マイティバック2009年08月11日 21時54分43秒

ブレーキのエア抜きするにはマイティバックが便利である。これを使うまではひたすらスコスコと
手で根気よくやっていたのだ。先日マイティバックの新型?入手した。
ブリーダーにホースを接続し、手動で負圧を発生させてエア抜きをするというものである。
横型マスターならまだしも、ラジアルマスターではエア抜きが困難である。
完全手動では作業困難なのだ。
それ以前からも実は使っていた。

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こちらが以前使っていたもの。10年ぐらいになるだろうか。フレームが樹脂製のため
剛性不足でポンピングの感触が気色悪い。ぐにゃぐにゃである。
使っていると、フルードの漏れが気になっていた。
主にはシールの抜けであろうが、フレームの剛性不足からくるのではないか。
バイク屋もこれを使っているが、シール抜けのため何度も買い換えているとのこと。
さすがに商売なので消耗が早いと思われる。俺はそんなに使わないが耐久性については疑問に思っていた。

今度買ったのは金属製である。さすがに樹脂製と比べて耐久性ははるかに優れているだろう。
樹脂製は用品店で結構売っているのだが、金属製は見たことがなかった。
ここで売っているのを見つけたので入手した次第。

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専用ケース付。今まで持っていたのは紙のパッケージのためすぐにボロボロになってしまった。
ケース付とはいっても、ロックがちゃちい。すぐに甘くなりそうだ。

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セットの内容はこんな感じ。負圧だけではなく、加圧も可能なためか色んな先端アダプター付属している。

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本体には加圧と負圧切替レバー付。アルミダイキャストのため樹脂製とは違い、
ずしっとした重量感がある。

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圧力計も付いている。加圧、負圧両方当然対応している。
圧力計あると意外と便利。負圧発生させたつもりでも実は発生していなかったなんてことがわかるのだ。
しかし、圧力計の固定はベータピンだけなのでクルクル回ってしまうのだ。
回るのはかまわないが、回転に節操感がないのだ。作業中に見える位置にしても
気づいたら反対を向いたりする(笑)。もっとかちっとした方がよい。
Oリングでシールされているので当然ここより漏れは発生しない。

エア抜きには実に便利なのだが、負圧方式には弱点がある。

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それはブリーダーとホース、あるいはブリーダーとキャリパーの隙間からエアを吸ってしまうことなのだ。
写真ではブリーダーとホースの隙間からエアを吸わないようタイラップで縛っているがあまり
効果はない。ブリーダーを締めていても圧力計の針がみるみる下がっていのがわかるのだ。
ブリーダー締めた状態でホース内にエアがプクプク出ているのが見えるしな。
つまりはエア抜き完了していてもいつまでもエアがホース内に見えるのでまだ終わっていない
と思ってフルードを無用に使ってしまうのである。レバーの感触では終わっているとは
思うがホース内にエアが見えるとまだ終わっていないように思うのだ。
今後対策を考えんとあかんな。タイラップよりワイヤツイスターで縛るのがいいかもしれない。