

それなら何でそんなセッティングにしとんねん!!と誰でもつっこみを入れるのは当然。
バネはダンパーと違って安いのでなんでそうしとんねんと思う。
そんなことあって、セッティングは今市。
ある程度は買う前からわかっていた。
その辺は改造するという前提となる。
改造前提ではユーザーの負担が大きい。
手間暇金かけずにすむようにメーカーで仕上げておくべきだ。

他にも思うことはある。
その2へ続く。